金魚の街で
ツクツクボウシの声が聞こえてくるようになりました。
立秋を過ぎると、厳しい暑さが少し落ち着いて、お日様の光も和らいできたように思います。
今回の癒し絵は、水面に映るキラキラとしたお日様の光と戯れるように、ゆらゆらと泳ぐ、仲良しこよしの金魚ちゃん😊
顔彩と金色ボールペンを組み合わせて、明るいイラスト風に描いてみました。
みんなのフォトギャラリーにも登録しますので、「癒し絵」・「仄香」で検索してみてくださいね🐰
それから・・・
ここから先は、夏の思い出のエピソードを綴っているんですが、いつもより長くなってしまいました💦
お忙しい方は、ゆっくりされている時にでも読んでくださいね。
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10年以上前、度々関西方面へ出掛けることがあり、その時仲良くなった友人がいました。
性格はまるで違うのに不思議と気が合って、ずっと話していても飽きないのです。
毎日のように電話やメールでやりとりしてたので、コテコテの関西弁がうつってしまったくらいでした。
一度だけ、遊びに来てくれたんです。
当時熊本に住んでいた両親にも挨拶したいというので、金魚で有名な小さな田舎町の駅で待ち合わせ。
七夕を過ぎていましたが、構内には沢山の短冊で彩られた笹の枝が飾られていました。
気持ちの良い青空が広がる昼下がり。
改札口から出てきた友人は、旅行鞄と一緒に潰れた紙袋を提げてました。
行きがけに梅田かどこかのお店に立ち寄って、両親に渡す手土産を買い求めたのだそうで。
・・・車内が混雑していて揉みくちゃにされた。
ばつが悪そうに笑いながら紙袋から取り出した菓子折りは、何とか無事でした。
金魚の街は、行き交う車も人の姿もほとんどなくて、とても静か。
誰もいない公園で、羽が生えたみたいに飛び回って楽しく遊んだり。
ホテルの御飯もとても美味しくて、何杯もお代わりしちゃって。
子どもの様にはしゃぎ回ってました。
夜になると、部屋の外は灯り一つ見えない真っ暗な闇に包まれて、玄関先に置かれたベンチのところだけが、ぼうっと明るく浮かび上がります。
ベンチに並んで座っていると、どこからともなく聞こえてくる蛙や虫達の声。
時間がどこまでも広がっていく世界を、二人で一緒に眺めていました。

状況は常に変化していくものです。
管理の仕事をしていて大変だったんでしょうね。
呼び出しがあるかもしれないと、会社から渡された携帯電話をいつも胸ポケットに入れてましたから。
旧社会システムに縛られてしまった友人の表情は、どんどん固くなっていきました。
連絡しても通じないことが多くなり、とうとう音信不通になってしまったのです。
気持ちを切り替えることは得意なはずなのに、この時ばかりは立ち直るまでにかなり時間を要しました。

それから月日は流れ、金魚の街の思い出も明るい過去時間へと変わった頃。
ある朝目覚めた時、枕元でコトッ、と音がしたんです。
それは、感覚的に受け取ったお知らせでした。
何故か思い浮かぶのは友人のこと。
その頃、コロナ禍に入った世の中は大混乱の最中にありました。
外回りであちこち移動していたようでしたから、心の片隅で心配していたんです。
もしかして、と意識を合わせると、ああ、やっぱり。
イメージが降って来るのと同時に、友人の想いもフッと伝わってきました。
これまで生きてきた時間の旅を終えた時、いろいろと気づかされたこともあったのでしょう。
悲しそうに沈んでましたが淡々としていました。
ひたすら上を目指していたら、いつの間にか本当の気持ちが分からなくなってしまったのだそうです。
目の前の物事に囚われて、大切なことが見えなくなってしまってたんでしょうね。
・・・どうしても会いたかったんだ。
ぽつりと友人は呟いたのでした。
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はっきりと覚えていないんですが、友人の誕生日は8月のちょうどこの時期だったと記憶しています。
今回綴ることにしたのも、何かしらタイミングを感じたからなのかもしれません。
短い時間だったけれど、ご縁に感謝。
一緒に過ごして、とても楽しかったんだもの。
いつかきっとどこかで、また会えると信じています😊
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