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欧州式に動いたFIFA/DAZNと米国式に徹したMLB/Netflix

前回記事はこちら

先日、2026北中米ワールドカップの放送局が発表された。

日本側の放映権獲得交渉は2020(2021?)東京五輪の一件から一時期電通が外され、不慣れな博報堂中心で動いているという報道もあったが結局頓挫。最近になって電通が復帰した。
その結果、日本代表のグループリーグ3試合はNHKが2試合、日本テレビが1試合という運びになったのだそう。


DAZNへの批判と対策

カタール大会の放送/配信状況

特筆すべきはDAZNの配信である。
先日のWBC地上波放送なしNetflix独占配信の一件を待たずして、ワールドカップに関してはこの頃から放映権の高騰は既に顕在化していた。
前回の2022カタールワールドカップは、放送がNHK、テレビ朝日、フジテレビ、配信がABEMAという構成だったが、ABEMAが全64試合を無料配信を決めたときには、当時のJFA会長である田嶋幸三も謝意を示した。

DAZNの台頭とアウェー戦の地上波消滅

突如現れた藤田晋という救世主によってピンチを乗り切ったJFAであったが、救世主が二度現れることはなかった。
今大会のアジア予選に関しては、ホーム戦は地上波での放送はあったものの、アウェー戦については当初地上波なしDAZNでの有料配信のみという状況であった。これには当然、DAZNへの批判が集まることになる。
恐らくこれは日本の特殊な事情というか、シンプルに外資に対するアレルギーがあったと考えている。200年以上も鎖国していた国なのだから無理もない。

DAZNの軟化と変遷

会長が田嶋からバットマンこと宮本恒靖に変わったJFAも、この状況を指をくわえて見ていたわけではなく、継続的に働きかけた。
その結果、DAZNは日本代表の試合のみ無料配信という異例の措置に踏み切ったのだ。

筆者はGoogleアカウントでログインした記憶があるが、ちゃんと見れた。
DAZNではプロ野球も見られるのだが、あいにく筆者は12球団の中で唯一ホームゲームが見られない赤い球団のファンをやっているので、課金する気になれなかったのだ。しかも値上げに次ぐ値上げでなかなかお値段が可愛くない。
ところが、初めてログインしてみると気づくこともある。

そもそも無料で見れるコンテンツも結構あるのだ。

以下、参考記事

代表戦を無料で見せても収益を出せるようなシステムを構築していたというのだ。

DAZNの日本でのサービス開始から10年、すっかりこの円安に飼い慣らされた国民に寄り添う体制を構築していた…!

2026年 もうひとつの大イベント

米国資本らしいNetflixの一貫した対応

2026年最初の大きなスポーツイベントといえばミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックWBCですね。
(※筆者はスノボかじる程度には冬季五輪が好きです)

きっと次回も放送させてくれるだろうとのんびり高を括っていた読売新聞を筆頭とした日本サイドを出し抜く形で、Netflixが放映(配信)権を獲得したというのは以前触れたとおりである。へっぽこ日本円では全く太刀打ちできなかったようだ。

その後3ヶ月が経過したが、地上波解禁するという情報は一向に聞こえてこない。
どうやら本国ではFOX Sportsで中継されるのとは異なり、中継はNetflix一本と考えた方が良さそうだ。
まあ筆者はベネフィット・ワンのNetflix加入してるのでさほど困らないのだが…。

唯一の変化: ラジオ中継解禁

但しラジオに関してはOKのようだ。
2025年12月に入り、ニッポン放送のラジオ中継が決まった。

これについてはまだ不明瞭な点があるので注意が必要だ。
・radikoでの配信はあるのか
・LFでの中継はNRN系全国ネットなのか、あるいは関東ローカルなのか (※続報あったので後述)
このあたりに触れているコメントも情報もほとんどないので、実際に始まってみないと何とも言えない。
LFはサッカー中継の実績も多いが、radikoでの配信はなかったと記憶しているので、こちらはあまり期待できないと筆者は考えている。
ネット局に中継するかも何とも言えない。サッカー中継は基本関東ローカルだったと記憶しているが、同じフジサンケイグループである文化放送での箱根駅伝中継なんかは地方局でもネットされているので、もしかするとワンチャンあるのかもしれないが、それでもなお流動的と言わざるを得ない。

2026年2月5日追記

LFのWBC中継は全国ネットとなりそうです。radikoはやるのかな…?
個人的に大阪のMBSとABCが同じLFのショウアップナイターを試合ごとに平等に分け分けしてるのと、札幌や仙台、東海や九州沖縄のように一蓮托生みたいな局もあったりと、地域ごとに特色出てて面白いなと。
但し、1県に民放AM1局のところで試合が歯抜けになってるところはどうするのかな…もしかしてQR受けになるのかなというマニア目線でした。

2026年1月23日追記

文化放送も生中継するようです。やはりラジオはOKなのかな。
てかLFにしろQRにしろ、箱根駅伝みたいに中継映像を見ながら実況するのかしらと素朴な疑問。

DAZNとNetflixの違い

DAZNは当初批判されながらも日本市場へ適応し、今回代表戦に限り無料開放したことは評価に値するだろう。
しかしながらDAZNがNetflixと決定的に違うのは、筆者としては「欧州主導か米国主導か」の違いに尽きると考えている。
そもそも「欧米」という言葉自体がかなり雑な括りなのだ。欧州と米国は結構違う。というか米国は結構特殊だと思う。

DAZN黎明期

DAZNは当初の資本こそ米国であるが、サービス自体は2016年8月にドイツ、オーストリア、スイスといった欧州の国から始まった。
現在の本社も英国のロンドンにある。
つまり、DAZNは最初から欧州方式である。
ちなみに日本ではその約2週間後のサービス開始であり、かなり早い部類に入る。
以前触れたUniversal Accessの概念も元々は欧州発祥である。受信料制度も元々は英国のBBCをモデルにしている。
賛否両論あるのは承知であるが、スクランブル化してしまうと、貧富の格差と情報の格差が比例して、情報弱者はあっという間に養分化してしまうのが目に見えるので、受信料制度は容認しているのが筆者の持論だ。

Netflix黎明期

Netflixの始まりは、日本でいうTSUTAYAみたいなもんである。
元々はシリコンバレーのレンタルDVD会社が、配信サービスへ移行したのが現在のNetflixの原型である。

放送でいえば旧来の3大ネットワークであるABC/NBC/CBSに加え、2000年代以降に台頭してきた右派のFOXが食いこんで来ており、今回2期目に突入したドナルド・トランプ大統領の熱烈な支持層としてその地位を押し上げてきたのは皆さんもご存知であろう。
ここまで読んで、米国にはいわゆる公共放送ポジ(NHKやBBC)が無いことに気づくだろう。非商業系のPBSなどがあるが、いずれにせよ小規模だ。
(※米政府系のメディアといえばここ数年は、上下じょうか両院のねじれ国会によりつなぎ予算が成立せず、在日米軍向け放送のAFNなどが停止するのが定期イベ化している)

つまり、米国自体がUniversal Accessの概念がかなり薄いのだ。
米国はその辺ドライというかネオリベ的というか、割と金さえあれば何でも良いみたいなところがあるように感じる。
NHKのように全国にあまねく届ける努力義務がないので、米国の人里離れた田舎には割と普通に「情報砂漠」のような場所が存在する。

やはり米国は公共放送の概念が薄い(2026年1月8日追記)

米国の公共放送機構(CPB)が解散した。以下の記事がわかりやすい。

昨年夏の時点で、連邦資金提供の打ち切りに関する法案に大統領が署名していたため、既定路線ではあったようだ。
これによりPBS (テレビ)/NPR (ラジオ)が即座に停波に追い込まれることはないようだが、先述の情報砂漠のような地域にとっては影響は決して小さくないだろう。

利害が一致したFIFAとトランプ大統領

FIFAの米国/中国戦略

FIFAワールドカップの出場国は、1998フランス大会から前回のカタール大会まで32ヶ国であったが、今大会から48ヶ国へ増加した。
これはFIFAの世界戦略が大きく影響している。

ものすごく平たい言い方をすれば、
「米国市場と中国市場を取り込みたい!」
のが本音であろう。

中国サッカー事情

中国においてはかねてより、習近平国家主席がサッカー好きだということだそうだ。代表チームがふがいないのはさておき、ワールドカップ中継にもかなり力を入れている。
これは、2022カタール大会の時期に筆者が当地にて滞在している際の中国中央テレビ(CCTV)の様子だ。これだけでもエース級の女子アナを続々ぶち込んでかなり気合が入ってるのはお分かりだろう。

現地からの中継?
スタジオパート
ピッチリポート

もうお分かりかもしれないが、筆者は前回大会のドイツ戦とスペイン戦を中国から観戦している。
ドイツもスペインも強豪だというのはサッカー好きの中国ニキも当然認識しており、翌朝に一緒になって喜んでくれたのは良い思い出である。
筆者は、自国のサッカー事情に触れられると途端にシュンとする中国サッカーニキがだいぶ好きです。

そんな中で出場国の拡大。中国の名前は今回も見当たらなかった。
64ヶ国まで増えるとされる次回大会にご期待ください。

米国サッカー事情

一方の米国であるが、やはりなんといってもNFL/NBA/NHL/MLBの四大スポーツが有名だ。
サッカーはといえば、米国からするとやはり欧州由来の競技。それに加えサッカーは女子供がやる競技だという偏見も根強い。確かに米国の女子サッカーは土壌を含め世界一だということに異論を挟む余地は無いだろう。

欧州ではfootball: 英語 と呼ばれるこの競技が、米国ではsoccerと呼ばれているのは、NFLと区別するためである。
As "soc" iation(協会式、イングランドのFootball Associationのことだろう) Footballのsocからsoccerとした。
東大や早大のア式蹴球部のアはAssociationのアである。

前回の米国開催は1994年。決勝戦がPK戦に持ち込まれ、当時のイタリア代表のエースであり、世界で一番有名な創価学会員でもあるロベルト・バッジョが盛大に吹かし天を仰ぐシーンを覚えている方も多いだろう。
サッカーの男子代表は国内では人気がないとはいえ、常にベスト8から16あたりは狙える実力があるのはやはり世界一の大国はダテじゃないといったところか。

トランプ大統領とNFLの確執

若き日のドナルド・トランプは実業家であり不動産王として名を馳せていたのはご存知の方も多いだろう。ホーム・アローン2にカメオ出演し、WWEではビンス・マクマホンとやり合ってた頃だ。
筆者はNFLについては明るくないのだが、かつてドナルド・トランプは、何度かNFL球団の買収を試みたがいずれも失敗に終わっている。
米国のスポーツは、前述のネオリベ的発想とはうってかわり、基本的には平等、弱者救済、白黒はっきりする傾向が強い。ウェーバー制などの文化が濃いのも米国ならではである。
ことNFLに関しては、経営姿勢をかなり見られるのだが、当時のトランプ氏が手掛ける事業の中にはギャンブルが含まれていたことがNFL的に相容れなかったようだ。
(平等とか言ってる割にはポジショントークで自分の都合ばかりで絶対謝らないと思ってるのは筆者だけだろうか)
その後、ドナルド・トランプは大統領に就任。1期目はいわゆるBLM(Black Lives Matter、黒人の命も大事だよ)運動の真っ最中であった。
四大スポーツの中でもこと更に人種差別に厳しいNFL。黒人選手を中心に膝を立てて国歌斉唱をせず抗議する姿を憶えている方も多いだろう。
白人男性のヒルビリーエレジーをすくい上げることで大統領に就任したトランプ大統領とは当然食い合わせが悪すぎる。
またしてもNFLとトランプは反目しあったのだ。

以下、参考記事

サッカー側の歩み寄り

白黒つけるのが好きな米国に対し、ディエゴの神の手に代表されるナアナア文化。野球などに代表される間(ま)の文化と、試合の流れを止めないことを重んじる欧州の文化。

FIFAも米国市場を取り込むために、これらのすれ違いを解消するべく、ある取り組みを行なった。
近代サッカーの大きな変更点といえばなんといってもVARの導入である。VARによってしきりに試合が中断することで、ここ数年でふざロスことふざけたロスタイムが急増した。
これはFIFAによる米国ファンへの歩み寄りの結果と言って差し支えないだろう。

さらにはMLS(Major League Soccer)のプレゼンスも大きくなっている。
米国と欧州サッカー界の接触といえばデビッド・ベッカムと元スパイス・ガールズのビクトリアの結婚まで遡る。

近年ではリオネル・メッシの加入は言わずもがな、欧州で活躍した一流選手たちが続々とセカンドキャリアとして北米の地を選んでいる。

近年、MLBでもファン層の高齢化が囁かれている。多数は50代男性なんだそう。民主党のオバマ政権下において米国でのサッカーの存在感が上昇した時期があり、既存のスポーツの高齢化に伴いサッカーが米国で5番目に人気の競技に食い込むかもという予想もあったが、共和党のトランプ大統領就任でその傾向は一度は停滞、あるいは退行すると目されていた。

FIFAの接近

その頃FIFAでは、汚職事件で失脚したゼップ・ブラッターに代わり、スイスの弁護士であるジャンニ・インファンティーノが会長に就任する。
野心家のインファンティーノ政権下において、FIFAは米中の取り込みに熱心なようである。
先日、米国で行われた組み合わせ抽選会の中で、突如降って湧いたような「FIFA平和賞」なる賞の表彰が行われた。第1回の受賞者は他でもない、ドナルド・トランプ大統領だ。

国内、しかもとりわけ米国の象徴たるNFLと喧嘩しているトランプにとってはまさに渡りに船である。

サッカーが米国五大スポーツの一角に食い込むのは、案外保守政権下なのかも知れない。

FIFAと対照的なMLB

その政治的中立の点において上の記事で批判されているが、FIFA (𝘍𝑒́𝘥𝑒́𝘳𝘢𝘵𝘪𝘰𝘯 𝘪𝘯𝘵𝘦𝘳𝘯𝘢𝘵𝘪𝘰𝘯𝘢𝘭𝘦 𝘥𝘦 𝘧𝘰𝘰𝘵𝘣𝘢𝘭𝘭 𝘢𝘴𝘴𝘰𝘤𝘪𝘢𝘵𝘪𝘰𝘯: 仏語, 国際サッカー連盟)はやはり国際組織である。
「我々こそフットボール(サッカーとラグビー)の母国だ」として連合王国ごとの加盟という我儘が例外的に許されている英国4連盟を除き、基本的には1ヶ国/1地域に1連盟が原則である。
要は英国以外はIOCと似たような感じという理解で差し支えない。

日本でまあ野球は好きという人でも、やれWBCやらやれプレミア12やらやれ五輪やら大会が乱立しすぎて、結局どの国際大会がどういう立ち位置なのかというのは正確に把握している人はあまり多くないのかもしれない。
基本的には下記の認識で問題ない…はずである(汗)
・WBC - MLB主催
・プレミア12 - WBSC (世界野球ソフトボール連盟)主催
・五輪 - IOC主催

つまり、FIFAワールドカップの野球における立ち位置の大会は本来プレミア12になる…はずなんだが、そこには米国の内向きな姿勢が絡んでいる。

そもそも最初からすべて一方的に決めてきた米国

MLBの優勝チームを決める大会は"World Series"と呼ばれているが、これは裏を返せば「野球やらせたら俺らが世界一に決まってんだから、世界大会なんかやるまでもない」というスタンスが透けて見える。

WBCは今でこそ最多優勝しちゃった日本側が前のめりになっているが、当初はむしろ逆だった。
1990年から2000年代にかけて急激に国際化が進んだことに伴い、当時のMLBコミッショナーが突如開催を宣言したのがWBCの始まりである。
米国の言うことなので当然MLBに都合の良い利益配分になっており、その上、米国の犬であるはずの日本は、米国と犬猿の仲であるキューバとともに仲間外れにされた状態で、MLBは一方的に開催宣言を行ったのだ。
当然NPBや選手会はこれに反発するが、「日本が不参加で大会失敗したら補償しろ」「参加しなかったらお前ら孤立するけどそれでも良いのか」と散々脅しを掛けられた末、しぶしぶ参加を表明している。
そんな経緯で立ち上がったいわくつきの大会を、今やハミられた側が「お前ら本気で勝負しろ!」なんて自ら欲しているんだから、何とも皮肉なものである。

Universal Accessどころか最初からMLBがinitiative握ってるんだから、「日本の地上波でやってくれないなんて扱いが酷い!馬鹿にされてる!もう大谷出場辞退しろ!」なんて息巻いたところで、彼らには一切響くわけがないのだ。

WBCの国内人気の高まり

当初は一方的に押し付けられた大会が、世界的に見るとここまで局地的に沸騰することになったのは、筆者はひとえに
思いのほか勝てちゃったこと
・思いのほかドラマが起きたこと
・テレビのお陰
だと思っている。
なお、上2つに関してはもはや周知の事実なのでここでは割愛させていただく。

第1回は2006年3月に開催されたが、当時の筆者は進学のため県外へ転居するタイミングであったため、雰囲気はよく憶えている。
大会開催直前に荒川静香のイナバウアーでお馴染みのトリノオリンピック、その数ヶ月後にはサッカードイツワールドカップが控えるちょうど隙間のような時期で、開催前は野球ファン以外はさほど盛り上がっていなかったと思われる。

開催地は東京ドームを除くと基本的には米国と米領プエルトリコ。
一見時差がきついように見えるが、試合開催時間が味方した。
大会が進むにつれ、米国orプエルトリコ開催のみになるのだが、これは日本時間だと、未明ではない早朝~昼過ぎにあたる。
この時代のこの時間は一般的に生放送のワイドショーが放送されている。
つまり、中継担当局以外の裏のチャンネルで野球を応援するという現象が起こるのだ。これは収録であるバラエティではまずありえない。
地上波のテレビがみんな揃ってうちなんか見なくて良いから今はみんなで野球応援しようよ!ってムードになっていた。
それに応えるように、薄氷の上を歩くような展開と、水島新司先生でも描けないような劇的な試合の連続で野球日本代表は次々と勝ち上がっていく。

そしてその結果、3月21日に日本テレビ系列で放送された決勝戦の視聴率は、平均で34~49%、瞬間では46~61%にまで達した。
3月21日は春分の日で休みであり、それも味方したのだ。

このときの成功体験を胸に第2回も優勝し連覇を果たすのだが、第1回のときと比べてもナショナリズムの要素が被せられていて、個人的には少し居心地が悪かったのを憶えている。

その後10年以上WBCを勝てない時期が続くが、2023年に久しぶりの優勝を果たす。皆さんもご存じの大谷vトラウトの大会である。
その頃の日本のニュースといえば現在も続く、大リーグドジャースの大谷翔平選手の連呼…。

つまり何につけても、日本におけるWBCの価値というのはひとえにメディアが育てて膨らませたものである。
今回Netflixに出し抜かれたときも、野球ファンというより、野球日本代表しか見ないファンやメディア関係者ばかりがご立腹だったのも無理もない。
だって、勝手に押し付けられて自分たちが頑張って盛り上げて育ててきた大会が、また勝手な都合で奪われるんだから。

結び

2025年はオールドメディアなんていう言葉が流行した通り(筆者はあまりこの言葉が好きではないが)、後の時代に振り返ったときに転換点とされる年になるのは間違いないだろう。
こと今回のWBC地上波消滅の件に関しては、日本側からの目線で語られることはあれど、もっと大きな世界的な力学からの観点の考察がなかったことから、今回筆を執ってみた次第である。
もちろん、へっぽこ日本円による放映権獲得の難化についてはいちスポーツ好きとして憂慮しているが、一方でパリオリンピックや東京世界陸上でも行われたようなネット同時配信の取り組みは、見たい競技の多様化や系列の壁を越えるという観点からも評価されてしかるべきだろう。

次回記事はこちら

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