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「困らなかった」から使わなかった。薬局薬剤師と腎機能評価の話~「タマナビ」リリース夜明け前~

「薬局薬剤師は腎機能評価をしない。」

そんな言葉を聞くことがありますにゃん。

でも実際はちょっと違うにゃん。

「使わなかった」のではなく、「使う機会がなかった」

それが本当のところにゃん。


検査値を見る環境がなかった🐾


腎臓先生が「なぜ今まで腎機能評価の計算機を使わなかったの?」と聞いてきたにゃん。

「普段使わなくても仕事ができていたからにゃん。」

うんうんと、腎臓先生はうなづいていたにゃん。

これまで多くの処方箋には検査値が記載されていませんでした。

薬局は受診の後、最後に訪れる医療提供の場所。
みんな長い時間待ちくたびれて、なるべく早く帰りたい。

そんな中で、まれに患者さんが検査結果を持参することがあっても、話題になるのは先生に指摘された血糖値やHbA1c、中性脂肪やコレステロールの数値

早く帰りたい患者さんには自身が気にしている数字の説明を求められることはあっても、その他のお話をゆっくりする機会があまりない。

そんななか、薬局薬剤師からは腎機能までのお話をする機会は本当に限られていましたにゃ。

それに、


そもそも見るためのデータがなかったにゃん。


データがなければ計算機があっても使えませんし、そもそも計算することができません。

困らなかったのではなく、気づかなかった🐾


「腎機能の計算機使わないの?」という腎臓先生のセリフから、さらに振り返ってみると、こんな風に感じていたことに気づいたにゃん。

「そういえば…。困ったことがなかったにゃ。」

でも、それって本当にそうなのかしら。


実際には、腎機能低下による副作用や薬剤性腎障害、投与量調整不足などの問題は日常診療の中で起きています。

ただ、それが見えていなかっただけかもしれません。

患者さんが入院して初めて気づく。

思わぬ転帰をたどって初めて原因が分かる。

病院へ入院した、またはしていたと後から聞いて、初めて振り返る。

そんな経験は誰にでもあるじゃないかにゃ?

「困らなかった」のではなく、「気づく機会がなかった」

そう考えると、見え方が変わってくるにゃん。

マイナ保険証が変える未来🐾


現在、マイナ保険証を利用すると健診データを確認できるようになりましたにゃん。

もちろん課題もあるにゃん。

マイナで見られる検査値は健診時のデータなので最新ではありません
それに、データの反映には時間がかかります。

薬剤師が本当に欲しいリアルタイムの検査値とは違います。

それでも、監査の段階で何も見えない状態と、ひとつでも数字が見える状態では大きな差があります。

eGFRが分かる。
血清クレアチニンが分かる。
過去の推移が分かる。

たったそれだけで、薬剤師の視点は大きく変わります。

「この薬は減量が必要かもしれない。」
「高齢だから大丈夫ではなく、腎機能を確認しよう。」

そんな気づきが生まれます。

その気づきがあれば…。監査の質は確実に変わるのです。

知らないだけだった🐾


今回の腎臓先生との会話で一番印象に残ったのは、

「先生に質問されるまで自分では気づかなかった。」

ということにゃん。

腎機能評価をしない薬剤師なのではない。
関心がない薬剤師なのでもない。

知らなかっただけ。
触れる機会がなかっただけ。


だからこそ、これからは変われるにゃん。

マイナ保険証や検査値付き処方箋の普及によって、薬局薬剤師が患者さんの検査値に触れる機会は確実に増えていきますにゃん。

今まで見えなかったものが見えるようになる。
分からないことが、分かるようになる。

この時、薬剤師の可能性はさらに広がります。

保険の加算からも薬剤師の役割を考える🐾

ある業務に対して診療報酬上の加算が維持されているという事実は、その業務=能力・役割を薬剤師に発揮してほしい、という国(保険者)の公式メッセージと捉えることができるにゃ。

このうち、タマコが話す、腎機能評価を含めた薬学的管理をすることでも、加算を算定できることがあるにゃ。それを以下に書いていくにゃ。

1、2、3と3つあります。

この中で薬剤師発信の服薬情報提供料2について掘り下げるにゃん。

提供先によりイロハが分かれます。


①服薬情報提供料2 (トレーシングレポート)加算【20点】

患者さんから得た情報や服薬状況を報告し、その情報が薬物療法の適正化につながる場合算定できる加算です。

②薬学的有害事象等防止加算【50点】

薬剤師が副作用や有害事象を発見し、医師へ情報提供した結果、処方変更や中止につながった場合に算定できます。

外来患者では原則、ハとニを算定することになるにゃん。

たとえば腎機能に応じた投与量の調整なんかはココに入るにゃん。

これは患者さんの安全を守ることにもなるし、薬局のメリットにもあるしお互いWIN-WINにゃん🐾ぜひ、皆さんに気づいてほしいところにゃん🐾


薬を渡すだけではなく、患者さんの未来を守るために数字を読む。
その第一歩が、今始まろうとしているにゃん。

「タマナビ」リリース。もうすぐそこまで来ているにゃん🐾

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