【千葉】海と温泉、2泊3日の旅|看護師の心がほどける休日
7月のある日、2泊3日で千葉へ行ってきました。
精神科の看護師として働いていると、「休むこと」の大切さを毎日のように人に伝えています。でも自分のこととなると、意外とちゃんと休めていない。だから今回の旅のテーマは、はっきり決めていました。
なにもしない時間を、ちゃんとつくる。
1日目:海を、ただ眺める
向かったのは鴨川方面。途中でジビエ料理のお店に立ち寄ったら、かわいい鹿のTシャツを見つけてしまい、思わず購入。旅先の買い物って、どうしてあんなに気が大きくなるんでしょうね。でも、こういう「ちょっとした無駄づかい」こそ、旅の楽しさだと思っています。
宿に着いてから、まず海へ。
なにをするでもなく、ただ波の音を聞きながら、ぼんやり海を眺めました。寄せては返す波のリズムって、不思議と呼吸が深くなるんです。スマホも見ない。時間も気にしない。それだけのことが、家ではなかなかできない。

夜は海鮮づくし。口コミの評価が高い宿でしたが、評判どおり——いや、それ以上でした。特に舟盛りは見た瞬間に声が出るほど。ビールから日本酒に切り替えて、ゆっくりいただきました。

お風呂は温泉が数カ所あって、湯めぐりができるつくり。熱すぎず、ぬるすぎず、ちょうどいい湯加減で、長湯してもくたびれない。波の音と、湯気と、おいしいお酒。1日目にして、肩の力がすっかり抜けていました。
2日目:予定が崩れた日ほど、旅はやさしい
朝は道の駅へ。海鮮を買い込み、試食させてもらったアオサが素晴らしくて、これもお土産に。試食って、罪のない幸せですよね。
そのあと、実は鯛釣りの船を予約しようとしていたんです。ところがこの日は波が高くて、あえなくキャンセル。
以前の私なら、ここで少しがっかりを引きずっていたと思います。でも旅先では、崩れた予定の隙間に、思いがけないものが入ってくる。
近くに蜂蜜の工場があると知って、見学へ。売り場でお気に入りの蜂蜜を見つけて購入しました。釣りに出ていたら、この蜂蜜には出会えていない。予定どおりにいかなかった日のほうが、記憶に残る——旅って、そういうものかもしれません。

2日目の宿は、養老渓谷のほうへ。近くの廃校の跡地に無印良品のお店があって、ここでも少し買い物。廃校とお店の組み合わせが、なんだか良いんです。
宿は、早めのチェックインにも快く応じてくださって、スタッフの方の対応が本当に気持ちよかった。建物は外観も中も素晴らしく、温泉も料理も別格。「また来たい」ではなく「帰りたくない」と思う宿でした。
そしてこの日は、うれしいことがもうひとつ。遠くに住む昔からの友人が、わざわざお土産を持って宿まで会いに来てくれたのです。何年経っていても、会えば一瞬で昔に戻れる。旅先での再会は、どんな景色よりも心に残るものですね。

帰り道に考えたこと
精神科で16年働いてきて、心が疲れている人にたくさん出会ってきました。その経験から言えるのは、心の回復に必要なのは、特別なことではないということです。
・ただ波の音を聞く時間
・おいしいものを、ゆっくり食べること
・予定が崩れても「まあいいか」と手放してみること
・なつかしい人と、少しの時間でも顔を合わせること
今回の旅には、その全部がありました。
釣り船はキャンセルになったけれど、そのおかげで蜂蜜に出会えた。予定を手放した先に、ちゃんと良いことが待っていた。これは旅だけじゃなくて、日々の暮らしでも同じだと思うんです。
うまくいかない日は、「別の何かに出会う日」なのかもしれません。
気持ちよく帰宅して、買ってきたアオサをお味噌汁に入れながら、もう次の「なにもしない旅」を考えています。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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看護師をしながら、医療・登山・暮らしのことを綴っています。記事が少しでもお役に立てたら、応援していただけるととても励みになります。いただいたサポートは、次の記事を書く力にさせていただきます😊