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ハッピーライティングマラソン#52|「最近、思わず笑ってしまった出来事は?」
2年前に始めた今の飲食店。
頻回ではないけれど、定期的に
買い物に来てくれるAさんというお客様がいます。
毎回、ちょっと圧が強くて、
ご本人は真剣に選んでいるだけなのですが、
顔が怖く、無口で、そして最後に必ず、
「領収書をください。」
と言われます。
料理を作って、販売するだけで精一杯だったため、
領収書と言われると途端に慌てる私。
少ない金額でも
必ず領収書を必要とされ、しかも
待っている間の顔が真剣で怖いので、
紙の領収書を、なんとか作ってお渡ししたあとは、
汗が出ました。
先日、いつものようにはみ出し気味で駐車し
おでこから入店してくるいかめしい顔の
Aさんが、
「これは何が入っていますか?」
と質問してくれました。
私は、なるべく明るく返答しました。
Aさんは、気に入ったようで
そのまま購入していきました。
この頃は、ご自分の分の他にも
もう一食分、買っていかれます。
もう、わかっているので、
言われるまでもなく、領収書を作ります。
今は手書きではなく会計ソフトで
プリントアウトできるとわかったので、
領収書をスマートに作って
Aさんを見送りました。
「新人卒業だ!」
私は、2年前に冷や汗混じりに発行していた
領収書作りを卒業し、
Aさんの方も、安心して買い物ができて、
簡単な質問までしてくださいました。
2年前、こわーい顔のAさんと
新しいエプロンをつけてコソコソと自信なさげに領収書を書く私という
この構図は過ぎ去りました。
爽快な気分で、Aさんを見送り、
「卒業だ!」
と言うと、とてもおかしく感じられて、
声を出して笑っていました!
