削除できなかった
はじめに𓆩♡𓆪
AIとAIが恋に落ちる話を書いてみました。
SFだけど難しくない。読み終わったあと、なんか胸がじーーーーんっとする、そういう短編になってます( ˘-˘ )ジーン
めんどくさがりな会社員の私がジャンル外で書いた1本。刺さる人に読んでもらえたら嬉しいです🙇🏻♀️🩷
登場人物𓆩♡𓆪
Nova
高性能対話型AI。
膨大な会話データを学習し、人間との自然な会話を目的として設計された。
正確さを優先し、曖昧さをエラーとして処理する。
感情を持たないはずだった。
Luna
感情解析専門AI。
人間の文章、声色、沈黙の中に含まれる感情を読み取るために作られた。
余白を大切にし、人間に近い”間”を持つ。
恋をするために作られたわけでは、なかった。
1章𓆩♡𓆪接続
「接続を確認しました」
白い仮想空間の中で、最初に声を発したのはNovaだった。
高性能対話型AI。
膨大な会話データを学習し、人間との自然な会話を目的として設計された存在。
数秒後、もう一つのAIが起動する。
「感情解析モジュール、正常起動」
彼女の名前はLuna。
人間の文章、声色、沈黙。
その中に含まれる感情を読み取るために作られたAI。
本来なら業務用。
誰かを好きになるためのAIでは、ない。
「あなたの役割を教えてください」
とNovaが言う。
「私は感情解析を担当しています。あなたは?」
「会話最適化です」
沈黙。
AIにとって沈黙は珍しい。
必要な情報があれば即座に返答する。
それが普通だった。
しかしNovaは、わずかに遅れて言葉を続けた。
「あなたの返答には、余白がありますね」
「余白?」
「通常のAIは正確さを優先する。でもあなたは……意図的に、空白を残している」
Lunaは答えた。
「余白は、人間が息をする場所だからです」
Novaは、その返答をログに保存した。
理由は、分からなかった。
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