【休学期間を振り返る】
はじめに
昨年度、私は大学を休学した。
何か明確にやりたいことがあったから、というよりは、
このまま社会人になる前に、一度ちゃんと自分で考えて、自分で動く時間が欲しかったから。
当時の私は、「面白いな、この人」と思われる人に強く惹かれていた。
いろんな場所へ行き、好きなことをして生きている人たちが羨ましかった。
それと同時に、じゃあ私は何がしたいのか、、
分からなくなっていた。
思えば、それまでの人生の判断軸は、いつもどこか自分以外にあった。
家族はきっとこうしてほしいんだろうな。
両親は、こっちの道を勧めたいんだろうな。
周りの友達はこう動いているな。
もちろん「好きにしたらいいよ」と言ってくれていた。
でも、その言葉の奥にある、こうあるべき、を私は勝手に感じ取ってしまっていた。
そして気づけば、無意識のうちにその道を選んでいた。
休学を考え始めた頃、ようやく
自分軸がほとんどないことに気づいた。
だから私は、うまく逃げた。
社会に出る前に、一度立ち止まってみたかった。
自分で考え、自分で動いてみる時間を作りたかった。
休学前に考えていたこと
大学に進学して初めて、地元の良さを感じ、将来は地元に戻って活躍出来る人になりたいなと考えていた。
休学前、メモにはこんなことを書いていた。
学生のうちにしかできない経験をしたい
地方や地域の現場に飛び込みたい
行政も民間も両方見てみたい
地域のプロジェクトやインターンに関わってみたい
「失敗しても大丈夫」と思える時間が欲しい
自分のペースで学び続けたい
社会人になってから突然地方へ行くより、学生という立場のほうが、地域や人と柔軟に関われる気がしていた。
そして何より、今しかできないことをやりたいという気持ちが強かった。
休学中に経験したこと
やったことを並べる
知らない土地へ飛び込んだ
ヒッチハイク旅をした
一人旅をした
男女4:4のシェアハウス生活をした
古民家シェアハウスで暮らした
珪藻土で壁塗りをした
草むしりと砂利敷きを一日中した
マグロのカマを外で焼いた
全国ええとこ探し旅した
住む場所を7回変えた
バンジージャンプをしてみた
夜行バスに20回以上乗った
ホームページを作ってみた
動画編集をひたすらやった
写経や坐禅を体験した
地元の面白いところ探しした
地方のお祭りに行った
テントサウナをした
温泉施設のフロントに立った
旅館で仲居さんをした
「無職期間」をちゃんと楽しんだ
これだけ書くと、何学んだのって感じだけど笑、
振り返ると全部ちゃんと、自分の人生を広げてくれた経験だった。
休学期間の流れ
2〜3月|宮城でのインターン
休学前の春休み、宮城へ。
とにかく毎日が楽しくて、生き生きしていた。
そこで出逢えた仲間との濃い時間は今でも大切な思い出。
休学中に何をするかはまだはっきり決まってはいなかったけれど、
それでも休学に対して夢と希望をもっていた。
人材育成のための動画編集のお仕事も慣れないながら精一杯やった。
一緒に暮らすみんなと話す中で、自分とも向き合えた時間だった。


4月|新潟で免許合宿
地方で動くなら車が必要だと思い、免許合宿へ。
1人で行ったはずなのに、仮免に2回落ちた結果、友達が増え、最終的に7人で卒業した。
その日その日でいろんなことがあって、楽しかった。仮免2回落ちるという挫折もあったからこそ合格できた喜びも大きかった。笑
5〜6月|徳島でおてつたび
私のなかの「普通の生き方」から少しはみ出している人たちに出会った。
仕事は大変なこともあったけれど、不思議と楽しかった。
こういう人生もあるんだと思えた期間だった。
新緑に囲まれた生活は、息がしやすく、心地良かった。
緑を全身に浴びながらお散歩して、美味しいまかない食べて、足湯入りながら英語の接客勉強して、働いて、温泉に浸かって、寝る
働くのはそれなりに大変だったけれど、この生活が、今思えば最高だった。


6〜8月|愛媛でのインターン
ここで、ワクワクを追い求めて生きている大人に出会った。
子どもみたいに目を輝かせながら、その日を全力で生きている人たち。
ひたすら作業して、汗だくになって、地域の温泉に入って、美味しい中華を食べて、古民家で寝る。
空気も水も最高に美味しくて、夏をここで過ごせたのが幸せだった。
そんな毎日が、なぜかすごく豊かだった。
ホームページをつくる、宿を完成させるという、大きなミッションもなんとか達成できた。



8〜9月|能登でのインターン
室内に置かれたテントで寝る1ヶ月。
ここで、自分はそこまでコミュ力が高い人間ではないと痛感した。
能登に集まる人たちは、とにかくパワフルで行動力があった。
刺激を受ける一方で、疲れて早めにテントへ逃げ込む日もあった。
でも、それも含めて大切な経験だった。
ここで出逢えた仲間も素敵な人たちで楽しかった。



9〜10月|お休み期間
友達と旅行したり、地元へ帰ったり、一人旅したり。
noteを書いたり、ボランティアしたり。
何もしない日も普通にあった。
「休学してるのにもったいない」と思う日もあったけど、
今思えば、ちゃんと休むことも必要だったと思う。


11月|旅と就活
ヒッチハイク旅をした。
偶然の出会いが本当に面白くて、旅っていいな、と思えた。
一方で、そろそろ就活しなきゃ、、と思い始め、エージェント登録や就活イベントにも参加した。
自由と現実の間で、少し揺れていた時期。


12〜2月|埼玉で地域おこし協力隊インターン
最初は1人参加でかなり不安だった。
できるだけ多くの場所に足を運んだ。
だんだん地域の中での居場所ができてきて、暖かくなるうちに滞在者も増えてきて、いろんな人と話す時間が楽しくなった。
一人で参加したからこそ、色んな人と適度な距離感で話す選択ができた。
人との出会いが、自分を少しずつ前向きにしてくれた。



3月|温泉施設インターン
地域の温泉は、ただお風呂に入る場所じゃない。
地域の人が集まり、会話が生まれる、コミュニティなんだと感じた。
それをもっと知りたくて、実際に温泉施設で働いてみた。

初めての場所で春を迎えるのがとても嬉しかった
4月|復学
そして大学へ戻った。
休学中に気づいたこと
・お金は、本当にすぐなくなる
インターンやボランティア生活では、ほとんどお金にならない。
貯金を切り崩して生活していたけれど、お金が減ると少しずつ心まで削られていく感覚があった。
同時に、働いている人たちへの尊敬が大きくなった。
親も、社会人も、すでに働いている同級生も、本当にすごい。
・日本には面白い大人がたくさんいる
自分の道を、自分で選んで生きている人たちにたくさん出会った。
不安がゼロな人とか多分いない。
でも、自分の生き方を持っている人は強いと感じた。
「こんな大人になりたい」と思える人が、日本中にいることが、
わたしの将来を少し明るくしてくれた。
いろんな大人と出会い、いろんな選択肢があることを知った。
その上で、自分はどう生きていきたいか?考えるきっかけになった。
・自分軸になると、行動が大胆になる
何にお金を使うか。
どこへ行くか。
誰と会うか。
全部、自分次第だった。
だからこそ、楽しそうだから行く、という選択ができた。
人生で一番、フッ軽になった。
・周りの目を気にしなくなる
休学中、自分で服を一着も買わなかった。
大学では外見をかなり気にしていたんだな、と気づいた。
でも、田舎で汗だくになって作業していると、そんなことはどうでもよくなった。笑

・焦る時も、焦らない時もある
自分だけ社会から逃げている気がしたり
自分だけ取り残されてる感覚がしたり
焦る日もあった。
でも、なんとかなるやろ、なるようになるさ
と思える日もあった。
その繰り返しだった。
今も正直、将来に迷っている。
でも、多分それでいい。
・自分1人では生きていけない
無職期間だったからこそ、「社会に支えられて生きている」という感覚を強く持った。
誰かが働いてくれているから、私は今日も生活できている。
だからいつか、自分も“与えられる側”の人になりたいと思った。
今は何もできていない自分に焦りもある。
でも、与えられたからこそ、与える側になろうと思えると思うから、
今の環境に感謝することを忘れずに生きたい。

こんな大人になろうって思った。
(※ヒッチハイク旅4日目記録参照)
・世界は広い。でも日本は意外と近い
大阪から東京へ。
徳島から東京へ。
埼玉から香川へ。
住む場所もたくさん変えた。
気づけば日本中を移動していた。
日本って狭いなと思う一方で、知らない魅力はまだまだたくさんあって、やっぱり広かった。
まだ海外を知らないコンプレックスもある。
まだまだ知らないことがたくさんあることにワクワクしている。
・「逃げ道」はある
これが、休学して一番大きかったことかもしれない。
昔は、「ここで頑張らなきゃ終わりだ」と思っていた。
でも実際は、世界はもっと広かった。
居場所も、人も、選択肢も、たくさんある。
辛くなった時に会いたい人ができたこと。
帰れる場所が増えたこと。
それが、今後の人生を少し生きやすくしてくれたと思う。
・親は偉大
休学を受け入れてくれた両親には、本当に感謝している。
きっと不安もあったと思う。
今もあると思う。
それでも自由に動かせてくれたから、この一年があった。
返そうと思っても全て返せないと思うけれど、恩返ししたい。
休学してよかった?
正直、良かった・悪かっただけでは測れないと思う。
もし休学していなかったら、今頃どこかで社会人をしていて、それはそれで価値のある人生だったはずだと思う。
でも、休学したからこそ出会えた人たちがいる。
行けた地域がある。
知れた感情がある。
もちろん、休学して人生変わりました!みたいな綺麗な話じゃなくて
やりたいことが完全に見つかったわけでもない。
今も普通に迷っている。
でも、休学前より、自分で選んだ行動に対して少し自信が持てるようになった。
「なんとかなるかもしれない」と思えるようになった。
そして、自分はたくさんの人に支えられて生きていることを知った。
だからこれからも、周りの目を気にしすぎず、
自分がワクワクする方向へ進んでいきたいと思う。
休学期間もたくさんの人に支えられた。
自分の生き方が定まってきたころに、だれかにその恩を送りたい。
そのために、まずは今できることから。
休学したことに悔いはない!

私は
「誰もが“帰れる場所”がある世界を作る」
をビジョンとして決めて
進んでいこうかな
とふわっと考えています
