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miumari66
サイレントリスナーの最終回。短編小説。
好きだった時間も、いつか終わる。
毎週火曜日、深夜3時。朝とも夜とも取れる時間の放送が、私にくれたものは沢山あった。
私は、大学生の時に深夜ラジオにハマった。
メールを送るでもないサイレントリスナー。いわゆるハガキ職人と呼ばれる人たちが羨ましいと思う瞬間は、多々あった。
私には、その反射神経はない。
大好きだったパーソナリティのラジオが、最終回を迎えた。
いつも通りの進行。コーナー。
違うのは、もうメールを募集していないという事だけ。
1度くらい送ったら良かったな、と後悔してみる。
どうせ、読まれない。
そう諦める私は、今までの人生もそう過ごしてきた。
そして、容赦なく4時半は迫ってきた。
残り1分。
呆気なく、終わる。
部活動も学校も、楽しかった時間はこうして呆気なく終わってきた。
来週からは、別の日常で。
でも、それが当たり前になっていく。
その繰り返しだ。
月並みでしかない感想は、やはりラジオに相応しくなかった。
出会いがあれば、別れもある。
笑顔でまた会おう!
そう言い残した彼女の声だけが、室内に残っている。
