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詩 心の雫

 自分はいつも、耳を澄ませている。

青空から光が注がれ、木々が緑をキラキラと輝かせている静けさの中で、耳を澄ませている。

自分の心の水面は、静まったままだ。

その完全に平らな空間に、心の雫が、ポツンポツンと、滴るのを、待っている。

耳を澄ませて、その雫の音が落ちたと確信するまで、ずっと待っている。

なかなか滅多にそれは訪れない。

しかし時として、心の雫は滴る。

過去の自分の懐かしさに甘さを感じたとき、今この瞬間に自然の美に出会ったとき、未来に対する美しい期待が芽生えたとき、ポツンポツンと、自分の心で確かに滴る。

それは透明な雷鳴であり、自分の心の中で、清い電流を漲らせる。

それは、轟々としていながら、自分を大きく奮い立たせ、自分を鋭く研ぎ澄ませてくれる。

あとどれぐらい、自分は心の雫を捉えることが出来るのだろうか。

自分はこれからも、ずっと、心の雫が滴るのを、待ち続ける。


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