LUNA SEA真矢さんの訃報を受けて
心にポッカリとクレーターが開いたような気分の三野瀬です。
いやマジかよ、っていう。
正直、言葉が出てこないってのはこういうコトを言うんだろうなって、今更ながらに実感してたりします。
LUNA SEAですよ。
俺が音楽っていう得体の知れないモノに首を突っ込み始めた頃には、彼らは既に「終幕」っていう名の伝説になっていました。
リアルタイムで終幕前の熱狂を浴びた世代じゃないのが悔やまれるところなんですが、中学・高校の頃に近所のレンタル屋で手垢のついたCDを片っ端から借りてきては、MD(懐かしいなオイ)にダビングして聴き狂ってたあの頃の記憶は、今でも鮮明に残ってるワケですよ。
で、その中心にいたのがLUNA SEAであり真矢さん。
あのドラムは、なんていうか、もう別格。
テクニックがどうとか、そういう小難しい話は専門家に任せるとして、俺みたいな素人が聴いても「あ、これ真矢さんだ」って一発でわかる、あの圧倒的な存在感と重量感。
魂を削って叩いてる、なんて言うと安っぽく聞こえるかもしれないけど、まさにあの音には命が宿ってたと思います。
大腸がんのステージ4。
闘病してるって話は耳に入ってたし、今の医学なら、いや真矢さんなら絶対にあの要塞のようなドラムセットの主へと帰ってくるって、勝手に信じ込んでました。
だから、この訃報はどうにも受け入れがたいというか、脳が理解を拒否してる状態だったりします。
でもね、ふと思うワケですよ。
ステージ4で、あんなにパワフルに生きてきた人が、どれだけの苦痛と戦ってきたのか。
ずっと苦しい日々が続いてたんだろうな、と思うと、不謹慎かもしれないけど「お疲れ様でした」って言葉が、スッと胸の奥から出てくる。
安らかに、なんて月並みな言葉じゃ足りないくらい、戦ってきたんだろうなって。
ただ、やっぱり本人が一番悔しかっただろうな。
もう一度、あのスティックを握って、会場の空気を震わせる衝撃波を放ちたかったハズ。
音楽を愛してる人が、その表現手段を奪われたまま旅立つってのは、見てるこっちも胸が締め付けられます。
以前、櫻井敦司さんが亡くなった時も相当なダメージを喰らいましたけど、やっぱり自分が多感な時期に好きだったバンドのメンバーが欠けるってのは、自分の青春の一部が削り取られるような、そんな感覚。
キツい。ぶっちゃけ、かなりキツい。
神様だか仏様だか知らないけど、もう少し手加減してくれてもいいんじゃない?
なんて言っても、あっちからしたら「知るかよ」って返されるのがオチなんでしょうけど。
今はただ、あの凄まじいドラムの音を爆音で流しながら、冥福を祈るコトにします。
真矢さん、本当にお疲れ様でした。
向こうでも、派手に鳴らしてやって下さい。
というワケで、今日はこの辺で。
明日からまた、何食わぬ顔で生きていかなきゃいけない俺らに、幸あれ。
どうか一つ。
悲しんでばかりじゃ真矢さんに「お前、もっと景気良くやれよ!」とか言われそうなんで、明日からは無理やりにでも口角上げていこうかと思います。
マジで。
真矢さん、ありがとうございました。
