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祖母が家族以上に心を曝け出せる、たった一人の存在。



祖母には、昔から何でも話せる大切な存在がいます。

それは、亡くなった祖父の弟さんの奥さんである、
てるこさんです。

血のつながりはありません。

けれど、私から見ても、
二人の絆は、家族以上なんじゃないかと思うほど、
とても深いものがあります


暇さえあれば電話をしていて、一度話し始めると、
気がつけば2時間ほど経っていることも珍しくありません。

祖母は電話を終えると、
どこか表情が柔らかくなっています。
きっと、心の中に溜まっていたものを全部話せたからなんだろうなと思います。

家族というのは、不思議な存在です。

一番気を遣わずに過ごせる相手ではあるけれど、
一番心配をかけたくない相手でもあります。

だからこそ、家族には言えないこともある。

祖母もきっと、そうなのだと思います。


「最近、認知症の症状が少し進んできた気がするの。」
といった不安や、

「今日は腰が痛くてね。」
「膝も思うように動かなくなってきた。」
そんな、年齢とともに増えていく体の悩み。

私たち家族も、もちろん話は聞きます。

でも、同じ年代を生き、同じような悩みを経験してきた人だからこそ、"私もそうよ"と自然に共感してもらえる安心感は、また違うものなのでしょう

そして祖父が元気だった頃は、お互いの旦那さんの愚痴まで言い合っていたそうです。

今となっては笑い話ですが、そんな何気ない時間を何十年も積み重ねてきたからこそ、今でも祖母は心を開いて話せるのだと思います。

二人の関係は、遡ること六十年以上前に始まりました。

祖母は祖父と結婚し、てるこさんは祖父の弟さんと結婚しました。

兄弟のもとへ嫁いだ二人は、同じ「お嫁さん」という立場で人生を歩み始めました。

当時は今とは時代が違います。

祖父のお義母さんは、
"夕飯は息子の嫁が作るもの"という考えがあり、
祖母とてるこさんは、交代で晩ご飯を作りに行っていたそうです。

さらに驚いたのは、息子がもらったボーナスは、
お義母さんへ渡すのが当たり前だったということ。

そのお金で、お義母さんは大好きだったDIORのお化粧品や洋服、装飾品などを買っていたそうです。


初めてその話を聞いた時、私は思わず「今の時代だったら、大問題になりそうだな」と、かなり驚きました。

正直、そんなお姑さんなんて、真っ平ごめんです。

けれど、祖母たちの若い頃は、離婚という選択肢が今ほど身近ではなかった時代です。

だからこそ、お嫁さん同士で励まし合い、
支え合いながら毎日を過ごしてきたんだと思います。

きっと、その頃からだったのでしょう。

誰にも言えないことを話し合い、同じ景色を見て、
同じ苦労を分け合ってきた二人だからこそ、生まれた絆。


六十年以上経った今でも、その絆は少しも色あせていません。



認知症になった今でも、祖母はてるこさんと電話をすると、昔と変わらずにお話ししています。

長い人生の中で誰かと支え合ってきた時間や、
"この人なら大丈夫"と思える安心感は、簡単には消えないのだと思います。



家族だから話せることがあるように、家族だからこそ話せないこともある。

だから人生には、家族とは少し違う形で心を預けられる人が、一人でもいてくれることが、どれほど心強いことなのだろうと思います。

祖母にとって、てるこさんは、そんなかけがえのない存在です。



祖母は現在87歳、てるこさんは4つ下の83歳です。

二人とも、いつ何があってもおかしくない年齢になりました。

だからこそ、話したい時にはまた今度ではなく、
その時に電話をして、話してほしいと思っています。

嬉しかったことも、不安なことも、
昔話も、たわいもない愚痴も。

誰にも話せない心の内を、これからも遠慮なく話していてほしいです。

笑い合う二人の声は、きっと六十年以上積み重ねてきた時間そのものなのだと思います。

目には見えないけれど、長い年月をかけて育まれた絆は、人の心をこんなにもあたたかく支えてくれる。

祖母が電話を切ったあと、どこかほっとしたような、やさしい表情を見せるたびに、そのことを私は感じます。

どうかこれからも、電話越しに笑い合う時間が、
当たり前のように続きますように。

そんな何気ない日常こそが、祖母にとっても、
そしてその姿を見ている私にとっても、かけがえのない宝物となっています。




いつも、私の記事を読んでくださりありがとうございます。

私は、祖母とのランチ代を稼ぐために、月3000円の収益をnoteで稼ぐことを目標としています。

2026年6月22日に初投稿をし、
皆様からのあたたかい応援により、
7月31日の時点でnote収益3000円を達成しました。

私はまだ、有料記事を書いていないので、
すべてチップとしていただいた形となります。

みなさまのお気持ちが、とても嬉しいです。
ほんとうに、いつもありがとうございます。

そして、前回の記事の最後にもお知らせをしましたが、8月中に一度、有料記事を投稿してみる予定です。

"誰にも読んでもらえないかもしれない"

という不安はありますが、挑戦として、やらせてください。


今後も変わらず、祖母との何気ない日常をnote投稿していくつもりです。

まだまだ未熟者の私ですが、これからも応援していただけるととてもありがたいです!🫧





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Maru(まる)|87歳認知症の祖母とのゆっくりな暮らし 私の記事を読みにきてくださりありがとうございます。チップは、祖母とのランチ代に使わせていただきたいと思っています。