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オキシトシンを求めて-ビズーとフロマージュの替わりになるもの-

昨日読んだ「50歳から脳を整える(有田秀穂著)」の中で、なぜ、私がフランスでは、抑うつ状態にならないかについての理由を見つけた。この本は、簡単に言えば、中年以降、脳を整えるには、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンをバランスよく保ち、なかでも、お坊さんのようなセロトニン的生活を勧める。

そして、セロトニン的生活を送るためには、グルーミングと食事が重要になるという。グルーミングにより愛情ホルモン(オキシトシン)が出る。子どもを抱っこすると出てくるのがオキシトシンということだ。

すでに、書いてきたが、フランスでは1日平均10回はビズーをする。これこそグルーミングだったわけだ。これが日本に戻るとぱったりなくなる。セロトニン生成のために必要なオキシトシンが欠如したため、帰国直後は起きない抑うつ状態が、帰国後1ヵ月を過ぎたころ、ぐすぐすくすぶりだす。子どもが水族館でもらったぬいぐるみのかわうそ「くーちゃん」をいくら抱きしめてもオキシトシンは出ないことがわかった…。

くーちゃん、子供が水族館来館100万人記念で貰ってきたカワウソのぬいぐるみ

また、私は、フランスの食費の1割は、チーズだった。毎週2500円くらいマルシェの大好きなチーズ屋さんで使い、1カ月1万円。毎日、これでもかというくらいチーズを食べた。この本で、乳製品がオキシトシンが摂取できる効率よい食材ということを知った。代わりになる食材として、有田博士はバナナをあげているが、私はバナナが苦手。また、納豆もいいらしいけど、チーズみたいに3食食べたりしない。

トリュフ入りに、ブルー、クリームチーズまで
このブランは、食べきれず、シャルル・ド・ゴールで、丸齧りした。
大好きなブリー
私の地域のマンステール

私が、フランスでは元気なのに、日本で抑うつ状態、特に夕方になると感じるのは、日本の職場環境や、ジムの人間関係が問題なのではないかと疑っていたがそうではないようだ。もちろんストレスは、日本の方が高い。ノルアドレナリンが多く出てしまい、反対に、日本で欠乏しがちになるセロトニンとの関係では、ノルアドレナリンが過剰となり、バランスが崩れた。そのため、怒りがどんどん湧く。
あんなに1年前のジムの事件に腹が立ったわけもこれで解明した。ということは、うちのジムでいつもイライラして、隣の人をにらみつけるTちゃんは、オキシトシン不足なんだ(独身で、彼もいなくて、一時期イントラさんのおっかけをして、ジムから注意されたらしい。だけど、彼女は否定しているけど)…。私のジム友さんが、Tちゃんに、「みんな怖がってるよ。にらみつけないで」とアドバイスしたことを一昨日聞いた。また、別のジム友さんも、Tちゃんに、「そんなに不機嫌にエクササイズしたら、みんなから嫌われるよ」とアドバイスしたと先週聞いた。私は、次回、フランスに行ったら、Tちゃんのためにチーズを買ってこようかと思ったが、私にはそんな余裕はないことに今気が付いた。自分のオキシトシン生成のために、自分が食べないと。

本はなんでも教えてくれるけど、こんなことまで教えてくれるとはありがたい。昨日、読み始めるまで、脳を鍛える、すなわち脳活について書かれていて、クロスワードパズルとかの本だと思い込んだら、認知症にならないためにも、老人性うつ病にならないためにも、セロトニン的生活をしようという、まさに私の現状の打破のための知識や、将来、老人性うつがこないための予防のための本だった。

だけど、グルーミングをどうやって得よう。本には、子どもや孫から肩もみしてもらっても出ると書いてある。ということは、マッサージ屋さんでも出る。若しくは、エステでも出る、美容院でも出そう。ここら辺だな。あんまり気がのらないけど、夫と出かけて、手をつなぐとか…。こないだ、お花見の際、小さい頃みたいに子どもの手をつなごうとしたら、拒否されたので、残るは夫しかいない…。気が乗らなすぎだから無理かも。ちなみに、フランスでも男性とはビズーしない。友達の夫とはするけど、あまりしたいとは思わないので、オキシトシンは出ないと思う。心から幸せな気持ちにならないとオキシトシンは出ない気がする。やっぱり、夫と手をつなぐのは却下。

食べ物はどうしよう。バナナは嫌い。フランス産チーズは高くて手が出ない。それに舌がこえてしまい、日本で売ってるチーズ、わざわざ食べたくない。食べてもオキシトシンは出ないはずだ。

なんせ、オキシトシンは幸せホルモン。おいしくない日本のカマンベールを食べて出るはずがない。

エミール・シオランがパリに行ったら、結局86歳まで生きたというのも、パリが素敵だからと言う理由ではなくて、食事とビズーの関係があったのかもと思った。彼はルーマニア出身。ルーマニアには乳製品ないのかな。ブルガリア出身なら、哲学者にならなかった?だけど、私も、ヨーグルトは納豆と同じで3食は食べない。

嫌いだけど、あきらめて、バナナを食べるしか方法はないようだ。キーウィだったら良かったのに…。だけど、もしかして、有田博士は中高年が買いやすいように、バナナを推奨したのかもしれない。バナナは、カリウムが多いと聞く。バナナの成分に近い食料を探せばいい。

希望を求めて、ゲーテを読むより、中高年はオキシトシンを求める生活しなくっちゃ。

ちなみに、鬱から解消される情報を得たので、母の財産分与の件で弟が使い込んだ数千万円について、昨夜、勇気を出して、弁護士からの問い合わせに答えてメールを出した。いろいろ思い出さなくてはならず、そのストレスは一発で脳天がぶち抜かれるような衝撃だった。ふらふらになりながら、職場をあとにして、家に戻り、厚揚げを食べた。今朝になるとストレスはまあまあ解消されたので、弁護士からの返信を仕事前に読んだ。脳天を突き破るようなストレスはなかったけど、やっぱりストレスフル。

こういうストレスをもっている人は私の周りには少ない。それに、私は何の責任もないのに…。確かにかわいそう。だけど、ノルアドレナリンが大量に放出されている今こそ、オキシトシンは必要。しょうがない、今日は、イオンに行って、あまりおいしくないブリーとキリ―を買ってみる。