阿波踊りで街中が「阿呆」だらけ。でも400年以上続いてる。「Stay foolish」って、案外こういうことなのかもね~

今朝のニュースを見ていたら、徳島の阿波踊りがすごいことになってる。

8月12日は街中での踊りが本格的に始まり、有名連の踊り手たちが徳島市内のあちこちで舞を披露。

徳島の街が完全に、

「踊る阿呆」に占領されている。

そんな感じなのよ。

阿波踊りといえば、有名なのがこの言葉。

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」

これ、俺けっこう好きなんだよね~。

冷静に考えると、

「どうせみんな阿呆なんだから、見てないでお前も踊れ」

と言ってる。

なかなか強引です。

でも、400年以上も残っている言葉って、やっぱり何かあるんだと思う。


阿波踊りには400年以上の歴史があります。

起源は一つに決まっているわけではないんだけど、有名なのが徳島城の築城起源説

1587年、蜂須賀家政が徳島城を完成させた際、その祝いで城下の人々が踊ったのが始まりではないか、という説です。

ほかにも「風流おどり」が元になったという説や、盆踊りから発展したという説があります。

だから、

「蜂須賀家政が酒を振る舞って、みんな酔っぱらって踊ったのが始まり!」

みたいに言い切るのは、ちょっと違う。

歴史って調べると、

意外と「諸説あります」が多いのよ。

まあ400年以上前の飲み会の記録を、

「誰が何杯飲みました」

まで残しておけという方が無理なんだけどね。

ただ、はっきりしているのは、

長い時間をかけて町の人たちに受け継がれ、戦後には復興の象徴として発展し、今では日本を代表する伝統芸能になったということ。

今年も8月12日から15日まで、徳島市内の演舞場などで阿波踊りが行われています。


で、この

「同じ阿呆なら踊らにゃ損々」

を見ていたら、なぜか俺はスティーブ・ジョブズを思い出した。

Appleを作った、あのジョブズ。

2005年、スタンフォード大学の卒業式で有名なスピーチをしています。

最後に学生へ送った言葉が、

「Stay hungry. Stay foolish.」

日本語なら、

「ハングリーであれ。愚かであれ。」

くらいの意味。

正確に言うと、この言葉を最初に作ったのはジョブズではありません。

ジョブズが若い頃に愛読していた『Whole Earth Catalog』という出版物の最終号に載っていた言葉で、ジョブズはそれを自分自身への願いとして大切にしていた。

ここも調べると面白いよね。

有名な名言って、

「ジョブズの名言」

として広まっていても、元をたどると別の人だったりする。


もちろん、

「踊る阿呆」と「Stay foolish」は同じ意味じゃない。

でも俺には、ちょっと似たものを感じるのよ。

人からどう見られるかばかり気にして、何もしない人生でいいの?

というところ。

俺も若い頃は、

失敗したら恥ずかしい。

バカにされたら嫌だ。

そんなことを普通に考えていた。

いや、今だって考えるよ。

俺はけっこう心配性だから、

新しいことを始める前なんて、

まだ始めてもいないのに、

「失敗したらどうする?」

「金だけなくなったら?」

「誰も来なかったら?」

って、頭の中だけでは何回も倒産してるのよ。

想像上の倒産回数なら、かなりのベテラン社長です。

でも結局、

やって失敗した後悔より、やらなかった後悔の方が俺は嫌なんだよね。


会社を始めた時もそう。

新しい営業所を出す時もそう。

新しいことを始める時って、

周りから見れば、

「そんなことやって大丈夫?」

と言われることもある。

でも、やった人にしか分からないことがある。

失敗するかもしれない。

恥をかくかもしれない。

思ったほど儲からないかもしれない。

それでも、

踊ってみないと分からない。

これ、阿波踊りの言葉って、人生にも結構当てはまる気がするんだよね。


徳島県の説明では、阿波踊りには1,000を超える「連」があるそうです。

「連」というのは、踊りのグループのこと。

一人で勝手に踊っているわけじゃない。

太鼓を叩く人。

笛を吹く人。

鉦を鳴らす人。

踊る人。

先頭でまとめる人。

みんな役割が違う。

これも会社と似てるよね。

社長だけ踊っていても会社は回らない。

社員。

職人。

協力会社。

取引先。

みんなが自分の役割をやって、初めて一つの「連」になる。

俺がどれだけ張り切って、

「ヤットサー!」

なんて言っても、

社員が全員帰ったらただの変なおじさんなのよ。


ジョブズの

「Stay hungry. Stay foolish.」

と、

阿波踊りの

「同じ阿呆なら踊らにゃ損々」

意味は違う。

生まれた国も時代も全然違う。

でも俺には、どちらも、

「格好つけて見ているだけじゃなく、一回やってみろよ」

と言われているように聞こえる。

人生なんて、

どうせ一回しかない。

完璧に準備ができる日なんて、たぶん来ない。

俺も偉そうなことは言えない。

怖いものは普通に怖い。

失敗すれば普通に落ち込む。

でも、

ずっと「見る阿呆」で終わるより、一回くらい「踊る阿呆」になった方が面白い。

400年以上前から続く阿波踊りを見ていたら、

そんなことを考えてしまった。

まあ俺の場合、本当に踊ったら、

5分くらいで息切れして「見る阿呆」に戻ると思うけどね~。

でも人生の方は、

まだもう少し踊っていたいと思う。

同じ阿呆なら、踊らにゃ損々。

案外これ、昔の人が残したかなりいい人生訓なのかもしれないね~。

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