通関士試験公告は7月1日に公開|申込期限を逃さず、今日から合格へ動くために
通関士試験公告は7月1日に公開|申込期限を逃さず、今日から合格へ動くために
通関士試験を受けようと思っている人にとって、毎年7月1日は大事な日です。
なぜなら、通関士試験の公告が出ることで、その年の試験日、申込期間、受験案内、試験会場、合格発表日などが正式に確認できるからです。
令和8年・第60回通関士試験についても、税関公式ページで「第60回通関士試験公告(令和8年7月1日)」が公開されています。あわせて、受験案内、試験会場、試験科目の一部免除関係書類、受験願書なども掲載されています。
まず、今年受験する人が最初に確認すべき日程は次のとおりです。
令和8年の受験申込受付は、7月21日火曜日から始まります。申込締切は8月4日火曜日です。試験日は10月4日日曜日、税関ホームページでの合格発表は11月10日火曜日、官報掲載は11月20日金曜日とされています。なお、税関公式ページでは「実施日程(予定)」として掲載されています。
ここで一番大切なのは、試験日よりも先に、申込締切を絶対に逃さないことです。
通関士試験は年1回です。申込を忘れると、次のチャンスは来年になります。勉強が間に合うかどうか以前に、申込をしなければ土俵に上がれません。受験生にとって、7月1日の公告は「いよいよ始まった」という合図です。
まずやることは、公式情報を保存すること
通関士試験の情報は、予備校サイトや個人ブログでもたくさん出ています。もちろん参考になる情報も多いです。
しかし、最終的に信じるべきなのは、税関の公式情報です。
特に確認したいのは、次の5つです。
まず、公告です。これは試験の正式な告知です。
次に、受験案内です。申込方法、受付期間、提出書類、試験科目、受験上の注意など、受験に必要な情報がまとまっています。
そして、試験会場です。受験地によって会場が異なるため、自分がどの地域で受けるのかを早めに確認する必要があります。税関公式ページには、函館、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、門司、長崎、沖縄地区税関など、各税関の試験案内ページへのリンクも掲載されています。
さらに、受験願書も重要です。第60回通関士試験では、税関公式ページに「受験願書」が掲載されており、「第60回通関士試験より新たに様式を掲載しました」と案内されています。古い様式を使わないよう、必ず最新のものを確認しましょう。
最後に、試験科目の一部免除に関する書類です。該当する人は、早めに確認しておかないと準備が遅れます。
申込期間は短い。だから先に準備する
令和8年の通関士試験は、受験申込受付が7月21日から8月4日までです。期間だけを見ると約2週間ありますが、仕事をしながら準備する人にとっては、決して余裕があるとはいえません。
「あとでやろう」と思っているうちに、平日は仕事で疲れ、土日は予定が入り、気づけば締切前日。
これは本当によくあります。
だから、7月1日の公告を確認したら、まずカレンダーに3つの日付を入れてください。
7月21日、申込開始日。
8月4日、申込締切日。
10月4日、試験日。
この3つを入れるだけでも、受験への意識が変わります。人は、見える化しない予定を忘れます。逆に、カレンダーに入れた予定は「やるべきこと」に変わります。
申込前には、受験願書、受験票、写真、手数料、提出方法、受験地を確認しましょう。特に写真の貼り忘れ、記入ミス、提出書類の不足は避けたいところです。
通関士試験は知識を問う試験ですが、申込段階では「事務処理能力」も試されています。ここでミスをするのは、もったいないです。
NACCS申込は便利。でも誰でもすぐ使えるわけではない
通関士試験の申込では、書面で提出する方法と、NACCSを使う方法があります。
ここで注意したいのが、NACCS申込です。
「電子申請なら簡単そう」と思うかもしれませんが、現在NACCSを利用していない企業や個人がNACCSで受験願書を提出する場合、新規利用申込みが必要です。NACCSセンターの案内では、申込みから利用開始まで7営業日程度かかるとされています。また、通関士試験の受験申込み以外にNACCSを利用しない場合は、受験願書を書面で税関に提出することが勧められています。
つまり、NACCSを普段から使っていない人が、申込直前に「電子申請でいこう」と考えると、思わぬ時間ロスになる可能性があります。
ここは小さな罠です。
まるで通関実務の分類問題のように、「一見よさそう」な選択肢にも条件があります。焦って選ぶより、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
初めて受験する人や、NACCSを普段使っていない人は、まず書面申込を軸に考えると安心です。
公告後から試験日まで、約3か月をどう使うか
7月1日に公告が出て、試験日は10月4日です。
この約3か月をどう使うかで、結果は大きく変わります。
まず、通関業法は早めに固めましょう。通関業法は比較的範囲が整理しやすく、得点源にしやすい科目です。ここで安定して点を取れるようになると、精神的にもかなり楽になります。
次に、関税法等は毎日少しずつ触れることです。範囲が広いため、一気に覚えようとすると苦しくなります。完璧主義になりすぎず、何度も回して記憶を固める方が現実的です。
そして、通関実務は後回しにしすぎないこと。
独学の人が苦しみやすいのは、通関実務です。計算問題や申告書問題は、読むだけではできるようになりません。実際に手を動かす必要があります。
「まだ基礎が終わっていないから、実務はあとで」と考えたくなりますが、9月に入ってから初めて本格的に取り組むと、時間が足りなくなりがちです。
7月中に全体像をつかむ。
8月に過去問を回し始める。
9月は本番形式で時間配分を意識する。
この流れを作れると、独学でも戦いやすくなります。
仕事をしながら受ける人へ
通関士試験の受験生には、物流、貿易、通関業界で働きながら勉強している人も多いと思います。
仕事が終わってから勉強するのは、正直しんどいです。
通関業務の現場は、突発対応も多いです。予定通りに終わる日ばかりではありません。輸入申告、輸出申告、書類確認、顧客対応、税関対応。気づけば一日が終わっている。
その中で勉強を続けるには、気合いよりも仕組みが必要です。
おすすめは、毎日同じ時間に短く勉強することです。
たとえば、朝に30分だけ通関業法を読む。昼休みに一問一答を10問解く。帰宅後に過去問を1問だけ解く。
少なく見えるかもしれませんが、毎日続ければ積み上がります。
逆に、休日にまとめて10時間やろうとすると、疲れてできない日が出ます。勉強は、巨大な一撃より、小さな継続の方が強いです。
通関士試験は、才能だけで決まる試験ではありません。積み上げた人が、最後に残ります。
合格発表までの流れも知っておく
試験が終わった後も、確認すべき日程があります。
令和8年の合格発表は、税関ホームページでの合格者受験番号掲載が11月10日、官報掲載が11月20日とされています。
受験前の段階では、まだ先のことに思えるかもしれません。
でも、ゴールが見えていると、今の努力に意味が生まれます。
7月1日に公告を確認する。
7月21日から8月4日までに申し込む。
10月4日に試験を受ける。
11月10日に結果を確認する。
この流れを一本の線として見ると、やることが明確になります。
今日やるべきこと
最後に、この記事を読んだ今日やることをまとめます。
まず、税関公式ページで第60回通関士試験の公告と受験案内を確認してください。
次に、申込開始日、申込締切日、試験日をカレンダーに入れてください。
そして、自分の申込方法を決めてください。書面で出すのか、NACCSを使うのか。NACCSを使っていない人は、利用開始までの日数にも注意が必要です。
最後に、10月4日から逆算して勉強計画を立ててください。
完璧な計画でなくて大丈夫です。
まずは、今週やることを決める。
今日やる一問を決める。
それで十分です。
通関士試験は、年に一度の勝負です。
でも、勝負は試験当日だけではありません。7月1日の公告を見た今日から、もう始まっています。
焦らず、しかし止まらず。
申込を済ませ、計画を立て、一つずつ積み上げていきましょう。
通関士を目指すあなたの努力は、必ず現場で生きます。輸出入を支える仕事には、正確さと責任感が必要です。その力を証明する一歩が、通関士試験です。
今年受けるなら、今日動きましょう。
一年後の自分に、「あの日、ちゃんと始めてよかった」と言えるように。

