つわりが1番辛い理由
妊娠備忘録です。
妊娠したかも?と思ったのは、生理予定日の数日前。お腹の中が固くなるような違和感がありました。心当たりはあるので、彼には言わずに検索すると、妊娠検査薬は生理予定日から1週間たたないと正確な結果が出ないというじゃありませんか。焦れったい!
その時の私は本業の他にバイトに在籍していて、ジムでトレーナーさんとの筋トレもしていました。お金を貯めたくて。あと痩せたくて。この時の体重は臨月の時の体重とほぼ同じ…
バイトは、一つは成果が出せず、やりきれない思いのままに、休みが多くなり最終的に退職。一つは飲食店で立ち仕事だし、夜遅くなるのが体によくなさそうだからやめた。ジムも、腹部に力を入れるようなトレーニングは、妊娠初期には悪い影響を及ぼす可能性があると何かを読んで退会。
まだ、理由は言えないけど。結果を待たずに身の回りを整理し始めると、なぜだか確信めいたものが湧き上がってくる。もしそうでなかったら悲しいから、あまり考えないように努めようと思った時に、妊娠できたら嬉しいという気持ちを肯定できた。
私たちは授かり婚です。正式なご挨拶や入籍などの段階を踏めなかったので、不安はたくさんあったけど、今まで通り流れに身を任せて、与えられた範囲の中で、自分のやりたいことを貫こうと決意ができました。
そしてついに生理のこない、生理予定日から1週間後。どのタイミングで検査しようか、どう彼に伝えようか、陰性だったら言わずに過ごす?とか頭を巡り、彼はまだ悩んでないのになんで私だけ!と心の中で逆ギレしてみたり。そのまとまらない頭のまま尿意に負けて検査しました。笑
陽性が出て、あーやっぱり!。いざとなると色々考えたのがどうでもよくなって、トイレ出てすぐ彼に見せました。彼はびっくりしていて、戸惑っていて、検査するなら事前に言ってよ…!と。私が悩んできた約10日間分の悩みが一気に降りかかった顔をしていました。今になってみれば、あれって人間のむき出しの感情を乗せた表情と思えます。申し訳ないことしたね。
親への妊娠報告は結婚報告を兼ねることになります。うちの両親は彼にとても好意を持っているし、孫への憧れもあると知っていたし、絶対にうまく行くと思っていました。というかまあ、うまく行きました。笑
到着するまで段取りを何度も確認して、口下手な彼の言葉で、娘さんを僕にください的なやつを言ってくれました。
そのあとレディースクリニックへ行き、胎嚢を確認。お腹は結構違和感だけど、本当にちっっさい袋があるだけ。不思議な感覚。初対面の男性のお医者様が、とても嬉しそうにエコー写真を出してくれたのが印象に残りました。心音の確認のため1ヶ月後くらいにまた来てくださいと言われ、自由診療、初診で5000円くらいの支払いをして、帰宅。
母子手帳やゼクシィBabyがもらえるかと思ったら、母子手帳は役所で申請が必要だし、ゼクシィBabyはタッチの差でサービス終了していた…。
それから、予定していた引越しを。今まで私が住んでいた駅近8畳一間の単身向けアパートから、彼と一緒に住むファミリー向けアパートへ。妊娠がわかる前から引越し先を探していて、何軒か回って見つけた物件でした。元々は秋までに見つけて引っ越せたらと思っていたのですが、急に出てきた好条件で、ここがいいと赤ちゃんが選んできたのでしょうか。なんてね。
そして引越しをし、日を待たずにつわりが始まったのです。
体調がとにかく悪くなりましたが、これがつわりか。とどこか冷静でした。初めて会社を休んだタイミングで上長と人事へ報告しました。部署異動があり、業務に慣れてきてひとり立ち出来そうというタイミングだったので、ものすごく申し訳なくて、ものすごく悲しかったです。
食べづわり、吐きづわり、のどづわりなど…色んなつわりがあるようですが、私は一般的なつわりの症状を見てもあまりピンと来ませんでした。吐き気はあるけど吐かないし…自分がその渦中にいる時は、よくわからないものなのかもしれません。
気持ち悪さというのは幅が広いと思いますが、私は二日酔い、船酔いのような感じでした。それが四六時中。ご飯が炊ける匂いもものすごく気になるし、ただの水が飲めなくなりました。カロリーゼロののど飴をずっと舐めながら、ご飯はカロリーメイトでした。
会社を休んで家にいてもまともに家事ができず、仕事を頑張ってる旦那に申し訳ない気持ちにもなりました。脳みそが揺れるような気持ち悪さで一日中クーラーの効いた室内に閉じこもっているのを心配した旦那から、息抜きに散歩くらいしたら?と声をかけられてブチギレながら号泣もしました。赤ちゃんの心配はしてるけど、私の気持ちは考えてないじゃん。と思ったんです。
クリニックには1ヶ月後目安と言われた次の通院ですが、つわりの症状を相談したくて3週後に。吐き気止めを処方されました。辛ければ長期で仕事を休むことも提案があり、休みづらければ「母体健康連絡カード」を書きますよと。でも私は、会社はとてもよくしてくれてるので大丈夫ですと答えました。
ここでやり直したいことが一つ。
母体健康連絡カード、すぐ書いてもらって傷病休暇取ればよかった…!
うちの会社は、体調不良を心配してくれ、お休みも取りにくいことはないし、私の好きなようになんでもやらせてくれました。結局その次の月に丸1ヶ月お休みをしていますが、有給休暇+欠勤となり、復帰のタイミングも自己判断で不安が残ります。
傷病休暇は、最大1年6ヶ月、お給料の2/3が支給されるので、妊娠中は日数を気にせず、また収入も極端に減らさず安静に過ごすことができます。お休みや復帰も医師の判断によるもので、お墨付きです。
今からでも医師の証明を書いてもらおうかと思った頃には、つわりで何も出来なくなっていました。しかも、妊娠初期は決められた通院の回数は少ないため、自分で動かないといけないこともハードルとなりました。つわりは症状の差が大きいので一概には言えませんが、仕事を休みたいと思った時は傷病休暇を検討してほしいと、お友達各位に伝えまくりました。
ともあれ、とてもいい対応というのは会社のルール等よりも、経験者のお姉様がすごく親身に話を聞いてくれたことが大きかったです。見渡せるワンフロアのオフィスで、休みがちな妊婦の私を見ていてくれた。隣のグループの時短ママ。眠くて眠くて、会社のデスクで居眠りして声かけられたことがある。人事部の二児の母。つわり中、100%の透明なリンゴジュースしか飲めなくなった。100%でも濁ってたらダメ。不思議だよね。
会社の外でもそうでした。自宅近くのカフェのママ。産むまでつわり。でも赤ちゃんがいる証拠。無理しないでねって体からのメッセージ。2人目は全くなくて動きすぎて切迫なったもん!吐きたくなったら吐いて、付き合っていくしかない。入院になるのはガリッガリの人よ!私は蓄えがあったから。(面白くて心強くて、じゃあ私も大丈夫だって元気出て、ちょっと泣いた)
つわり中どれなら食べれたとか、どのくらいで落ち着いたとか、そういう文字を追うだけじゃ私は無理だった。1人で声をあげて泣いた。経験者の生の声が、私を一段引き上げてくれた。こんな私に、大事な経験を教えて励ましてくれる声に。みなさんが今こうして元気に活躍している姿に。孤独なつわりを笑い話にして、向き合う力を分けてもらいました。
出産準備の動画などを沢山見るようになったのもそれから。つわりで沢山時間がある時は、関係ないものでも動画を見てるのが辛かったし、つわりで辛い人を見ても、自分の状況と比べて辛くなるだけでした。逆に終わりかけで初めて見た辻ちゃんのつわりの動画は同意しかなかった。4人子供がいるなかでの生活は想像を絶するけど…!
4月中旬に妊娠がわかり、GW前につわりで会社を休み始め、6月は全て休み、7,8,9,10月はリモートで勤務をしました。今思えば、5〜6月は心身ともにもっとゆっくり過ごすこともできたかも。
5月には、電車で座っていたのに迷走神経反射を起こしてヒヤッとしました。途中下車して駅の救護室を借りる事態に。隣のお部屋にも妊婦さんが入ったのがわかりました。かなり暑い日だったので、水分、ミネラル摂取を気にしていましたが限界だったようです。
最近、妊娠中期の極端な暑さは切迫早産や早産のリスクを高めることがわかったとニュースになりましたね。(妊婦さんに限らず夏の危険な暑さには気をつけていきたいですね。)
ちなみにクリニックは、引越し前後で通院の距離が変わらないことを重視して選びました。若い子が多くて、親御さんと来ている方もいたと思う。そこでできるのは妊娠の初期、たしか心音確認まで?ということで、2回目の通院で紹介状を書いてもらうことに。
そして3回目から、お産をすることになる、親戚のお兄ちゃんの病院へ。オープンしたての美しい院内はお祝いのお花や贈り物がたくさん置いてあって、落ち着いた雰囲気で、シックな高級感があるんです。オープンクリニックで見学していて心の準備はばっちり。
私のつわりには波があって、症状が軽くなってもうすぐ終わるかも!と思ったら全然終わらないこの前よりキツい…って感じ。病院行った日も体調悪いけど多分もういける!とか言ってしまい。特効薬がないとか、つわりで会社を休むのはあるあるとか色々目にしていたので、我慢して安静にしてるしかないと思い込んでおり、うまく相談できませんでした。あとこの時は院長とたくさん喋れて嬉しくなってしまったのもある。
それで妊娠前からの目標だった6キロの減量に成功。笑
つわりは徐々におさまって、食事を取れるようになって、綺麗なV字リバウンド体重で出産しました。つわりで痩せたおかげでまるで優等生のような体重コントロールができ、軽い貧血以外は何もないとても健康な妊婦でした。迷惑をかけた上司には、今はどう思ってる?と聞かれて、辛かったけど、優良妊婦みたいになれてラッキーでしたと伝えたら、そういう前向きなところに惹かれてこの部署に来てもらったんだよ!と笑ってくれました。
私のつわりも今は立派な笑い話になったよ。
つわりが1番辛い理由は自分にもわからない。何もしたくないけど、何もしてない自分が嫌になる。人とは違うから、自分には無理だ。ネガティブが襲いかかってくる。
この頃は胎動も感じないし、赤ちゃんのことを考える余裕はなかった。赤ちゃん頑張ってる証拠だよ!とかは効かない。笑
ママは1人で戦ってるんだよ。
1人で戦ったママの今の姿が、あなたを励ますことでしょう。
つわりは辛かったのに、なぜか、妊娠期間楽しかった記憶にすり替わっています。
お産した病院では、来るのが楽しくなる場所にしたいという院長の方針で、待合に曜日限定でピアノの生演奏があったり、妊婦健診で毎回、パティシエが作った季節のケーキ食べられたり、ソファの数も多くてゆったりしてるし、スタッフさんも明るくて気遣い屋さんな方ばかり…感謝してもしきれません。
辛いこともあるけど、楽しくて嬉しいことの方が沢山あった妊婦生活でした。カバー写真は、臨月のとき、母と散歩した公園です。母はつわりは全くなかったらしい。色々と、聞いたことのない話も沢山聞けました。
孤独に戦った期間もあったかもしれないけど、周りに支えられて生きてるんだって、この世の生命に感謝の気持ちになりました。(私妊娠と出産を経て、母性が宇宙になって、こういうことを普通に思うようになったんです。笑)
今つらい人には、今無理をしないだけでなく、これから無理をしないためにできることをやって欲しい。
つらさを乗り越えたから今幸せとは思わない、つわりが怖くて次の妊娠も迷うという意見も聞いた。幸せになるのに条件はないはずだよね。どんな人でも幸せになれる。
あらためて、ママとパパを繋いでくれたあなたと出会えて幸せです。生まれて来てくれてありがとう。今は、あなたと喋れる日が待ち遠しいです。辛いことがあっても、やがてくる幸せを信じられるようにと祈りつつ、あなたを育てます。
