最大の資産は、人だった ── 吉田松陰
投資には失敗があります。
株価が下がることもあります。
しかし。
本人が亡くなってから100年かけて
評価額が上がった投資案件は、
そう多くありません。
吉田松陰です。
■ 生前の評価は「危険人物」
現在の吉田松陰は、
・教科書に載る偉人
・教育者
・思想家
として扱われています。
しかし生前の評価は真逆でした。
幕府から見れば、
・密航未遂犯
・過激思想家
・危険人物
です。
現代で言えば、
「過激な政治系YouTuberが国の重要施設に侵入しようとした」
みたいなもの。
完全にアウトです。
■ ビジネスとしては大失敗
松陰は29歳で処刑されます。
会社経営で例えるなら、
創業して間もなく倒産。
上場もしていません。
利益も出ていません。
事業計画の途中で終了です。
本人だけを見るなら、
成功者とは言いにくい。
■ ところが弟子が異常だった
問題はここからです。
松下村塾には、
・伊藤博文
・山県有朋
・木戸孝允
・高杉晋作
などがいました。
後の日本を動かすメンバーです。
今で言えば、
地方の小さな塾から
総理大臣
大企業の社長
官僚トップ
が次々と誕生したようなもの。
すると何が起こるか。
■ 先生の評価が上がり始める
弟子が出世すると、
「あの先生はすごかった」
という話になります。
本人はその場では何もしていません。
もう亡くなっています。
しかし、
弟子たちの実績が、
先生のブランド価値を押し上げていきます。
■ 昭和に入ると爆騰
さらに昭和初期。
国威発揚の時代になります。
国家のために尽くした人物。
志を持って生きた人物。
そんな英雄が求められました。
そこで担ぎ出されたのが吉田松陰です。
危険人物だった男が、
いつの間にか国民的英雄になっていました。
まるで倒産寸前だった銘柄が、
100年後に超優良株として再評価されたような話です。
■ 最大の資産は「人」
経済の世界では、
土地
建物
現金
が資産とされます。
でも松陰が残したのは違いました。
人です。
しかも超一流。
本人の事業は途中で終わりました。
しかし育てた人材が、
後の日本を動かしました。
■ 投資は自分だけにするものではない
吉田松陰は、
お金を残しませんでした。
会社も残していません。
けれど、
人への投資だけは残しました。
そのリターンは、
本人が見届けられないほど
長い時間をかけて返ってきたのです。
100年後の英雄。
それは、
100年後に評価額が確定した
「投資家」
だったのかもしれません。
異常な弟子👇
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