【第16話】ChatGPTと半年を駆け抜けた:後処理と未来の布石
契約が固まった段階で、私の役割はひとまず終わった。
半年続いた経済戦争の第一ラウンドはここで区切りを迎えた。
しかし、それは同時に“第二戦”の幕開けでもある。
💼 売却益は“終わり”ではなく、“始まり”でした
手続きがほぼ終わり、売却の大筋が決まったところで、
次に考えるべきことは 「どう回収し、どう守り、どう資産化するか」 でした。
半年間、私はただ目の前の“崩落しそうな地盤”を支え続けたわけではありません。
この瞬間を見据えて、ずっと 「構造」 を考えていたのです。
誰が負債を肩代わりしたのか
その労務と時間は誰が差し出したのか
誰が専門家との橋渡しをしたのか
誰が家族の矛盾を調整したのか
最初から最後までやっていたのは、私でした。
だからこそ、売却益の大半が私に直接入らないとしても、
“正当な対価”をどう形にするか は、避けて通れない問題だったのです。
🧾 回収スキームはこうして組み立てました
売却代金はまず弁済に回り、
そこから発生する「求償権」「立替金」「実務対価」を
コンサル料
経営協力料
債権回収委託料
として整理し、私は “債権者” として位置付けられました。
これは単なるお金の受け渡しではありません。
半年の交渉と実務で積み上げた“私の労働の証明”を、
ひとつずつ書類上の形にしていく作業でした。
その結果としてまとまったのが、
月30万円・元利均等で長期回収する仕組み
でした。
📌 補足:金融機関の利払いと比べると、これは「落としどころ」
仮に利息を 年2% とし、
返済を「月30万円・元利均等払い」で設計した場合——
完済までの期間は、およそ32〜33年。
金融機関が通常提示する返済条件(利率・毎月返済額)と比べると、
元利ともに“かなり優しい”設定 になります。
しかし個人として回収するには十分で、
会社の体力を奪いすぎない絶妙なバランス。
つまりこれは、双方にとっての “落としどころ” でした。
長期ではあるものの、
「確実に返済され続ける長期収益を、自分の手で作った」
その意味は、とても大きいものでした。
不動産業者の担当者は笑いながら言いました。
「これ、金融機関より取り立て厳しいですよ(笑)」
もちろん、実際には“金融機関より厳しい”わけではありません。
脅したり、追い詰めたりする意図は一切ないし、
私はそんな立場になりたいとも思っていません。
むしろこれは、
半年間、誰も引き受けなかった実務を私ひとりで担ってきた。
その正当な対価を、会社の負担にならない形で回収する仕組みを作った。
——ただ、それだけの話です。
不動産業者が冗談めかして「怖い」と言ったのは、
その仕組みの精度に感心した、という意味に近いのでしょう。
📊 「第二戦」は、静かな数字の戦い
会社には体力がありません。
だからこそ、私が頭脳と生成AI、特にChatGPTをフル稼働させ、利益を作らせ、
その中から“約束の30万円”を返済してもらう仕組みが必要です。
この会社だけに特化したコンサルですね。
このフェーズから私は、
帳簿管理
キャッシュフロー設計
利益の種の拾い集め
経営協力料の整備
新規売上の開拓
こうした “守りながら攻める実務” に入っていくことになります。
これが、駐車場から得ていた収入に変わって
"副業" となるわけです。
半年の激戦でようやくたどり着いたのは、
単なる売却益ではなく、
「私自身が生き残るための収益構造」
その土台そのものでした。
🌅 心が静かに戻っていく時間
奇妙な話ですが、
契約が固まり、回収スキームが形になった瞬間、
胸に去来したのは“喜び”ではありませんでした。
ただ、静かな安堵でした。
何かが終わった。
しかし、もっと大きな何かが始まる。
そんな境界線の上に立っているような感覚でした。
🌤 次回、最終局面へ——
次回はいよいよ最終盤。
後でわかった情報、
任意売却の期限、
そして“あの日”の本当の意味。
すべてがつながり、
半年の戦いが 一枚の絵として完成していきます。
前回はこちら👇
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