太田神社の定燈籠(せたな町)

太田神社の定燈籠(じょうとうろう)
日本海の岬と岬に挟まれ海に落ち込んだ山が並ぶ所に30軒ほどの集落があります。そびえる山の山頂に15世紀に建てられた北海道一危険な神社が今も健在です。
下記は私の創作です。
『むかしむかし、アイヌの人たちが暮らしていた蝦夷に和人が上陸してきました。
津軽海峡の海辺に館をつくり、その数は12か所にもなりました。その中に敦賀から来た暴れ者もおりました。アイヌの人たちとのいざこざは絶えなくなります。とうとうアイヌの青年が殺される事件が起きました。アイヌの酋長が檄を飛ばし、館を次々と攻め落としていきました。
この時、敦賀の暴れ者は悪知恵をつかい勝利を収めます。それいらい、この男に文句をいう人はいなくなりました。
この男が、アイヌ集落のある太田に上陸したときに、山の頂にある祠に太田大権現の尊号を賜ります。以来、この航海の安全と霊神の加護としてみんなは信仰するようになりました。
この男の名は「たけだのぶひろ」、松前藩の祖となるひとでした。
太田神社は険しい山頂にあるため拝殿は岸壁にあります。岸壁に立つ灯台「定燈籠」(じょうとうろう)はどの方向から見ても「太田」の文字になっています。夜にともる灯りは今も漁師の守り神です』
