こんなとき、どうする? 集まりのときにクラスにいない子ども
配慮が必要な子どもの保育を長年取り組んでいる園に、インクルーシブ保育のエピソードを教えてもらいました。
こんな子どもはいませんか?
事例:
朝の集まりで絵本の読み聞かせをする時間。楽しそうに廊下を走っていたAちゃんに声を掛けて、手を取ってイスまで案内しましたが、座ることはなく保育室の中をふらふらと動いています。(3歳児・4月)
Aちゃんはどう思っている?
保育者としては、座ってほしい気持ちもあるかもしれませんが、まずは、Aちゃん自身がどう感じているかを考えてみましょう。
・廊下で思い切り走りたいのかもしれない
・どうしてみんなで集まるのか分からないのかもしれない
・「自分のクラス」が分からないのかもしれない

保育者は、Aちゃんが感じていることに思いを巡らせた上で、少しずつクラスで過ごす楽しさや心地よさ、安心感を味わってほしい、という願いをもち、Aちゃんに関わっていきました。
Aちゃんのことを知ることから
まずは、Aちゃんの思いや興味を知るために、Aちゃんのことをしっかりと観察することから始めました。

クラスんみんなに絵本を読んでいると、バスの絵が描いているページでAちゃんが足を止め、ちらっと絵本を見たように感じました。バスに興味があるのかも…。
バスを手がかりに…
Aちゃんの姿から、バスのミニカーをAちゃんの前に置いてみました。Aちゃんは少し興味をもったようで、手に取ってバスの中を見ていますが、しばらくするとバスを置き、ふらふらと動き始めてしまいました。

このようなAちゃんの姿を受け、保育者はどのような関わりを重ねるのか、詳しくは、本編に掲載しております。
本編では、エピソードに加え、環境づくりや関わり、保育者との連携などのポイントも解説しています。

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教えてくれた人/
黒﨑知子先生(吉祥寺学園幼稚部(旧 武蔵野東幼稚園)統括)
河井優子先生(吉祥寺学園幼稚部(旧 武蔵野東幼稚園)特別支援コーディネーター)
長年、配慮が必要な子どもの保育に取り組んでいる。
イラスト/ホリナルミ
