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warauyo
やっぱ、締めはこれでしょ|#毎週ショートショートnote
暖簾をくぐると、油と出汁の匂いに肩の力が抜ける。今夜も地味な服に薄い化粧。誰も私を知らない場所。
とりあえず生。枝豆ともつ煮込み、焼き鳥は塩で、しめさばも頼む。途中で芋焼酎のロックに切り替える。鼻に抜ける芋の匂いがたまらない。ようやくほんとの呼吸ができる。
表向きは未成年。でも私はとっくに二十歳を過ぎている。法律的にも問題ない。だからこうして時々ここに来る。
飲んで、食べて、ひとりで笑った。さて締めだ、と口を開きかけたとき、隣の席の男がこちらを見つめた。
「もしかして」——バレた。逃げられないと分かった。
小さく息を吐き、頷く。
「ごめんなさい、内緒にしてほしいの」
差し出された紙にサインペンを走らせる手が、少し震える。
店がまた静けさを取り戻す。私はメニューを閉じ、締めを注文した。いつもより、ちょっとおしゃれな締め。
「鯛茶漬け、ください」
誰にも言わないでね。だって、私、アイドルだもん。
(了)
私は鮭茶漬けがいいですね~。だって、私、アイドルじゃないもん。
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。です。
田原にかさんの企画に参加します。
よろしくお願いします。
#毎週ショートショートnote #身バレ鯛茶漬け
メンバーシップに参加しませんか。いっしょに楽しく続けましょう。
では、今日はこのへんで。
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。
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