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無職と自己肯定感──自己価値の証明は不要

しばらくの間、無職である。
双極性障害を患ってから、長いこと療養中だ。
仕事が怖い。恐ろしくて仕方ない。

けれど時折、仕事をしていないことに対するどうしようもない焦りに襲われる。

これらを勝手に「仕事発作」と呼んでいる。

仕事発作は特別なきっかけなんかなく、唐突に襲ってくる。
好きなドラマを見ている時、寝る前にリラックスしている瞬間──いつでも突然、頭の中に警報が鳴り響く。

仕事をしなくては! 仕事をしなくては私は世間に認められない!

衝動に駆られて、アルバイトの募集なんかを読むが、吐き気が込み上げ、すぐに涙で何も見えなくなる。

仕事ができていないんだから、焦って当然だという気持ちもある。

けれど焦りに身を任せても、結局、体調が悪化するだけで、何も解決できなかった。

ずっとずっとそうだった。
わかっていて、何度も繰り返してきた。

私にとって「仕事」は、自分の価値を証明するものと定義されているらしい。
仕事をしていない私には価値がない。
何の価値もない。
働かざる者食うべからず。
生きている資格がない。

その考えが拭えず、仕事発作が起きる。

趣味を楽しんでいる時でさえ、これが辛うじて仕事に繋がったりはしないだろうか、と思い悩む。
仕事に繋げるとしたら、こんなやり方ではいけないんじゃないか。

もっと、もっと、もっと。

そう思ってしまい、純粋に楽しめなくなってしまう。
休息ばかりしているはずなのに、少しも休まった気持ちにならない。
休まらないから回復しない。
回復しないから、後にも先にも進めない。
悪循環だ。

一人で考えることに行き詰まって、カウンセラーさんに相談した。

「お金を稼げることと、あなた自身の価値は違う」
そう言われて、ハッとする。

こうも言われた。
「自分の好きなものを書いて嬉しい気持ちとか、そういうことのほうが大事」
だと。

そうして、ふと気付くのだ。

生きるための価値の証明など、本当は最初から必要なかった。

息をして、ここにいる、そのことだけで尊いことだ。
何かを感じ、考え、そうやって生きていることこそが大事なのに。

人には思えるのに、自分には思ってあげられない。
それを変えたいと思った。

あなたには価値がある。
存在している、それだけで価値がある。

絶対に絶対だ。

それは何かで証明しなくても、決して失われることのない価値だ。

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