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私の耳友「それいけ益々荘」

唐突ですが、私はラジオが好きです。
YouTubeやテレビを観るのと同じくらいラジオを聴いています。オワコンと言われるテレビ業界ですが、ラジオはそのもっと前から限界集落と自虐するほど聴者数は減っているようです。

さて、タイトルにある「それいけ益々荘」は、ラジオではなくYouTubeチャンネルの名前です。キングオブコント準優勝コンビ・カゲヤマの益田さんと、益田さんのご実家に居候する漫才コンビ・ドンデコルテの渡辺銀次さんとが暮らす家、「益々荘」のチャンネルです。

この「それいけ益々荘」チャンネルは、多くの芸人さんが作っている動画とはだいぶ趣きが異なります。何が違うかというと、家主の息子・益田さんと、まだ売れていない同居芸人との日常風景を録画したものを、ほぼそのまま撮って出ししているのです。なのに面白い。

カメラの視点は益田さんのため、映される人はだいたい銀次さんです。以前住んでいた大自然のしんちゃんは結婚のため巣立ちましたが、売れたら出ていくというシステムらしく、相席スタートの山添さんも居候してすぐに売れてしまい、巣立っていきました。

 現在の益々荘チャンネルは銀次さんと益田さんのお二人が、時には靴磨きを、時にはチャーハンを作りながら、日々の悲喜こもごもや楽しい思い出話を穏やかに語り合っていて、一つの動画で1時間を超えているものも結構あります。そんな2人の穏やかな会話は、まるで落ち葉を踏みしめる足音を聞いているような、安心感と心地よさがあります。

ぼんやり眺めているうちに、気づけば靴は美しくピカピカに磨かれ、チャーハンは完成し、画面越しからも美味しそうな匂いがしてきそうです。

この心地よさはなんだろう、と考えてみたのですが、益々荘には作り込んだ感じがなく、やさしくて面白い二人の日常の中に自分も一緒にいるような気分になれるところのような気がします。

最近は毎日「それいけ益々荘」の動画を観ているので、いくつかお気に入りができてきました。スマホを枕の横に置き、益々荘の会話を聴きながら寝落ちするのが一日の終わりのささやかな楽しみになっています。
まるで隣の部屋にいる益田さんと銀次さんの仲の良い会話が聞こえてくるかのような、そんな幸せな感覚になれます。

銀次さん率いるドンデコルテは昨年のM-1準優勝で注目されて人気急上昇中なので、そろそろ益々荘を巣立たなければならないようです。
売れてくれて嬉しい反面、もうあの平和な益々荘の世界からいなくなってしまうのかと思うと、とても寂しいです。

せめて益々荘の世界がラジオとなって、ポッドキャスト番組にならないかなと願っています。相方の小橋さんもですが、銀次さんは声がとても良いので、個人的には深夜ラジオ向きだと思うのですが。

どうか心やさしきニュースター、ドンデコルテ・渡辺銀次さんとカゲヤマの益田さんにラジオ界でも大きなチャンスが巡ってきて、益々荘のやさしい世界がこの先も続いてくれますように。

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