見出し画像

護憲派同士でモメるの一番よくないと思うんすよ

7/22の国会中継を見てまして。
国民投票法改正の話が、結果的に賛成多数で通ってしまったわけですね。これに関しては残念だけどまぁ(でしょうね)とも思ってるので、落胆はない。そういうことの積み重ねで「どうせ声をあげても無駄なんだ……」と落胆することは簡単だけど、それで事態が好転する可能性ゼロだし。声あげてる方が1%マシになる可能性があるなら、とりあえず私は声をあげ続けるよ。逆に慣れすぎてダメージねえわもう(嫌な慣れ)。

さて、それはとりあえず良いとして、今回『護憲派/改正案反対派』とされる人々同士での分断・糾弾が起こり始めている。それは正直あまりよろしくない。だからちゃんと問題点を整理して、自分でも考えてみようと思う。

えーと、国会中継見てなかった人向けに、まずどういう騒ぎになってるかをざっくり書くね。

①国民改正法案に元々反対の声をあげてたのは3人。共産の山添さん、れいわの奥田さん、立憲の小西さん。
②ところが今回、立憲の小西さんが【賛成】の立場に回る。あくまでも小西さんとしては「全員反対に回ると、附帯決議の話もできないから!附帯決議の話すらできないと、賛成派の中で好き放題やられちゃうから、それを防ぐ為の戦略なんです!」という主張。
③とはいえ「賛成に回るなんて、裏切り者!やっぱり立憲なんて信用できない!」の声も多数上がる。
④そこに「れいわの奥田さんへ野次飛ばしてたろ!今回の案に反対してくれた人なのに!」の話も加わって、れいわ派VS立憲派みたいな構図まで出てきちゃう

今TL見てると、ざっくりこんな感じ。
結果的に批判が小西さんに集中していて、改正案に賛成した他の政党はほぼ空気状態だ。待て待て、それはなんか、戦う相手はほんとにそれでえぇんかって話では……?や、「仲間だと思ってたのに!裏切られた!」のショックはめっちゃわかるんだけど。そもそもこれが本当に裏切りなのか、小西さんの主張通り戦略なのか、そこはもうちょっと見てくべきなんじゃないか。

私も正直、まだ色々判断できてないとこはある。何回も書いてるけど全然政治に詳しくはない。間違ったことも書くかもしれない。でも素人なりに考えていくことはやめたくない。だから今日もnoteに書き出してまとめていく。みんなも一緒に考えてくれたら嬉しい。

あ、先に『自分はこういう立場でお三方を見てるよ』を明記しておくね。その前提は大事だと思うので。とりあえず自分は反高市だし反自民です。国民投票法改正案もNOです。で、反対派たる三人の評価が以下。

●山添さん……理路整然とした言葉で、感情的にならずに淡々と反論を述べることができるので一番信頼が厚い。この人マジで頭いいんだろなって思ってる。最推し。
●奥田さん……共に戦ってくれる人として推してはいるけど、ヤンキーの姉御みたいなとこあるんだよねこの人。感情的に強い言葉を使いがちなので、それをリーダーシップとして頼もしく感じる人と、国会議員としてはガキくさいと感じる人に分かれそう。SNSの言葉遣い見てても時々(それはちょっと適切ではなくない……?)って思う時はまぁある。でも元々「山本太郎はないわー、れいわ無理だわ……」って思ってた時期がある中で「れいわは今の政権に反発してくれる!マトモに戦ってくれてる側じゃん」の気持ちになれたのはこの人のおかげではある。
●小西さん……判断に悩むところはあるけど、今回に関しては『戦略』寄りの評価でいいんじゃないかなーとは思ってる。一緒に戦ってくれる味方でいてほしいという願望が入ってるのは否定しない。
今回は擁護寄りです。


*****************


とりあえずねーーーー、小西さん的に『賛成側に回ってでも附帯決議を付けたかった』が大事なとこだと思うんだけど、肝心の附帯決議の内容について触れてる人がほとんどいない気がしてるのね。それだいぶもったいなくない?そこの内容ありきで判断してあげるべきじゃない?

で、小西さんはご自身で討論の内容も附帯決議の全文もXに載せてくださってる。
……正直言っていい?目が滑る。多分なんだけど小西さんはめちゃめちゃ真面目なんだと思うのよ。今回賛成することで叩かれまくることは分かってただろうし、でも説明すればするほど「言い訳だ!」って言われて、それでも一生懸命Twitterでご本人でのツイートだけでなく批判の声を上げる人たちにも逐一説明されて回ってるけど、どうしても長文が多くて読みづらい。これ全部読んで理解と納得ができてる人、思ってるより少ないんじゃないか……?
絶対に損な役まわりであることはご理解されてるだろうに、それでもこれをやったという意味とか重みは考えて、ちゃんと受け止めるべきだと思うんだよね。

えーと、とにかく附帯決議、読むか。
とりあえずご本人のツイート(賛成討論全文)と合わせて載せてらっしゃる附帯決議案画像3枚、それからその附帯決議案の個人的な噛み砕き、を書く順番でいくね。

(やっぱり目がすべるよぉ……😭)

以下、ざっくり附帯決議案。
だいぶざっくりさせてるから、「ほんとにそういうこと言ってる?」って思った人はちゃんと自分で読んでね。読みやすさ重視でだいぶ端折ってはいます。

①国民主権、基本的人権、平和主義の基本原理に基づいてるかを徹底的に審議してね!
②国民投票がどういうものかの制度趣旨をしっかり踏まえて、国民の投票機会の確保を最大限に図ってね
③主権者の自由意志に基づいた、【国民主権原理】からの要請だよ。ネットやAIの普及、それにれ伴う弊害も踏まえた法改正も考えるべきでは?
④ネットで流れる情報による権利侵害への対処も考えなきゃいけないよ!
⑤フェイク情報の対処もいるよね
⑥平成19年及び26年の憲法改正手続における附帯決議、あれも改めてその各項目を精査すべきでは?
⑦改めて書くけど、憲法は遵守してるよね?
まさか憲法違反の事実なんてないよね?そのへんしっかり留意してね???

以上。


……えっ、めちゃめちゃよくない?
②はこないだの選挙で在外投票できなかった人がめっちゃいたとか、あのへんも踏まえてるのかな。③④⑤あたりはそれこそ話題の中傷動画とか、2月の選挙で広告使いまくったのではの話とか、あのへんに対するツッコミも兼ねてる気がする。⑥すごいね、「結局前に法改正があった時の附帯決議案、結局どうなったんだよ忘れてねぇぞ」の釘刺しになってる。なんか、3年以内にはこのへんの問題に取り組もうーみたいな附帯決議が結局そのまま放置されてるとかじゃなかったっけ(うろ覚えなのでここは間違ってたらごめんなさい、でもなんかそんな感じのこと聞いた気がする)。締めとしての⑦の念押し、めっちゃいいな。
あと上記では端折っちゃったけど、④の中に羅列された2項目の『選挙に関しインターネット等を利用する者の責務』っていう表記好き。やー、大事だよその責務は。


実際ね、今回の国民投票法改正案って、そのまま通っても通らなくても実は国民投票自体はやろうと思ったらできちゃうからあんまり変わらん(とはいえ元々開いてる穴が更に増える話ではあるから通したくはない)というのが個人的な認識なのね。合ってるかしらこれ。

↓自分が「そもそも国民投票法てなんじゃい」を調べた時のnoteも貼っときますね。

憲法96条で定められてるから別に改正案が通らなくてもやれちゃうとは思うんよ、国民投票。
なら、今回の改正案そのものに反対して何も言えなくなるよりは「穴の数は確かに増えるかもしれんけど、そもそも既に空いてる大穴をまず塞ぎにかかれる方がよくない?!」的な戦い方だとしたら、それなら個人的には正直アリかなっていう……や、わからんけど……附帯決議案がきちんと作用してくれるんだとしたら、そういう意図なんじゃないかって私は思うんだけど、どうだろこれ、合ってるかなぁ……?

「そもそも附帯決議案なんて無意味!」っていう声もまぁ聞く。実際これにどれくらいの力があるのかはごめん、ちょっと私には判断できない。
ただ、それでも頭ごなしに「小西は裏切り者!」って言いたくなるような内容では全然ないんじゃない?っていうさぁ……?おかしいかなぁ?

今朝丁度、れいわの海保とくま氏が今回の件についてツイートをしていた。個人的には「そこでれいわの人が小西氏に非難が向くように言うの、どうなん……?」とは思った。

議員が「附帯決議なんてあいつらには無意味」って言っちゃうのはどうなんだ。そこに意味はあってくれよ。正攻法ではダメみたいなこと言ってるけど、じゃあむしろ今回ルールに則った中でトリッキーな動きをした側では?とか思っちゃう。
うーーん、私が小西さんに肩入れしすぎだろうか……というかあの、ほんとに「この人は護憲派として戦ってくれるはず」側の内部であんまり争ってほしくねぇっていう気持ちは正直強いんだよねぇ……敵はそこじゃなくない?
(そもそも違う政党なので意見の相違はあって当然なんだけど、今そこでバチバチしとる場合かーい!っていうさぁ……!)


そこを思うと、小西さんも小西さんで(このタイミングで奥田さん相手に野次飛ばしたらしいのは悪手だったんじゃないかなー……)とは思っている。
なんかえーと、「与野党共に附則4条2号をあえて無視したという、事実無根の誹謗中傷があった」「7/15にも同じ発言があったのに、それに対してこっちはちゃんと説明して抗議したのに、説明も謝罪もないしまた同じこと言ってんのか」っていうとこからの野次っぽい。
だとしたらまぁ怒るのも分かるし、ただごめん、そこの流れを知らないんだよなこっち。さらっと『附則4条2号を』って言われるんだけど、「ごめんえーーーと、それ何……?💦」って感じなのだ。そのへんへの理解がないと『反対派のはずの小西が、反対派の奥田さんに野次を飛ばして、しかも結局賛成に回ったぞ!』に見えちゃうのはもう避けようがないんちゃうかっていうさぁ……?やってること正しいのかもしれんけど、見せ方として敵を作りやすそうな馬鹿正直さっていうか。そんで私がその誹謗中傷について事実かそうじゃないかも含めて今全くジャッジできないので、この件についてどちらの味方もできないんだよね。実際どうなんだろねぇ。

奥田さんの主張は、こっちから見てると目立つんだよね。今回私も中継見てて「いつまでも あると思うな 選挙権」っていう五七五すげぇなと思ってそのままツイートしたら、多くの人に刺さったらしくてこれもまたクソバズった。

その場で見てる時には(わー、めちゃめちゃ主権者の方を見て話してくれてる〜)(言葉は強いけど、言ってることはそうだよなぁ)と私も肯定的に見てた。
でも時間をおいていろんな人の意見を見ていく中で、(あそこは主権者への演説をする場所ではなく、法案そのものの問題点とかについて改憲派に向けて言葉を発するべきだったのでは……?)という疑問はちょっと沸いた。反対討論としてあれが正しかったのかはちゃんと考えるべきで、ただ国会中継を見てる人からの人気は高まりそうだなとも思い。そのへん奥田さんは上手い気がする(嫌味とかではなく。そのパフォーマンス力は政治家としての強みだと思う)。
で、その中で委員長から「奥田くんの発言に不穏当なところがありました」とか言われるものだから(またなんか苛められとる……)って思っちゃうんだけど、あれもその場で『どの箇所が』まで言ってくれないから良くないと思う。明確にこの部分が、まで言ってもらえたら「いやそれは全然不穏当じゃないでしょ」と「確かにそれはあかん」の両方が見えると思うんだけど。結果的に、国会中継視聴者が奥田さんを擁護したくなりやすい環境だったんじゃないかなーと思うと、そこで誰が言ったかわかる形で野次を飛ばすのはあの、あんまり良くなかったかもっていう……!
(本当にあの、国会はパフォーマンスをする場所ではないというのは重々承知しておりますが……!)


結局山添さんも奥田さんも今回の「附帯決議の為に賛成」を有効とも無効とも発言してなくて、政治素人の私には小西さんの策が有効なのかは結局わからずにいる。有効ならそのへん擁護してあげてもいいと思うんだけどね、それもまた違うのかな。わかんないな。こういう時って識者の意見を色々読みたいところなんだけどなぁ……。

個人的にはこの1回きりで小西ひろゆき氏、ひいては立憲民主党を評価するのは早計なのかなって思う。
「もしかしたらこいつ裏切者なのかも」という気持ちを持つことは別に否定しないんだけど、別に今信頼したらすぐに立憲民主党が与党になったり改憲派に寝返りますって話でもないし。とりあえず今のヤバいあれこれが一通り終わるまで、これからの発言や行動、何に賛成して何に反対したのかを長く見守り続けるといいんじゃないかなぁって思うよ。


いいなと思ったら応援しよう!