ヘルプマーク「スイスのお土産」に間違われがち〜難病あるある〜
ディズニー系で攻めるか、ちいかわで和ませるか、推しのグッツをじゃらじゃらつけて全身で愛を叫ぶか
少し前はラブブが大暴れして、世の中のバッグチャームが歯をむき出しにしていた
バッグチャームは個性が出る
あなたのチャームは何ですか?
で、私はというと——
何が流行ろうと、チャームはヘルプマーク一択です
ブレない
1ミリもブレない
ラブブが来ようがちいかわが来ようが、私のバッグの主役は赤いアレ
トレンドという荒波の中で、ただ一人、岩のように佇むヘルプマーク
ある意味かっこいい
…たぶん、かっこいい
ところがこのヘルプマーク、知らない人にはまったく通じない
あの赤地に白い十字マーク、なんと——
「スイスのお土産ですか?」🇨🇭
違う!違うんです
私はマッターホルンにも登ってないし、チョコも持って帰ってない
アルプスの少女に会って来たのでもない
これは「ちょっと配慮が必要なんです」というれっきとした意思表示
なのに、なぜかヨーロッパ旅行のお土産枠に分類される
アルプスのホルンが聞こえてきそうな誤解
ヘルプマークの効力、どこ……?
正直に言います。このチャーム、わりと効力が薄い
つけていても電車でガッと押されるし、
「席譲ってオーラ」も都会の雑踏にあっさり飲み込まれる
スイス土産だと思われている時点で、もう仕事してない
でもね、街でヘルプマークをつけている人を見かけると、思うんです
「あ、お互い大変ですねぇ」
会ったこともない、名前も知らない、事情もまったく違う
見た目では病気か、障がいか、
何を抱えているのかなんて分からない
それでも、あの赤いマークを見た瞬間
心の中で勝手に握手してる
『同志よ』って
理由はみんなバラバラ
でも、「ちょっと大変」を抱えて、それでも今日も外に出て、電車に乗って、生きてる
その一点で、私たちはもう仲間です
スイス土産だと思われようが、効力が薄かろうが——
それでも私は、今日もヘルプマークをつけて出かけます。

