借金返済中でもNISAはやるべきか|迷った時は金利から判断しよう
毎月の給料日が来ても、右から左へ消えていく借金返済のお金。
世間がNISAだ投資だと盛り上がっているのを横目に、「自分にはまだ借金があるし…」と引け目を感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
投資を始めたいけれど、借金を抱えたまま、株だの、投資信託だの、買っていいのか。
それとも完済するまでじっと耐えるべきなのか。
このモヤモヤした葛藤は、金利という数字を見比べるだけであっさりと解決します。
1. 返済と投資を分ける金利の基準
借金を返すか、それとも投資に回すかを決める判断基準は非常にシンプルです。
「お金を借りている金利」と「投資で増える期待リターン」のどちらが高いかを比較するだけで済みます。
一般的な投資信託などで長期的に見込めるリターンを、仮に年利5%程度と設定してみます。
自分が抱えている借金の金利が5%より高いか、それとも低いかが、今後の行動を分ける明確なボーダーラインになります。
2. 優先して返済すべき高金利な借金
もしあなたが抱えている借金が、リボ払いやカードローンなどである場合は要注意です。
これらの金利は年利10%〜15%など、非常に高く設定されていることがほとんどだからです。
仮に年利15%の借金を抱えたまま、NISAで頑張って年利5%の利益を出したとします。
NISAのほうではお金が増えているように見えても、借金の利息として削られていくスピードのほうが圧倒的に速いため、差し引きで毎年10%ずつ資産が目減りしていく計算になります。
手元に投資へ回すお金があるのなら、投資のことはいったん忘れて、まずはこの借金を全額返済することに尽力したほうが良いと言えます。
3. 投資を並行してもいい借金
一方で、投資よりも優先順位が下がる借金もあります。
それは、投資の期待リターンよりも明らかに低い、低金利な借り入れです。
具体的には、奨学金や、住宅ローンなどがこれに該当します。
これらは多くの場合、年利が1%未満から、高くても4%程度に収まる低金利な借り入れです。
たとえば年利2%の借金であれば、投資で得られる5%のリターンから差し引いても、手元にはしっかりとプラスの差益が残る計算になります。
低金利の借金は無理に一括返済して手元の現金をなくしてしまうよりも、毎月決められた額だけを返しつつ、残った資金を投資で運用した方が理論上は、最終的にお金は増えやすいです。
金利の低い借金を抱えたままNISAをやることに、罪悪感を覚える必要はありません。
僕自身も、奨学金を毎月返済しながら、並行してNISAで毎月オルカンを積み立てています。
おわりに
世の中には、すでに多額の資産を築いて投資を楽しんでいる人がたくさんいます。
しかし、そうした人たちと自分を比べて落ち込む必要は一切ありません。
そもそも、毎月借金を返済し続けていること自体が本当に凄いことなんです。
日々労働し、きちんと収入を得ている立派な証拠です。
非常に大変であり、簡単なことではないはずです。
人それぞれスタートラインも条件も違うので、他人と比べても意味がありません。
比べるべきは過去の自分です。
毎月借金の残高が減っているのなら、それは過去の自分よりも着実に成長しているということなので、堂々と胸を張ってください。
自分の抱えている借金の金利を客観的に判断し、自分のペースで効率よくお金を割り振っていきましょう。
※免責事項:
この記事は、一般的な資産形成や家計管理の考え方のヒントとしてまとめたものです。投資には価格変動リスクがあり、将来の運用成果を保証するものではありません。実際の投資判断や繰り上げ返済の決定については、ご自身のライフスタイルに合わせて無理のない範囲で行ってくださいね。
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