💈あの昭和テイストなサロンで、少しだけ立ち止まれた日#2 |理容師のひと言が…
Welcome to the world of "clu"tch 🌃
"クラ"の世界へようこそ🌠
第1話に続き、妄想エピソードになります。
ちょっとエッセイ風にアレンジしてみました。
理容師のひと言が、凍った心を溶かした午後
散髪中、理容師のおじさんがふと話しかけてきた。
「今日は仕事、休みかい?」
鏡に映る自分と目が合うのを少しだけ避けて、
「ええ、まあ、そんなところです」と曖昧に答えた。
本当はただ、特に予定のない午後だっただけ。
それを正直に言うのが、なぜか少し気恥ずかしかった。
「休みの日は、散歩が一番さ」
おじさんはそう言って、霧吹きを置いた。
「最近はどこも人が多いし、散歩ぐらいがちょうどいい。うちは暇だけどね、はっはっ」
その飾らない笑い声が、静かな店内にゆっくりと響く。押し付けがましいところが全くなく、僕の肩の力がふっと抜けた。
なんだか、自分から話しかけてみたくなった。
「このお店、けっこう長くやってらっしゃるんですか?」
すると、おじさんは嬉しそうに、というよりも、水を得た魚のように、堰を切ったように話し始めた。
「もう40年になるよ。はじめたのは昭和56年。まだ駅前に映画館があったころだ。覚えてる? あの古い『銀星座』ってやつ」

僕は知らなかったけれど、とりあえず頷いた。
そこから、おじさんの話は滝のように流れ出した。
商店街の変遷、若い頃の苦労話、通ってくる常連さんの話、好きな演歌の話、そして息子さんのこと……。

僕は、ただひたすらに聞いていた。
それは、ただ言葉を聞いているのとは違った。
その人の「生きてきた温度」を、全身で浴びているような感覚だった。
それは、耳から入ってくる音ではなく、じんわりと心に染み渡るぬくもりだった。
初めて会った人なのに、不思議と心の距離が遠く感じなかった。
むしろ、どこか懐かしい人と再会したような、そんな錯覚すら覚えた。
理容師というより、まるで町の語り部だ。

その語りに包まれているうちに、僕の心のどこか、冷たくなっていた部分が、ゆっくりと温まりはじめていた。
あとがき
とある1,400円💈カットでの妄想エピソード
その店長は、🐢カメ🐢を買っている
カメの話が印象的で、
カメを観察しているのが趣味のようだ。
不思議な趣味だなぁと思いながら聴いていた事を想い出した。
「カメを何時間でも鑑賞できる」
きっと、ちょっと観るだけなら癒されるだろうけど、
想像しても、自分だったらずっと観ることはできないなぁと心で思っていた。
その店長が愉しく会話が出来るネタを
持っていて魅力的な人だなぁと思った。
それでもそんな生活で、満たされる
趣味は何でもいいと思う。
生き物と生活を共にする。
植物と生活を共にする。
"カット屋さんも人生のほんの一部といってもいいかもしれない"
"It could be said that the hairdresser is just a small part of life."
🌈AIクリエイター修行中🌈

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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