🌠「疲れた夜に差す、消えそうな"光"」#2|“影に揺れる心の声”
こんにちは。
"クラ"の世界へようこそ🌠
Welcome to the world of "clu"tch 🌃
前回のお話は、消えそうな " 光 " が教えてくれる、
大丈夫だよ、という囁きをテーマに綴りました。
今回は、“ 影に揺れる心の声 ” について
綴っていきたいと思います。
みなさんは、一度は、朝が来てほしくないと
思ったことありませんか?
そんな経験をしたなかで、そのシーンを描けたら
いいなぁと思いました。
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風は、夜を越えてもまだ止まない。

わたしはカーテンを開けたまま、
静まり返った部屋のなかでベッドに横たわっていた。

夜が明けるか明けないかの、
街がまだ深い眠りについている時間。
庭の木々は、昨夜と同じように風に揺れている。
しかし、月明かりではなく、
白んでいく空に淡く溶け込む光が、
その木々の影を地面に細く長く落としていた。
その影は、まるで誰かの痩せた腕のように、
あるいはわたしの心の不安そのもののように、
ゆらゆらと揺れている。
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ああ、また朝が来るんだ……
昨夜の涙の感触を、わたしは指先でなぞってみた。
頬を伝った温かい雫の記憶は、
もうどこにも残っていない。

しかし、その温かさだけは、
不思議とまだわたしの心の奥にじんわりと
染みついているようだった。
涙は乾いたけれど、
その涙が教えてくれた
「自分の疲れ」という影は、
まだわたしのなかに静かに
横たわっている。
そして、その影は今、
庭の木々の影とぴったり重なり合い、
風に揺れるたびに震えている。
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疲れてるんだ、わたし。すごく……
疲れた心は、まるで夜明けの影のように、
細く、不安定で、いつ消えてしまうか分からない。
昨日よりも少しだけ軽くなった心臓の鼓動を
確かめるように、
わたしはゆっくりと呼吸を繰り返した。
息を吸い込むたびに、夜の冷たさが肺を満たし、
息を吐き出すたびに、昨夜の疲れが淡い吐息となって
消えていくような気がした。
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少しは楽になった、かな……
わたしの心臓が一度拍動するたびに、
遠くから鳥の声が聞こえる。
それは、夜の終わりと朝の始まりを告げる、
小さな鐘の音のようだった。
その声は、昨夜の虫たちの声とはまた違う、
新しい響きを持っていた。
夜の虫たちがわたしの内なる声に
寄り添ってくれたのだとしたら、
この鳥たちの声は、
わたしを新しい一日に向けて
誘い出そうとしているようだった。
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行きたくない……でも、行かなきゃ
木々の影は、揺れながら少しずつ短くなっていく。
その様子は、まるでわたしの心のなかの影が、
夜明けの光に少しずつ蝕まれていくかのようだった。
しかし、それは決して悪いことではない。
影は消えるのではなく、形を変えて、
新しい光のなかに溶け込んでいくのだ。
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本当に? 影は消えるだけじゃないの?

わたしはベッドから起き上がり、
窓辺に立ち尽くした。
まだ太陽は昇っていないけれど、
世界は確かに光を増し、
わたしのなかの影もまた、
その姿を変えつつある。
その影は、
わたしがこの数日、
あるいは数週間、
あるいはもっと長い時間抱え込んできたものだ。
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重い……どうしてこんなに重いんだろう
この影は、いったいわたしに
何を教えてくれるのだろう。

この夜明けの影が教えてくれることは、
まだ静かに、わたしの心のなかに続きを囁いている。
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「あとがき」
影が教えてくれることは、人それぞれだと思います。
no+eを通じて、いつも感じるのは、ここはきっと、
誰かの心にそっと寄り添える、
あたたかい場所なのだろうということ。
どんなに長い夜も、朝は必ず訪れます。
今、苦しい渦中にいる方へ。
どうか、ひとりで背負わないでください。
どうか、自分を責めないでください。
あなたのその影が、ほんの少しだけ軽くなるように。
ここに、温もりを感じる言葉がありますように。
おまけ
「君の声が消えるまえに — Before the Echo Fades」Ⅱ
[Verse 1]
君の名前を 呼んだのに
夜の街に 溶けていく
すれ違った 指先は
まだ温もりを覚えてる
[Bridge]
涙の色は 透明で
言葉よりも 強く響く
[Chorus]
君の声が 消えるまえに
ただ一度でいい 笑ってほしい
戻れない日々 抱きしめながら
明日へ 溶けていく
(お気軽に立ち寄りください☕)
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