【第十八回】1日5分で旅する「はじめの日本」~古事記でたどる私たちのルーツ~
【第18回】太陽神の帰還~天岩戸開き~
前回まで
前回、神々の楽しそうな笑い声に、天岩戸の中のアマテラスは不思議に思いました。
太陽神の帰還~天岩戸開き~
彼女はそっと岩戸を開け、「私が隠れて世は闇のはずなのに、なぜ皆そんなに笑っているのだ」と問いかけます。
すると、アメノウズメが「あなた様より貴い神が現れたので、皆で喜んでいるのです」と答えます。
その言葉と同時に、別の神が岩戸の前に鏡を差し出しました。
鏡に映る自分の輝かしい姿を、その新しい神だと思ったアマテラスは、もっとよく見ようと、さらに身を乗り出します。
その瞬間、岩戸の脇に隠れていた力の神アメノタヂカラオが、その手を取って力任せに岩戸の外へ引きずり出しました。
すぐさま別の神が、岩戸の入口にしめ縄を張り、「もうこれ以上、中にお戻りになりませんように」と告げます。
これが日本で初めての「しめ縄」の登場であり、神聖な場所の結界を示す習慣の始まりかもしれませんね。
こうしてアマテラスがもどり、高天原と地上に再び光が戻りました。しかし、この大事件を引き起こしたスサノオへの処罰はどうなるのでしょうか。神々は再び会議を開きます。
次回予告
次回は、高天原を追放されたスサノオと、彼が地上で繰り広げる大冒険のお話です。
古事記原文
アメノウズメの策略と鏡
爾ち天宇受売、「汝が命に益りて、貴き神坐すが故に、歓喜咲楽ぶ」と白言しき。
如此言す間に、天児屋命、布刀玉命、其の鏡を差し出でて、天照大御神に示せ奉る時に、天照大御神、逾奇しと思して、稍戸より出でて、臨み坐す。時に、
天岩戸開き
其の隠り立てる天手力男神、其の御手を取りて引き出しまつりき。
即ち布刀玉命、尻久米縄を其の御後方に控き度して、「此より内にな還り入りましそ」と白言しき。
光の帰還
故、天照大御神出で坐せる時に、高天原も葦原中國も、自から照り明りき。
※本稿の作成にあたり、AIによる文章の推敲・提案を取り入れています。古事記の解釈は多様です。ご興味を持たれた方は、ぜひ様々な解説書や原文にも触れてみてください。
