【第十七回】1日5分で旅する「はじめの日本」~古事記でたどる私たちのルーツ~
お知らせ
2025/9/27古事記の講演会を行います。
【第17回】天岩戸の神楽~アメノウズメの舞~
前回まで
前回、神々はアマテラスを天岩戸から誘い出すため、知恵の神オモイカネの指揮のもと、壮大な祭りの準備を整えました。
天岩戸の神楽~アメノウズメの舞~
準備が整うと、岩戸の前でいよいよ前代未聞の祭りが始まります。まず、力の強いアメノタヂカラオノカミが岩戸の脇にそっと隠れました。そして、芸能の女神であるアメノウズメノミコトが舞台に立ちます。
彼女は桶を逆さにしてその上で足を踏み鳴らし、神がかりになって、ついには胸をさらけ出し、裳(も)の紐を股まで垂らすという、非常に大胆で滑稽な踊りを披露しました。
そのあまりの面白さに、集まっていた八百万(やおよろず)の神々は一斉にどっと笑い、高天原全体が揺れるほどでした。
これが日本で初めての「ライブパフォーマンス」であり、後の神楽(かぐら)の原型かもしれませんね。 悲しみや困難も、笑いの力で吹き飛ばす。そんな精神が、この神話には描かれています。
岩戸の中にいたアマテラスは、この笑い声を不思議に思います。「私が隠れて世界は闇のはずなのに、なぜ皆そんなに楽しそうにしているのか…」。気になった彼女は、固く閉ざした岩戸を、ほんの少しだけ開けて外の様子を覗いてしまいました。
次回予告
次回は、神々の作戦のクライマックスと、太陽神の帰還のお話です。
※本稿の作成にあたり、AIによる文章の推敲・提案を取り入れています。古事記の解釈は多様です。ご興味を持たれた方は、ぜひ様々な解説書や原文にも触れてみてください。
古事記原文
アメノウズメの舞
天宇受売命、天香山の天之日影を手次に繋けて、天之蘿を鬘と為て、天之香山の小竹葉を手草に結ひて、天石屋戸にうけ伏せて、蹈みとどろこし、神懸り為て、胸乳を掛き出で、裳緒をほとに押し垂れき。
八百万の神々の笑い
爾、高天原動りて、八百万神、共に咲ひき。
アマテラスの問いかけ
是に天照大御神、怪と以為ほして、天石屋戸を細目に開きて、内より告りたまへるは、「吾隠りますに因りて、天原自ら闇く、葦原中国も皆闇けむと以為ふを、何由て天宇受売は楽びし、亦、八百萬神諸々咲ふぞ」とのりたまひき。
