こんにゃくえんま
文京区小石川の源覚寺に伝わる「閻魔像」についての信仰である。江戸時代、目を患った老婆が、閻魔さまに、こんにゃくを供えて願掛けをして祈ったところ、治った。以来、「こんにゃく」を供えてお祀りすることからこの閻魔像のことを「こんにゃくえんま」という。なお閻魔像そのものは、閻魔信仰が盛んであった鎌倉期のものとされる。
1624年に伝通院三世定誉が隠居の場所としてこの土地を徳川秀忠に賜り源覚寺を開いた(浄土宗)。この地には鎌倉末期と推定される閻魔大王があり、崇敬を集めていた。宝暦年間(1751-64)に至り、老婆が目を患い閻魔様に快癒を祈願したところ平癒したものの、閻魔様の右目が黄濁したという。老婆がお礼にコンニャクを供えたことから、眼病を患うものが閻魔様にコンニャクを供える慣わしができた。同様に境内にある塩地蔵は歯を患うものが、塩を供える慣わしがある。
なお1690年鋳造の鐘楼の鐘は、1937年に供出されてサイパン島南洋寺の鐘として使用され、1944年のサイパン玉砕を経て、所有者のアメリカ市民の好意で1974年に源覚寺に返却されたもの。
交通 地下鉄南北線後楽園あるいは都営三田線春日より徒歩3分ほど。東京都文京区小石川。


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