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Good Partnerを見て感じたこと:韓国の女性の高い管理職比率と高いDVの矛盾

韓国テレビドラマの「Good Partner」をNetflixで見た。2024年夏、韓国で放送されたもの。内容は、私の解釈では新人弁護士ハン・ユリの成長物語。そこで大事な役割をするのが、上司となる離婚専門弁護士のチャ・ウンギョン。舞台となるのが、大手弁護士事務所テジョン法律事務所という設定。

 ハン・ユリに対して、ウンギョンは新人をいわば教育をするメンターの役割。その意味で先輩が後輩を教育する、メンターシップあるいはメンタリングのお話として、このドラマはみることができる。
 ところで、多数の部下を従えて、颯爽と専門職として働くウンギョンやユリの姿は日本より進んで見える。関連して述べると、韓国の方が日本より管理職に占める女性比率は高いようだ(表1)。女性が主人公で活躍するドラマとして、このドラマは見ることが出来る。

   表1 女性の社会進出の日韓比較 
   就業者に占める女性比率 管理職に占める女性比率
日本   45.0%        12.9%    
韓国   43.5%        14.6%
 資料: 労働政策研究・研修機構(2024) 2022年の数値

 もう一つはドラマの素材となる韓国の離婚問題。その背景に、不倫問題や家庭内暴力(DV domestic violence)問題がある。ドラマをみていて、韓国における家庭内暴力がかなり激しい印象を受けた。つまり女性の社会進出では、日本より進んでいるかに見える韓国であるが、どうも家庭の中では、激しい暴力を受ける女性が多い、矛盾した状況が、韓国にはあると感じた。家庭内暴力が、韓国は極端に高いことは知られている。以下の統計表を見られたい。表2によると、韓国のDV比率は先進国の中で極端に高い。

 表2 過去1年間に親しいpartnerから暴力を受けた女性の比率
韓国 8.8%
中国 5.9%
米国 4.2%
英国 3.6%
仏国 3.5%
日本 3.0%
独国 3.0%
 資料:社会実情データ図解 2018年の数値

 統計的に極端に高い韓国のDVの原因がどこにあるかは、わからないが、この高さはともかく衝撃的だ。女性が社会で活躍する半面、家庭の中で女性が抑圧されている矛盾した状況が韓国には存在するようだ。そのこともこのドラマは伝えている。
   次のメッセージでドラマは終わる。「結婚、結婚しない、離婚、正しい答えはない。いずれも選択肢だ。我々がすべきことは正しい答えを選び出すことではなく、自ら選んだものを正しい答えにするべく努めることだ。もし全力を盡したなら、後悔すべきじゃない。もしさらに選択するならそれもいい。選んで、その結果の責任を負う。それが人生じゃないか。」
 つまりとても後を引くドラマである。視聴をお勧めしたい。

https://www.youtube.com/watch?v=erl_cTEvw-g&list=PLsObiYuQUcFQDMAAyex06W2f2if9ixSVg&index=6

https://www.youtube.com/watch?v=BHwfIOfp1_E&list=PLsObiYuQUcFQDMAAyex06W2f2if9ixSVg&index=7

https://www.youtube.com/watch?v=dsG93BGV5gI&list=PLsObiYuQUcFQDMAAyex06W2f2if9ixSVg&index=10

https://www.youtube.com/watch?v=uH5UHd7swBk&list=PLsObiYuQUcFQDMAAyex06W2f2if9ixSVg&index=12


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福光 寛  中国経済思想摘記 main page: https://note.mu/hiroshifukumitsu  マガジン数は20。「マガジン」に入り「もっと見る」をクリック。mail : fukumitu アットマークseijo.ac.jp

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