丸山千枚田の空 2017.11.3
三重県の南に熊野市というところがあります。うちから約2時間と少しでやっとたどりつけるところです。普通にクルマで走って、それくらいでたどりつけるみたいです。
昔と比べて、1時間くらい短縮されたかな。少しは距離感がなくなったかな。でも、やはり遠いというのは変わりないかな。三重県は南北に長いから、真ん中あたりに住んでいる私は、ごくたまに熊野の方へ行くくらいで、しょっちゅうは行きません。
それでも、他の三重県民よりはよく行く方で、昔住んでた町に行くのが、何だかタイムスリップ感覚で、時々は行きたくなります。

西側なのか、西北なのか、山の斜面にたくさんの田んぼが存在します。段さはたくさんあるので標高差でどれくらいなのか、その山の中腹から山すそにかけて本当に千枚の田んぼがあるそうです。
当然のことながら、効率は悪く、大きな機械などは入れず、人力で田植えや稲刈りまで、イベントとしてやるしか方法はなく、参加者の皆さんに楽しんでもらう田んぼ、そして見られる田んぼとして存在しています。

熊野古道の風伝峠の御浜町側から、高い山の峠を見上げて撮りました。奥さんはトイレに行っていました。私はめずらしくトイレに行かなかった。
空にはうろこ雲がいっぱいです。
めざしたのは、熊野市紀和町の丸山千枚田というところ。表紙の写真が、そこのシンボル巨石でした。昔、うちの子が収穫祭りのときに、この岩のてっぺんまで勝手にトコトコ歩いていってしまいましたっけ。でも今は、電気の柵がしてあって、岩の上には行けなくなっていました。ザンネンでした。

カカシはたくさん、ところどころに設置してありましたが、この浅田真央ちゃんのカカシは目立っていました。空にくっきりと伸び上がっていて、輝いていた。まるで真央ちゃんそのまんまでした。
ああ、秋の光はきれいだけれど、どんどん傾いてしまう。これもまた真央ちゃんと一緒で、私たちはこの輝かしい一瞬を胸にとどめたわけですね。

帰りは淡々と帰って、紀北町から高速を降りて、国道42号線をゆっくり北へ走ってきたのでした。これは昔と同じで、違うのは交通量が激減したことです。
みんな高速でサッと通り過ぎていきます。
まるで秋の夕日と同じで、つるべ落としの素早さです。

紀北町の道の駅・マンボウでは、実際のマンボウを焼いているニオイがして、鶏肉と同じ味がするというけれど、私はニオイだけを味わい、すぐそばの池に映る夕日を見ていました。
ずっと空を見上げて写真を撮ることができた、しあわせな1日だったんですね。何だか疲れたけれど、何だかしあわせでした。ミカンも買い込んできました。すでにたくさん食べてしまった。ジャムとかにできたらいいのになあ。
