偶然の出会いが生まれた路線(JR加古川線)
素敵な記事に触発されたので、投稿します。JR加古川線、私は偶然の出会いが生まれた路線です。
目的地を決めずに気の向くままに駅を降りる旅も好きです。こちらの投稿にも記載されている、無人駅の久下村駅(兵庫県丹波市)(今は駅が無くなったそうです)に降りてみました。カメラを持つご夫婦と一緒に駅を降りました。あてもなくぶらぶらと西へ。綺麗なチューリップが記憶に残っているので季節は春です。近くの温泉に入りました。知らない場所でお湯に浸かること、大好きです。あまり知られていない駅をこれからも開拓していこうと心に決めた1日でした。B面にスポットを当てていこうというのは私の価値観です。
加古川線には粟生駅から西へ北条鉄道という素敵な路線もあります。こちらも、のどかで外の景色を見入ることができ、気に入りました。全ての駅で降りてブラブラしてみたいと思いました。
別の日に、加古川線をまた北上しました。その日は更に北の方へ向かおうと決めていましたが、西脇駅に着くとそこで次の列車をずいぶん待つことが分かり、また南へ戻りどこかの駅で降りてみようと決めました。その時に思いつきで降りたのが市場駅(兵庫県小野市)でした。
ここで少し遅めのお昼を取ろうと見つけて入ったお店が「KAゑMON」というお店でした。古民家を改造した素敵なお店の雰囲気をすぐに気に入りました。店内の音楽はビリー・ホリデイのナンバー。これは味のある店だと感じた私はマスターと会話がしたくなり、カウンターに座りました。
その日は店内に誰もいず、マスターと話が弾みました。聞けば私と同じ年。音楽の話を中心にいろんな話に花が咲きます。今お店に人が入ってこないのは、あなたと私を引き合わせてくれるための結界が出来たのだと思う、とマスター。会話の楽しさから、繰り返し足を運ぶお店となりました。マスターは農家もされていて、そこで取れた食材を食することができます。野草茶も美味しく、何より餡子が美味しいです。後に餡子大好きな方とこのお店で出会います。
マスターはオーティス・レディングなど黒人音楽をリスペクトしています。虐げられた歴史への思いに共感しました。そんな音楽の話が広がる中、ボケロウというミュージシャンが友人なのだとお聞きしました。YouTubeでいろんな曲をアップしていることを教えてくれました。これも流れです。大阪十三で行われているライブにタイミングも合ったので、私は足を運びました。音楽がとにかく好き、そんな情熱が伝わるライブでした。CDをその場で購入する際、マスターから聞いて来たんですとボケロウさんにお話をすると驚かれました。マスターにも後日報告するととても喜んでくれました。こちらの曲はJR加古川線にも繋がる曲ではないかと思います。
『あんぶんこ』という手作りのフリーペーパーがお店に置かれていました。日本人が大切にしたい言葉や行事など、丁寧に優しく綴られた文章が心に響きました。ながらいつこさん。この方へメールを送り、後日KAゑMONさんでお会いできました。私のインタビュー記事も作ってくださり、サラリーマンですがエッセイを書きたいんですと語りました。時は経ち、今が本格的な始め時でしょうか。
下の記事でのご紹介の本「物語ることの反撃」。読んでよかったですと連絡を受けて、すぐに私も本屋さんで購入しています。失礼ながら積読の一冊。これも今が読むタイミングでしょうか。
こうして投稿するのも何かの縁かと思います。久しく伺えていないので、5月はお店に足を運ぼうと思います。マスター、ボケロウさん、ながらいつこさん、久しぶりに会いたいと思います。
もし西脇駅から戻る選択を選ばなかったら、この3人とは出会えていないでしょう。偶然の出会いこそが人生の面白さですね。こうしてまた思いを起こすことができたこと、琴塚ちひろさんの記事に感謝します。ありがとうございます。
