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#79 焼き菓子店Cherie店主【坂本七帆】

こんにちは!Hiromiです。
みなさんはいかがお過ごしでしたか?

noteでは、Hiromiが気になるゲストに
インタビューをさせていただき、
チャレンジのキッカケや想いを
まとめさせていただいています。

今回のゲストは、
焼き菓子店「Cherie」店主の
坂本七帆さん。

お菓子作りを始めたきっかけや想いについて
お話を伺いました!

坂本七帆
焼き菓子Cherie-シェリー-の店主。24歳。
専門学校卒業後、3年間パティスリーで働き、
辞めた1年後に個人で焼き菓子屋を開業。
お菓子が大好きでたくさん食べて来たからこそ
作れる、1番美味しいを届ける。


“Cherie”に込めた意味


一一まず、自己紹介をお願いします。

坂本七帆です。24歳です。

ケーキ屋さんで3年間働いたあと、
1年間くらい海外旅行をして、
今は一人で焼き菓子屋として活動しています。

独立っていうほどかっこいいものでもないんですけど、個人でやらせてもらっています。

一一お店名の「Cherie(シェリー)」の由来って
何ですか?

「Cherie(シェリー)」はフランス語の
「Ma chérie(モンシェリー)」から来ています。

恋人とか、大切な人とか、
「愛しい」 「愛される」みたいな意味が
ある言葉なんです。

今は焼き菓子屋なんですけど、
「これから形が変わっていく過程も含めて、
まるごと愛してもらえたら嬉しいな」
と思って、
この名前にしました。


お菓子づくりの原点は10歳の夢


一一お菓子作りは、いつから始めたんですか?

小学校4〜5年生くらいから作り始めて、
そこからずっと続いています。 

一一最初のきっかけは? 

小学生の頃に「1/2成人式」っていう、
10歳で将来の夢を発表する機会があって。

そのときに、響きがかっこいいからって理由で「パティシエになりたい」って言ったんです。

言ったからにはやってみよう、
みたいな性格だったみたいで、
作り始めたら親がすごく褒めてくれて。
たぶんそれが嬉しくて続いたんだと思います。

最初にちゃんと作ったのは、
誕生日ケーキだった気がします。

一一進路も、そのままお菓子の道へ?

高校卒業後に1年間、専門学校へ行きました。
洋菓子だけで、座学は少なめ。
ほぼ実習みたいな学校でした。

そのあと、ずっと大好きだったケーキ屋さんに
就職して、作る側として働きました。

パティシエをやめて海外へ


一一そこから「海外に行こう」と
思ったのはなぜ?


もともと旅行が好きで、
高校生になってバイトで
自分のお金が使えるようになってから、
友達ともよく行ってました。

一人でも国内旅行したりして。
本当は専門学校卒業のタイミングで
海外に行きたかったんですけど、
ちょうどコロナで行けなくて。

そのまま就職したんですけど、
この業界って休みも少ないので、
なかなか海外に行ける感じじゃなくて。

そして、3年働いて辞めるタイミングで、
ちょっと体調を崩してしまって。

「いったん羽を伸ばしたい」っていう
気持ちもあって、
思う存分旅行してみようって決めました。

一一どんな国に行ったんですか?

最初は台湾です。
仕事辞めて2週間後くらいに「行くぞ!」って。

そのあとオーストラリア(メルボルン)、
フランス、スペイン、トルコ、バリ島。
それが1年間で行った国です。

今年は仕事を一人で始めたので
なかなか行けなかったんですけど、
秋にイタリア、マルタ、
ベトナムに行ってきました。  

イタリア・ドロミティにあるシウジ高原

一一行き先はどうやって決めていたんですか?

自然が好きなのが大きいです。

フランスは憧れがあって
最初から決めていました。

オーストラリアは、
SNSで Twelve Apostlesの景色
(石灰岩の柱が海にそびえ立つ絶景スポット)
が流れてきて。

それがあまりにも綺麗で
「ここに絶対に行きたい」と思って
3ヶ月後くらい行くことができました。 

友達と予定が合うことが多くて、
だいたい10日前後の旅行です。

ヨーロッパは周遊で、
他はそれぞれ単体で行く感じでした。

海外一人旅はまだないんですけど、
したい気持ちはあります。

オーストリア・ポートキャンベル国立公園にある  「十二使徒(Twelve Apostles)」


自分でやるを選んだ理由


一一帰国後、「再就職」ではなく
「自分でやろう」と思った理由は?

次に行きたいお店も考えていたんですけど、
前の職場を辞めた経験が
ちょっとトラウマみたいになっていて。

普段は引きずらないんですけど、
あるとき急に
フラッシュバックしたことがあって。

その瞬間に
「組織で働くの、向いてないかも」って 
実感しました。

でも、宙ぶらりんも違うし、
お菓子で働きたい気持ちは強い。

じゃあ、今できる形って
なんだろうって考えたとき、
焼き菓子なら一人でも
やれるかもしれない、って。

本当はケーキ(生菓子)が大好きで、
焼き菓子屋は正直やる気なかったんです。

でも、当時の自分ができる働き方として、
そこに辿り着きました。


一一ひとりでやるのって、怖くなかったですか?

怖かったです。
でも、組織に戻ってまた同じ環境になる
しんどさの方が、自分には無理だと思って。
一人のプレッシャーより、
しんどさを糧にできる方を選んだ感じです。

一一焼き菓子屋を始めて、どれくらい?

一昨年の12月に初めてイベント出店して、
去年の12月で1周年でした。

焼き菓子屋さん1年目


一一その1年は、どんな1年でしたか?

自分でもびっくりするくらい、
感情の波が大きかったです。

私はもともと感情的にならないタイプで、
人付き合いも社交的だけど、

自分から広げようとはしてこなかったし、
人の優しさも素直に受け取れない、
ちょっと斜に構えるところがあって。

でもこの1年は、

売れなかった日は悔しくて落ち込んだり、

逆にお客さんからDMで
「美味しかった」って
一言が届くだけで救われたり。

数分でも時間を使ってメッセージをくれるって、すごいことじゃないですか。

その人のすごさに
気づけた1年だったなと思います。

一一今の活動は、
どういう形でやっているんですか?

去年の1年は、
とにかく土日のイベント出店を
手当たり次第に。

月4〜6回くらい出ていました。
夏頃から通販も始めて、
1〜2ヶ月に1回くらいの受注販売です。

あと、ずっとやりたかった「間借りカフェ」を、夏頃にご縁で場所を紹介してもらい、
今年の1月からスタートしました。
月3回くらい、土曜がメインです。

ただ、正直お菓子だけでは
まだ生活できないので、
アルバイトも並行しています。

お客さんとのつながり


一一お客さんとの関わりで、
意識していることはありますか?

「覚えること」です。

イベントは話したい人も多くて、
ある時からすごく喋るようになりました。

前回話したこともできる限り覚えて、
次につなげる。

通販も余裕があるときは
メッセージを添えて送ったり。

顔を覚えて、
ちゃんと話すことは意識しています。

一一集客はSNSがメインですか?

この1年は、イベント出店で
少しずつ積み重ねてきた感じです。

フォロワーは800人くらいで、
本当に地道に増えました。

SNSで増えても
全員がお客さんになるわけじゃないし、
人としての繋がりを
大切にできるやり方の方が、
私には合っている気がします。

Cherieの人気商品


一一人気のお菓子は何ですか?

パウンドケーキです。
自分はクッキーが好きで推してたんですけど、
お客さんが「パウンドが美味しい」って
言ってくださることが多くて。

できるだけしっとり、
ホロホロの口当たりを大事にしています。
「パウンドって水分持っていかれる
イメージあったけど、これは美味しい」って
言ってもらえるのが嬉しいです。

通販も、間借りカフェも、
イベントも全部出しています。

通販は予約制の受注販売で、
来た分だけ作っています。
徹夜で作る時も、たまにありますが(笑)

一一クッキー缶のセンスが素敵だなと
思ったんですが、どう作っているんですか?

クッキー缶を販売している人も
たくさんいるので、参考にすることもあります。

あとは使いたい型を見つけて、 
それに合わせて季節感を考えて組み立てたり。

味はもちろんだけど、目でも楽しめるように、
見た目にも気を使っています。

やればできるを教えてくれた人


一一ここまでの人生で「今の自分を作った」と
思う出来事はありますか?

中学の時の先生との出会いです。

私はもともと勉強が苦手で、
成功体験みたいなものがなくて。

でも同じマンションの同じ階の角部屋同士、
ってくらい近くに、ワンツーマンで
数学を教えてくれる先生がいたんです。

物分かりが悪い私に、根気よく教えてくれて、
数学だけできるようになって。

それが「やればできる」っていう
最初の成功体験になりました。

それ以降、できるまでやり続けるとか、
諦めないとか、挑戦する気持ちは
その先生のおかげで身についたと思います。

あの出会いが人生の分岐点で、
恩人だなって思っています。

これからの夢


一一最後に、これからの夢を教えてください。

野望としては、水辺の近くでお店をしたいです。
海とか湖とか川とか、水がある場所。

自然が好きで、自分も疲れた時に
海に行くと落ち着くんですよね。

人生いろいろある中で、
誰かにとっての
癒しの選択肢のひとつになれる場所を
作れたらいいなと思っています。

そんな未来に向かって、
これからも行動していきたいです。

一一ステキな空間ですね!
今後の活躍も楽しみにしています。
本日はお時間ありがとうございました!


焼き菓子-Cherie-のお店情報は
こちらのSNSからチェックしてみてください!

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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- Hiromi -
フリーライター/インタビュアー

人物インタビューを専門とし、
これまでアーティスト、経営者、
クリエイターなど、ジャンルを問わず
取材・執筆を行ってきました。

Amazon Kindleでは、
インタビュー集
『MOMENTS OF SHIFT|Hiromiが聞いた
人生が変わった瞬間の話』 を出版。

取材では、表面的な経歴紹介ではなく、
「どんな想いで続けているのか」といった背景を
丁寧に引き出すことを大切にしています。

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