停戦協議~米国はイランカーグ島を攻撃し圧力、WTI原油は一時117ドル台へ

停戦合意は厳しいか、WTI原油一時117ドルまで上昇
4/8水曜1:00、WTI原油価格は115.50ドル台。
欧州時間17:00台に仲介役であるパキスタン側から合意に向けて前向きな情報が流れたことから一時111ドル台まで下がったのですが、19:00台にイランのカーグ島から爆撃音、との報道で117ドル台まで急反騰。

どうやら交渉期限前なのですが米国がカーグ島を攻撃した模様。
米軍は7日、イラン最大の原油積み出し拠点があるペルシャ湾のカーグ島にある軍事拠点を再度攻撃した。
イラン労働通信は7日、今回も軍事施設のみが攻撃され、原油施設は標的になっていないと報じた。
原油施設への攻撃停止、が停戦交渉の条件でしたので約束を反故にしたというわけではないと思われますが、交渉を優位に進めるための圧力、でしょうか。
トランプ米大統領は7日、自身のSNS・Truth Sociaに、「今夜、一つの文明が滅び、二度と復活することはないだろう。起きてほしくないが、おそらくそうなるだろう」と投稿しており、ヴァンス副大統領はハンガリーでの演説でその言葉を引き受ける形で「われわれはまだ使っていないツールがツールキットの中にある」と述べました。
どうやらこれは「核兵器使用の可能性」を示唆したものと思われます。
NY タイムスが「イラン、米国との停戦交渉を停止」と報じるも、その後テヘランタイムスが「米国との外交的および間接的な対話チャネルは閉鎖されていません。」と報じるなど情報が錯綜しています。
現時点では明日8日日本時間の午前9j時の交渉期限は延期されていません。
株式市場は軟調も大きく崩れてはいない
米株は下落していますが、それほど大きな下げでもありません。日経平均先物、夜間取引も軟調ですがこちらもほとんど誤差程度。


ドル円相場一時160円大台タッチ
ドル円相場は上へ下へとヘッドラインに振り回されていますが、原油高でドル金利上昇ということもあり、ドル高優位。今夜再び160円大台に乗せる局面も。

しかし、日足でみると1日の変動幅があまりに狭い。今日4/7㈫は1円幅程度の値動きです。これだけ派手なヘッドラインが飛び込んできている割には、ドル円のボラティリティは極めて低い状況。

これは160円を超えたドル高円安局面では介入への警戒も強いことが背景か。
停戦交渉期限が明日朝9:00、今回は延期されないと断言できません。交渉内容次第では期限の延長も考える、とのトランプ大統領の弁も一部メディアが報じています。
最悪の場合、イランへの攻撃再開、カーグ島石油施設攻撃などのリスクシナリオも考慮しなければならない局面において、日米の株式市場、ドル円相場は極めて落ち着いた値動きにとどまっているように見えますね。まさか核兵器を使用することはないと思いますが、寝る前にリスクポジションを取ろうという気にはなれません。
物事がポジティブに動いた場合~停戦で合意され原油価格が急落するなどの展開となった場合は、ドル円相場の下落圧力が強まり、株式市場は大きく反発すると思われますが、それは結果が出てから乗ってもいいと思っています。
明日早いので今夜は早めに休みますが、起きた時に大きく景色が変わっているかも・・・
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