昨日より少しだけ、珈琲を好きになる。
今日、コーヒーを何杯飲んだか、覚えていますか。
私は正直、覚えていないことの方が多い。
デスクの隅に置いたマグカップが、気がついたら空になっている。
会議の合間に流し込んだ缶のブラックコーヒー。
それで「今日もコーヒー飲んだな」と、どこかで処理している。
でも、本当はそうじゃなかったはずだ。
小学生のとき、はじめて父の珈琲を一口もらった日曜日の朝のことを、今も覚えている。
苦くて、少し怖くて、でもなぜかもう一口飲みたくなった。あの感覚。
何かに触れた気がする、あの感覚。
忙しさの中で、あれをどこかに置いてきてしまった気がする。
だから私は、意識的にカフェへ行く。
仕事の合間でも、休日の昼でも、理由がなくても。
扉を開けた瞬間の、あの香ばしい焙煎した空気の壁に体ごとぶつかるために。
席に座って、カップが運ばれてくるまでのあの数分間に、自分を取り戻すために。
珈琲は、飲み物というより、ちょっとした儀式だと思っている。
うまく言えないけれど、ここから先を読んでもらえたら、少しだけわかってもらえるかもしれない。
最近練習しているラテアートです。まだまだですね。。
もっと上達できるように頑張ります。

