初代iPhoneユーザーだった私が、Google Pixelシリーズに移行した理由
私は日本で初代iPhoneが発売されて以来、長らくAppleのエコシステムの中にいました。しかし現在、私の仕事と日常を支えているメインデバイスは、GoogleのPixelシリーズ、それも折りたたみ型のPixel Fold 10(256GB)です。
なぜ、長年のiPhoneユーザーがPixelに乗り換えたのか。今回は「買ってよかったもの」というテーマで、私のガジェット変遷とそのリアルな理由をお話しします。
まず驚いたのは、iPhoneの半額以下という「圧倒的な安さ」
私が最初に手にしたPixelは、2023年6月に購入したGoogle Pixel 7a(Coral・128GB)でした。
当時の購入価格は62,700円。最新のiPhoneが10万円台後半を優に超える中で、この価格設定は衝撃でした。まさに「iPhoneよりもはるかに安価で高機能」。これが、私が重い腰を上げた最初のきっかけです。
長年iPhoneを使っていた身としては、Androidへの乗り換えに伴うデータ移行が最大の不安でしたが、いざやってみると付属のケーブルで2台を繋ぐだけで完了。驚くほどシームレスに新しい環境へ移行でき、拍子抜けしたのを覚えています。
常に最新機種を追える「手厚い下取りサービス」
実は7aを購入した後も、私はPixel 8a、そしてPixel 9aと、テンポ良く買い替えを続けてきました。
それを可能にしたのが、Googleの手厚い買い替え(下取り)サービスです。状態が良い機種であれば、キャンペーンなどを組み合わせることで3〜4万円という高値で買い取ってくれます。つまり、実質的な持ち出しを最小限に抑えながら、常に最新機種(最新のAI機能)を手にすることができるのです。
この「無理なく最新環境を維持できるエコサイクル」の存在も、私がPixelシリーズに完全に定着した大きな要因でした。
執筆業に革命を起こした「レコーダー機能」
OSの壁を越えてまでPixelに惹きつけられた最大の理由は、Googleレコーダーの存在です。
インタビューなどの音源を録音する際、リアルタイムで文字起こしができるこの機能は、執筆業にとってまさに革命でした。年々その精度は向上しており、今やこれなしでの仕事は考えられません。一度この快適さを味わってしまうと、もう元の環境には戻れなくなりました。
一眼レフの出番を奪うカメラの「ポートレート機能」
そして、日常的に重宝しているのがカメラのポートレート機能です。
人物にピントを合わせ、周囲の背景を美しくボカしてくれるこの機能は、スマホとは思えないほど自然で優秀です。取材の現場では一眼レフカメラとPixelを同時に使って撮影に臨むのですが、記事のレイアウトに落とし込んでみると、結果的にPixelで撮影した写真の方を採用することもしばしばあります。
写真に写り込んだ不要なものを直感的に消去できる「消しゴムマジック」の手軽さと相まって、記事用の画像をサッと用意する最強のツールになっています。
映画レビューと移動時間を変えた「折りたたみ」
そうしてPixelの利便性にすっかり魅了されていた私の前に登場したのが、折りたたみシリーズ(Fold)です。
私は映画やドラマのレビュー記事を執筆することが多く、自宅のテレビやプロジェクターで視聴できない時は、電車移動中などのスキマ時間に映像作品を観ています。
以前は、スマホ(iPhone)と動画視聴・確認用のタブレット(iPad)の2台持ちが基本でした。しかし、常にカバンが重くなるのが密かなストレスでした。
それがFoldシリーズにしたことで、劇的に変わりました。普段は普通のスマホサイズでありながら、パカッと開けばiPad miniに匹敵する大画面が現れます。このおかげで荷物が格段に軽くなり、移動中のインプット作業も飛躍的に捗るようになりました。車内では見やすい大画面ナビとしても完璧に機能してくれます。
計算してわかった「iPhone+iPad」と「Fold」の価格差
ネックになるのは、やはりその価格でしょう。最新のPixel 10 Pro Fold(256GBモデル)はGoogleストアで267,500円。入り口だったaシリーズの安さと比べると、躊躇する方も多いと思います。
しかし、私が以前やっていた「iPhoneとiPad miniの2台持ち」のコストを、最新モデルの公式ストア価格で計算してみると、見方は大きく変わります。
iPhone 17 Pro (256GB): 179,800円
iPad mini (A17 Pro / 128GB Wi-Fi): 78,800円
合計: 258,600円
いかがでしょうか。実は、高機能なスマホと小型タブレットを別々に揃える金額と、最新のFoldを1台買う金額の差額はわずか8,900円なのです。Amazonなど購入すれば、その価格差は縮まります。
同じ約26万円を投資するなら、カバンが重くなる「2台持ち」よりも、ポケットに収まって「開けばタブレット」になる1台に集約する方が、はるかにスマートで実用的です。
結論:プロの道具として申し分ない実力
執筆を助けるレコーダーから、プロ顔負けのカメラ、エンタメ視聴、カーナビゲーションまで、1台で何役も高次元でこなしてくれる。しかも、導入のハードルは低く、ハイエンド機は2台持ちするコストと比べれば決して割高ではない。この機能性と利便性を知ってしまった今、もうPixelは絶対に手放せない相棒です。
とはいえ、かつての相棒だったiPhoneや旧型iPadをすべて処分してしまったわけではありません。
実は現在、Mac(Apple)とGoogleの2つのエコシステムを併用することで、互いを補完し合うさらに快適な執筆環境を構築しています。
ただ、その具体的な使い分けや連携術については……また別の機会にじっくりとお話ししましょう。
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