なぜ「トランサーフィン」や「タフティ」はロシアで生まれたのか? ― 過去世、ロシア正教、ソ連、そして神秘思想の地下水脈
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2日目のLive配信では
【タフティと過去世とAI時代の
「わたしに目覚めるということ」】
をテーマにお話ししました。
元ネタは、YouTubeでも公開されている
公式サイトのタフティ動画、
『1. Тафти. Верните свои прошлые жизни 18+』
(タフティ1.過去世の力を取り戻す)。
ロシア語のタイトルを見ると、
最後に「18+」と表示されています。
これ、何?っていうと
「18歳以上の人が見てね」
という18禁ならぬ18歳以上推奨表示なんですね。
ゼランド自ら制作に関わったタフティの動画は
全部で24本あるのですが
(全てYouTubeで公開されています)
「18+」の表示されてるのは、
この1本目の動画だけなんです。
は?タフティで?
一体どんな内容で?
って思うじゃないですか。
その内容が
「過去世の力を取り戻す」
書籍でいうところのLesson38の内容です。
で、どの辺が「18+」なの?
ってのが気になって。
まさかタフティのあのキャラ(?)じゃないよね?
と思い改めて動画を見返してみて。
しみじみ思ったのは
「やっぱ攻めてるなぁ…」
でした。
うん。まあタフティのあのキャラというか
独特の言い回しというか
レビューのなかにもあった
「愛がない!こんなのエイブラハムで充分!」
みたいな方に対する予防線みたいなものも
あると思うのですが
やっぱり「過去世の取り扱い」だろうなと。
わたしたち日本人にとって、
「輪廻」
「生まれ変わり」
「前世」
という考え方は、
別に珍しいものではありません。
信じているかどうかは別として、
なんとなく文化的に理解できる。
説明されなくてもイメージが湧く。
でも、ロシアは違います。
1. ロシア正教の世界観
ロシアの表文化は、
ロシア正教(キリスト教)です。
その基本構造は、
人生は一回ぽっきり死んだら終わり。
死後は審判。
輪廻転生や前世は、標準装備ではありません。
このロシア正教の信心深い人たちにとっては
つまり、「過去世の記憶」という話自体が、
そもそも主流の宗教観とは相いれないのです。
2. ソ連という“無神論国家”の記憶
さらにロシアは、
1917年(大正6年)〜1991年(平成3年)まで
ソ連でした。
ソ連では
宗教=アヘン、宗教=迷信
という国家的前提がありました。
つまり、無神論。
クリスマスもサンタもなし。
宗教的世界観は排除され、
その一方で科学者の地位は高く、
エリート・オブ・エリートでした。
(だからこそ、ソ連崩壊後の手のひら返しっぷりは
エグ過ぎでした)
当然、
「前世?輪廻?」
なんてものは問題外です。
3. ソ連崩壊後の“スピリチュアル流入”
ところがソ連崩壊後、状況が変わります。
ニューエイジ思想、サイキック文化、東洋思想、
エネルギー論…。
大量のスピリチュアル文化が
いわゆる“西側”から大量に流入しました。
一時期、本屋の市場シェアのかなりの割合を
スピリチュアル系が占めたとも言われます。
(一説にはシェア30%)
じゃあ、ヴァジム・ゼランドは、
このポストソ連的な精神市場の後に登場した
作家という位置付けになるのか?
といえばそうも言い切れなくて。
というのも、ソ連ができる前
ロシア帝国末期にあたる
19〜20世紀初頭、
ロシア正教はロシア正教ですが
その一方でいわゆる
ロシア宗教哲学・神秘主義ルネサンスみたいな
流れがあったんですね。
例えば、ロシア帝政時代後期の
「ロシア人オカルティスト/神智学の母」
みたいに語られる
ヘレナ・P・ブラヴァツキーという人物がいます。
日本でいうと明治時代、
富国強兵をスローガンにしてたころの人です。
神智学協会を立ち上げ、
スピリチュアル界でよく耳にする
* チャクラ
* アストラル体
* 秘教進化論
* カルマ
* 東洋思想+西洋秘教の統合
これらを当時の西洋圏に大量に
流通させた人でもあります。
ちなみにブラヴァツキー夫人の著作には
『ヴェールを剥がしたイシス』
というのがあります。
タフティは
イシス神殿の巫女だったと言ってましたね。
だからなんやねんって感じですが、
つまり、
ソ連崩壊後に入ってきたスピリチュアルって
元々ブラヴァツキー夫人が輸出した思想の
逆輸入的な面もあったということ。
こうしてみると、ロシアは
政治にせよ、経済にせよ、
スピリチュアルにせよ、
極から極に振り切る傾向があるように思います。
それは「ロシア人が極端」というのではなくて、
“巨大な振り子運動が起きやすい文明圏”
なのではないかと思います。
血の記憶のなせるわざか。
それとも地に眠る記憶によるものか
定かではありませんが
いずれにせよ
知に与えている影響は無視できません。
今から20年ちょっと前、
リアリティ・トランサーフィンが世に出て
ロシア語圏以外の国でも翻訳・出版された時に
「これをロシア人が書いたなんて信じられない!
きっと西洋(西側)の科学者が覆面で書いたに
違いない!」
っていう、内的重要性アゲアゲの声が
あったのですが。
いやむしろ、
トランサーフィンにしても
タフティにしても
ロシア以外の国で言語化するのは
難しかったんじゃないかなとも思います。
ですが、トランサーフィン、タフティ共に
ロシア神秘思想や従来ニューエイジの
自然な延長線上にあるわけではありません。
それが、タフティが語る
「なぜ、私たちは過去世を覚えていないのか?」
その理由のなかに表れています。
続きはまた次回に。
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