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【アラフォー偉人伝】03.アラフォー徳川吉宗


以下の文章はエンターテインメント性を重視して執筆しております。
内容の一部は史実と異なる表現を含む場合がありますので、あらかじめご了承ください。
 


第三回は、暴れん坊将軍!徳川吉宗
  


はじめに:「国家再建」に本気に取り組んでいた男

徳川吉宗は江戸幕府の8代将軍です。
将軍と言っても天下泰平の江戸時代なので、戦国武将のような派手さはありません。
ましてや松平健主演の某ドラマのように悪人をばったばったと成敗するわけでもありません。
(もちろん、マ〇ケンサンバも踊りません)
 
刀を振り回すわけでも、大規模な戦で大軍を指揮するわけでもない。
それでも徳川吉宗は、国家の立て直しのために何年も戦い続けた将軍です。
侍や軍人というよりは政治家として手腕を振るいました。
 
しかも本気を出したのは、
ちょうどアラフォーに差しかかった頃。
 
さて、
アラフォーの吉宗、あなたはこの時、何をしていたのでしょうか?
 

基本情報

徳川吉宗は1684年、紀伊国(現在の和歌山県)に生まれました。
徳川御三家・紀州藩の出身ですが、幼少期から将軍候補だったわけではありません。
それどころか四男だったので、紀州藩主にすらなれない可能性が高い。
 
ところが兄たちの相次ぐ死去により家督を継ぎ、やがて将軍に就任するという、想定外ルートの人生を歩みます。
 
そんな吉宗、将軍就任は32歳。
この時点ですでに幕府は、 
・慢性的な財政難
・武士の借金地獄
・制度疲労を起こした政治
・物価の不安定
 という、かなり危うい状態でした。
 
将軍に就任した吉宗は改革に乗り出します。
それが 享保の改革
吉宗が将軍となった32歳(1716年)から20年以上に渡って行われた改革を享保の改革と呼びます。
 
本当にエンジンがかかるのは、幕府内の権力を確立し、
経験と覚悟がそろったアラフォー期です。
  

【1721年〜・37歳〜】①享保の改革、本気モードへ

享保の改革は徳川吉宗を象徴する言葉です。
 
しかし、その内容は驚くほど地味です。
・徹底した倹約
・新田開発による増収
・法と制度の整理
・農業と流通の立て直し
奇抜な政策はありません。一発逆転もありません。
 
ただひたすら、
面倒で、嫌われて、時間のかかることをやり続ける
 これをできるのが、アラフォー吉宗の異常さです。
  
上記にある通り、彼の改革の中で倹約は大きな位置を占め、吉宗は「倹約将軍」として知られます。
でも彼の倹約は、単なる節約や我慢大会ではありません。
 ・無駄な行事を削る
・贅沢な慣習を見直す
・役人の不正を摘発する
 
その一方で、
 ・必要な投資は止めない
・農業技術の改善を推進
・災害対策や治安維持は重視
 
要するに、使うところと削るところを分けた。
感情ではなく、数字と現実で判断する。
これ、現代の経営者でもなかなかできません。
  

【1721年〜・37歳〜】②目安箱の設置

アラフォー期の吉宗を語るうえで外せないのが、目安箱の設置です。
 
庶民が、将軍に直接意見や不満を届けられる仕組み。 
現代で言えば、トップに匿名で意見が飛んでくるシステム。
 
対象は組織内ではなく、全国民です。
正直、めんどくさいし収集つかなくなります。
 
でも吉宗はやりました。
なぜなら、
「上にいるほど、現場の声が聞こえなくなる」
と理解していたからです。
 
批判を浴びる覚悟。不都合な現実を直視する覚悟。
 
これもまた、若さだけでは難しい判断でした。
  

アラフォー吉宗のすごさ

徳川吉宗は、信長のように時代を壊した人ではありません。
忠敬のように静かに積み上げた人とも少し違う。
 
彼は、壊れかけた巨大システムを止血し、修理し続けた人です。
 
・派手な評価は得にくい
・短期的には嫌われる
・成果が出るまで時間がかかる
 
それでも逃げなかった。
 
アラフォーという、体力・経験・責任がすべて重くなる年代で、一番しんどい役回りを引き受けた男とも言えます。
 
ちなみに、享保の改革は、倹約と制度見直しで幕府の財政を立て直した点が評価され、後の改革の手本にもなりました。
ただし、年貢増加などで農民の負担は重くなり、一揆が増えるなど課題も生じました。
成功と課題が入り混じった改革と言えます。
(本稿では享保の改革の成否は別にして、吉宗が幕府再建という難題から逃げず、正面から取り組み続けた姿勢を強調したいです…!)
 

おわりに

徳川吉宗の生き方が教えてくれるのは、
「派手な成果より、持続可能性のほうが価値がある」ということ。
 
アラフォーは、きっと人生の下り坂ではありません。
現実を直視し、面倒な課題と向き合える年齢。
 
暴れん坊将軍の正体は、感情に流されず、数字と現場を信じ続けた超・現実主義者でした。
 
目立たなくてもいい。喝采がなくてもいい。
それでも社会を前に進める。
それが、徳川吉宗というアラフォーの「心意気」です。
オレ!(←サンバのリズムで)


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