ドニチカ切符の旅「北大と古書店」
6月20日ドニチカ切符の旅で古書店へ行こうと急遽下車した北十二条駅。
古書店で本を買うと重いので一旦めぼしい本を後で買うことにして、身軽な状態で目の前にある北海道大学へ向かった。
総合博物館の見学後は正門方面へ歩いていた。
古書店の営業時間が午後6時まで、もう5時前だ、ここから正門まで行って古書店まで歩くと結構距離がある。
どんなに遅くても5時半くらいまでには古書店に到着したい。
北大を見て周れる時間は少ない。

石碑の上部には「聖蹟」と刻まれた石碑がある。
聖蹟とは、天皇が行幸の際に休息や宿泊をした場所に与えられる名称でだがここのは一味違う。
昭和11年2.26事件のあった1936年の秋、北海道で陸軍特別大演習が行われた際、北大農学部に大本営が設けられ、大元帥たる昭和天皇の仮御所となった。
それを記念して、翌1937年にこの碑が建立された。
大本営の跡地なのだが、風雪のせいか「聖蹟」以外の碑文はほぼ読めなくなっていた。
「聖蹟」の碑文の文字は、「現代書道の父」と謳われる書道家 比田井天来(ひだい てんらい1872‐1939)の手蹟であるらしい。

「聖蹟」の斜め向かいの交差点の道路の向こう側には超有名な北大の象徴とも言えるクラーク博士の胸像がある。
「少年を神話になれ」じゃなかった「少年よ大志を抱け」のクラーク博士で札幌農学校の教頭だった人だ。

クラーク像は、ウィリアム・スミス・クラークの像である。
北海道大学構内の「ウィリアム.S.クラーク胸像」は有名で、この日も観光客が写真撮影したり、見学したりで多くの人達が訪れていた。
ウィリアム・スミス・クラーク(William Smith Clark、1826年7月31日-1886年3月9日)は、アメリカ人の教育者。
化学、植物学、動物学の教師。
農学教育のリーダー。
日本では、「少年よ、大志を抱け」の名言を残したクラーク博士として知られる。
日本における「お雇い外国人」の一人である。

北大には歴史的建造物も多く古河講堂は有名である。
札幌農学校から東北帝国大学農科大学を経て、独立の帝国大学への道を歩んでいた頃、当時の古河財閥の寄付によっていくつかの教室が作られた。
その一つの林学教室が、今も北大構内に生き続けている。
随所に見られる、欄間や扉などに「林」の文字をデザインした装飾が目を引く。
壁の白さがひときわ映える洋風の建物が、大学構内でドッシリとした風格を見せている。

札幌キャンパスの正門を入ってすぐ右手に見える「北海道大学予科記念碑」がある。
正面に「大志を抱いて」という言葉が刻まれているこの岩石が、アポイ岳産出の「かんらん岩」である。

北大の正門を通り古書店へ戻る。
北大の見学ってなかなか広くて一日じゃ周れない。
入院中に北大柔道部出身の増田俊也の本を随分読んだこともあり北大生の青春を少し興味はあったんだよね。

正門から直ぐの道には「誠」の旗の・・・「新選組」だね。
新選組2番隊隊長の永倉新八が北大で剣道を指導したとか。
永倉新八は松前藩出身の剣客であり、新選組の貴重な記録を残した。
去年、永倉新八の展示会へ行ったこともあり札幌にも幾つか永倉新八の足跡や墓があるのは知っている。
小樽で亡くなった人物だ。

古書店へ向かう、結構遠い・・・。
5時半までには到着した時には汗が出ていた。
さっき来た時に買おうと思った本は売れずに無事あった。
たまに売れてないこともあるからね。
4冊買った。
会計時重いので紙袋代10円を払った。
昔から来ていた客なのを知っていてくれたので紙袋が破れないように二重にしてくれた。
だった4冊の本で何が重いと思うでしょう。
それが重いんだよ。
本当はもっと買いたい本があったんだけれど、重いから諦めた。

「史談会速記録」は明治時代に幕末明治維新の証言を記録したもので、これらの記録も当時公的機関では薩長藩閥の問題で公的にはやれなかったとか・・・。
しかし、この本は幕府側も官軍側も記録された貴重な一次資料であった。
「伯爵陸奥宗光遺稿」は日清戦争の外務大臣で「陸奥外交」と呼ばれ下関条約で活躍しただけでなく、外国との不平等条約を幕末期以降に結ばれていた全15か国の不平等条約(領事裁判権の撤廃、関税自主権の一部を回復)改正に成功した外務大臣であった。
「カミソリ大臣」の異名もある人物だ。
約100年前の本だ。
「日本人の自伝」は鈴木貫太郎と今村均の軍人の自伝。
鈴木貫太郎は海軍大将で侍従長の時に2.26事件で襲撃され一命をとりとめ、終戦時の内閣総理大臣である。
今村均は陸軍大将で「今村均回顧録」があるが、今日読んでいたら・・・内容を覚えていた。
中学生の頃に学校の図書室で正にこの「日本人の自伝」を読んだのを思い出した。
昨日何食べたのか忘れているのに、そんなに昔のこととかよく覚えいるな・・・若い頃に懸命に学んだこととか血なり肉となりちゃんと今も覚えていたりするものだ。
なので今の若い人は今の内にいっぱい学んだり読書するといいと思う。
後日、買えなかった古書を再び買いに来た、重くて参ったね。
欲しい古書って売れてしまうと二度と買えなかったりするから平日に行ったけれど・・・本は重い、死ぬまで勉強だからね重いくらい得る知識を思えば軽いもんだ・・・・って言いたいけれど重い物は重いね(笑)
今回のドニチカ切符の旅はいろいろ学びの多い旅であった。
おしまい
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チップありがとうございます!!無理なさらず御覧頂けたら幸いです。