幸せってこんなこと?
帰り道、車を運転しながら、ふと思いました。
「ああ、わたし、幸せなんだな。」
どうして急にそんなことを思ったのか、
自分でも少し不思議でした。
ある日の猛暑日。
朝は汗をかきながら、レモンの木の摘果して
不燃ごみを市のリサイクルエンターへ
持ち込みました。
そのあと、お湯処へ。
午前11時過ぎ。
太陽が真上に来るまでもう一息の時間。
日差しは強いのに
野天風呂に入ると、風が気持ちいい。
木陰に入ったつぼ湯で
空を見上げ、風鈴の音を聞いているだけで、
「豊かだなぁ。」
そんな言葉が浮かびました。
お昼ご飯を食べて、
リラックスルームで休憩。
寝転んで目を瞑るけど、
何となく神経は起きていました。
16時ごろに
再度、野天風呂に向かうと
午前中は日差しが当たっていた寝転び湯が
日陰になっていました。
寝転んでみると、
風が体を通り抜けていきます。
うたた寝する一歩手前まで、
意識がゆっくりほどけていきました。
お湯処の空間を十分楽しみ、
夕方、駐車場へ出た瞬間、
「暑い!」
思わずそう感じました。
ついさっきまで、
あんなに涼しいと思っていたのに。
風があること。
木陰があること。
お湯から上がった体に風が通ること。
休みの日で、時間を気にせず過ごせたこと。
ああ。
だから、あんなに気持ちよかったんだ。
そして、帰り道。
「なんで、こんなにあれこれ考えているんだろう。」
そう思って、笑ってしまいました。
風を感じて、
「どうして気持ちいいんだろう。」と考え、
駐車場で
「え?、ちょっと場所が違うだけなのに、
なんでこんなに暑いの?」
そんな一日の中での違いを面白がっている。
わたしは、本当に
一生懸命生きているんだなぁ、と。
だから最後に浮かんだ言葉は、
「ああ、わたし、幸せなんだな。」でした。
特別な出来事があったわけではありません。
でも、風を感じ、空を見上げ、
「豊かだなぁ」と思える今日があった。
そんな一日を過ごせることが、
わたしにとっての幸せなのだと思います。

