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台所から全国行脚:毎晩3品で日本一周| 製版屋の目線と、孫・愛犬・バイクも少々・・・たま〜に趣味発信

【3品/青森】帆立バター醤油(冷凍OK)/長いも千切り/せんべい汁風

乾杯:日本酒(やや辛口)――帆立の甘みとバター醤油のコクを切って、旨みだけ残す相棒。


本日の3品

  1. 主菜:帆立バター醤油(冷凍ホタテで可)

  2. 小鉢:長いも千切り(青ねぎ散らし)

  3. 汁物:せんべい汁風(代用:南部せんべい or 焼き麩・クラッカー)


本日の3品

台所に湯気が立つ。最初に火をもらうのは鍋だ。だしを沸かし、ひと口大の鶏もも、しめじ、薄切りの人参とごぼうを落とす。コトコトと音が整ってきたところで味噌を溶く。ここで南部せんべいを割り入れる。パリン、という手応え。縁から沈み、ふやけすぎる前の半生で火を止める――これが「せんべい汁“風”」の美味しいところ。南部せんべいが無ければ焼き麩やクラッカーでも、出汁の香りがまとめてくれる。


次は主役の帆立。冷凍なら前夜に冷蔵で解凍、当日はキッチンペーパーでしっかり水気を拭く。フライパンを熱し、バターを落とすと甘い香り。帆立の表面に薄い焼き色がついたら裏返し、火を止めてから醤油を回しかける。じゅっ、と香りが立ち、バターと醤油が薄い膜になって帆立の甘みを包む。ここで動かしすぎない。皿に移した瞬間がいちばん香ばしい。


包丁係は長いも。皮をむき、千切りでシャクシャク。さっと水にくぐらせてぬめりを軽く落とし、青ねぎを散らして醤油をほんの少し。すりおろしにしないから、主菜のコクの合間に“口直し”として効く。


皿が三つそろうころ、扉のすき間から黒い影と茶の影。監査員“まろ”と副査“のあ”だ。犬用は塩・油抜きの別ゆでを一口ずつ、ふーふー冷まして提出。尻尾がぶんぶん――無事、合格。テーブルの端に徳利、盃にやや辛口の酒を一杯。帆立をひとつ、酒をひと口。旨みの尾が長い。長いもで口をリセットし、椀のせんべいがまだ芯を残しているうちにもう一杯。30分の台所旅、今夜の行き先は青森。


黒柴まろシェルティーのあ の”つまみ監査”

今日のメモ(実務ポイント)

  • **香ばしさは“火を止めてからの醤油”**が決め手。

  • 長いもは千切りで食感を残す。

  • せんべい汁は代用品でも成立。歯ごたえが残る素材を選ぶ。



次回予告

9/14(日)【3品/岩手】 さんま塩焼き缶詰アレンジ/豆もやしナムル/わんこそば風。

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