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生成AIでキャラデザを実験したら、率先して振り切ってくれた話


 オリジナルのファンタジーSF小説を書き上げ、たくさんの読者に届いてほしいと考えていく過程で、イメージの可視化という可能性が見えてきた。つまりはコミカライズ、漫画にするのだ。

 自力で漫画を描けばいい。そう決心するまで時間がかかった。文章を考えるだけでも大変だった。この上絵まで描けというのか。

 なぜかストーリーそのものには自信があった。ことわっておくと私は(まだ)作家ではない。なのに根拠のない自信はどこから来るんだろう。来るところはわからないけど、すでに有るんだから仕方ない。自信にとことんまでつきあうことにした。

 漫画制作に手をつける前段階として、試験的に、小説の中の主要都市や、キャラクターのイメージを出してみようと試みた。いわばプロトタイプ制作だ。使ったツールは、画像生成AIのDALL-Eだ。

 生成AIが出てきた当初から現在に至るまで、AIに人間の仕事が奪われるのでは、という話題は絶えることがない。というか、生成AIを駆使するクリエイター、デザイナー、マーケター、コンサルタントが、新しい仕事を作り、他の人の仕事だったものに参入していく、という図式はもうすでにある。視点によっては人の仕事を奪ったように見えなくもないことは、すでに起こっている。

 できなかったことが、今までにないスピードと方向性でできるようになり、爆発的に広がっていく。そういう時代にいるが、そうであっても、人間の想像力は、発信する側も、受け取る側もやっぱりすごい。そういうことを、今日は面白おかしく話してみる。

 もう一つ、初めて有料noteというものをリリースしてみる。実験を兼ねている。私は漫画を制作し、発表していく、そのスポンサーというか、サポートを募るためにnoteのメンバーシップを検討している。まずはミニマムで有料で記事を売るというのがどういうことかを知りたい。


聖なる都市のデザイン

 まずは、物語の中心的な地域である「聖都」のAI生成をすることにした。作ってほしいイメージは以下のようなものだ。

  • 標高9000メートルの山頂に位置している。

  • 都市全体が巨大な繭のようなドームで覆われている。

  • ドームは外側から見ると大地に根を下ろした繭のように見えるが、中に入ると天蓋でやわらいだ太陽光が降り注ぎ、空の色がエメラルドから群青へ、プラチナからアメジストへと移り変わる。

  • 都市の中心部には宮殿、神殿、議事堂などの主要な建物がある。

こんなようなプロンプトを作り、生成してもらった画像が以下のようなものだ。

『繭のようなドーム』を作者も描けないクォリティで叩き出してきた

しかし、どうやら中心的存在の建物が強調されすぎてしまっている。街並みもしっかり描いて欲しいと注文をつけて、描いてもらった画像がこちら。

SF要素を加味してか、ドローンが飛びだした

 雰囲気はいい。こんな絵、私は描ける自信ない。
 街を覆う「ドーム」とか「繭」を表すための努力が見てとれる。でも、もうちょっとサナギのような有機的な雰囲気がほしい。再び生成してもらうと。

ガメラか王蟲のような物体が街の中心部に出現

何これ不穏。

 DALL-Eを使ってみて総合的に言えることだが、初めのプロンプトを打ち込んだ一発目が渾身の出来である場合が多い。

DALL-Eが迷走しはじめた

 一抹の不安を感じながら、

街並みがドームの「外」にあるのではなく、中にすっぽりおさまっているように描いてほしい

と抜本的な修正を入れる。


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