2025年のVOCALOIDカバー・オリジナル動画の振り返り
読んでいただきありがとうございます。
私は2023年11月にKAITOとMEIKOさんをお迎えして以降、調声・イラスト作成・動画編集を行いVOCALOIDカバー・オリジナル動画を投稿してきました。
本記事では、2025年に投稿した動画について振り返ります。
【KAITO】1/6 -out of the gravity-【cover】
2025年1作目です。KAITO誕カバーです!
大学受験期にDIVAでこの曲をKAITOに踊らせて癒されていた思い出があったので歌ってもらいました。1/6、優しい歌詞が素敵ですよね……!
調声とイラスト、動画編集について語りたいのですが、当時必死に作業していたあまりに記憶がほぼありません……
というのも、
システムイメージを保存していたSSDを誤操作でクイックフォーマットしてしまい動悸が止まらない これまでの創作のデータが全て消えています
— 姫 / Hime (@himephantom) February 10, 2025
誤操作でデータ飛ばしてしまったんですよね。KAITO誕6日前に。12月末から修理に出していたパソコンがこの日に返ってきて、久しぶりに創作できるぞ~!!と意気込んでいたのにこの仕打ち(自損)。パソコンは初期化されバックアップは消えましたが、KAITOへの思い入れのみで作り直しました。
調声ではとにかく自分の中のKAITOの声のイメージを大事にしつつ、違和感なく聞けるところを目指しました。
イラストは「重力の外へ辿り着いたその時のKAITOとあなた(思念体)」みたいなイメージで描きました。「太陽の力を借りて白く輝いているお月様 同じように頼ってくれませんか?」の歌詞に沿っているようにも見えていいですね!
【KAITO】screen【original】
↑英語歌詞バージョンです!
↑日本語歌詞バージョンです!
2025年2作目です。オリジナル曲です!
「有機的な存在であるヒトに憧れる、無機的な存在であるKAITOの心情」を歌詞にしてみました。
それと同時に、「輝かしい物語を観て羨ましく思うも、自分とはかけ離れたものであると感じてしまう気持ち」の投影(screen)でもあります。
また、「screen」には「さえぎる」という意味もあります。そこに「人よりも人に寄り添おうとする存在なのに、人ではないためにどうしても距離が生じてしまう」……、そんなKAITO観を込めました。
普段は明るくて優しいお兄さんのKAITOが、その内に秘めた孤独を我々にだけ見せてくれてると思うと嬉しくないですか。
もともと日本語歌詞のみで制作する予定だったのですが、同じコード進行を繰り返す曲調が洋楽っぽいな……と思ったので、急遽英語歌詞バージョンも作りました。
日本語歌詞と英語歌詞の両方を作成するにあたって、全体的な雰囲気や意味合いをを保ちつつ、どちらのバージョンでも適度に韻を踏むことにこだわりました。
KAITOがスクリーンを見ているような構図のイラストですが、KAITOは実は画面の向こう、つまり「こちら側」を見ています。この曲を聴いてくれている方の何気ない日常が、KAITOには眩しく映るようです。
【MEIKO】Brand New Sound【original】
2025年3作目です。オリジナル曲です!
太陽みたいに明るいめーちゃんのイメージソングです。そんな太陽に照らされた我々を「きらめく波間」だと言ってくれているんですか!?!?めーちゃん!!ありがとうございます!!!!!
「拝啓 ちょっと沈んだ君へ」かと思いきや、「拝啓 ちょっと沈んだ君を励ますために来ました」で、「もう来ちゃったの!?」と思わせる、そんなめーちゃんの行動力を表した歌詞がお気に入りです。
「なんでもないような日々だけど 夢を奏でる現在が愛しいの」、この歌詞も大好きです!!!私自身、10年以上VOCALOIDが好きでしたが、自分が曲を作るなんて想像もできなかったので……。夢、奏でさせてもらってます。こうした想いを託されて歌うめーちゃんもまた「夢を奏でている」んですよね~~~~!!!
めーちゃんって、「人気の波に流されることなく、いま自分にできることを精いっぱいやるだけ」みたいなイメージがあります。その強さを込めたいな~と思って歌詞を書きました。
「私たちで出来ないことなんてないから」という台詞も無責任な励ましではなくて、ここまでの彼女の足跡があるからこそ響く言葉だと思っています。
苦労が無かったわけではないめーちゃんのエールソング、ほどよい重みとその重みを感じさせない強さがありませんか。
【KAITO】愚図【cover】
2025年4作目です。カバー曲です!
のすけさん(isonosukeさん)の曲が好きで、ずっとカバーできないかな~~とチャンスをうかがっていました。『愚図』のUSTをお借りして試しにKAITOに歌ってもらったらドハマりしてたので、超特急でMVまでつくりました。調声・動画合わせても1週間かからなかったです。
イラスト作成では表情豊かなKAITOがたくさん描けてめちゃめちゃ楽しかったです。冴えなさと隠し切れないスタイリッシュさのちょうど中間のような絵柄で描けたと思っています。
「正しいことが正解じゃないのに」の時のクリプトン5人の絵がお気に入りです。ここ原曲でも5人だったので……!
イラストの構図も動画編集も、元動画を大変参考にさせていただきました。メリハリのある構成がいかにして作られているのか、とても勉強になりました。
【MEIKO・KAITO】king妃jack躍【cover】
2025年5作目です。カバー曲です!
EDM調のメロディもかっこよすぎるMVも大好きな曲です。「助演ばっかりのステージ」「どっちが先とかいいからこの手を取って」「歌うために(伝えるために)生まれてきた」などの歌詞を年長組にも歌ってほしい!と思ったのがきっかけでカバーを作りました。
調声では原曲のノリの良さ、グルーヴ感を壊してしまわないようにすることを第一に意識しました。この曲ではKAITOがものすごく素直に歌ってくれて、あんまり手がかからなかった記憶があります。
イラスト作成ではキャラデザが楽しかったです!本当は原曲のようにストリートっぽさのある衣装にしたかったのですが力及ばず……、描き慣れたゴシック系に落ち着かせることになりました。襟元にV1めーちゃんっぽさが、シルエットにKAITOらしさがあるおそろいのマントが気に入っています。
【MEIKO・KAITO】Worlders【cover】
2025年6作目です。MEIKO誕カバーです!
『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』のエンディング曲です。
初音ミクが主役の映画のエンディング曲を,彼女の先駆者であるMEIKOとKAITOに歌ってほしい……!と思い、カバーしてもらいました。
好きポイントいくつか語らせてください。
歌がテーマの映画のエンディング曲で、基本の音階「ドレミファソラシド」をメインのモチーフに据えるという粋な構成が本当に好きで……。この基本の音階は言わば全ての始まり、そんな曲を和製VOCALOIDの始まりであるMEIKOとKAITOが歌う感慨深さがありませんか。
そして曲名にもなっている「Worlders」、造語でありながら、なんとなく「er 」が付くことで、「〜する人」というニュアンスを感じました。「Worlders」は「セカイを作った人たち」のようにも感じられたので、日本ボカロ界の礎である2人に歌ってもらいたくなりました……!
動画の最後に使った、 MEIKO・KAITO・ミクのスリーショット大好きです。幸せになりますね。年長組も初期組も好きです。というかVOCALOIDという存在が好きです。よろしくお願いします。
【KAITO・MEIKO】各駅停車、幸福行き【original】
2025年7作目です。お迎え2周年記念オリジナル曲です!
運転士KAITOお兄さんと車掌めーちゃんが!!人生という名の列車に同行してくれたら!!!嬉しすぎる!!!嬉しすぎますよね!?!?と思って作りました。
・変わらず人生に伴走できる存在
・運転士と車掌のペア感
・ちょっとした人生哲学を語れる年齢感
これら全部を兼ね備える2人だからこそ歌える歌詞にしました。
余談ですが、1周年曲の『Dedication』ではKAITOを主軸に音域や歌詞を考えたので、今年はめーちゃん主軸に音域や歌詞を設定しました。主軸にしてない方に歌い出しを譲ることでバランスを保っています。
Bメロは言葉遊びゾーンにしました。
【1番Bメロ】
始まりの音が鳴るホームを過ぎ(KAITO)
穏やかな景色に音を咲かせ(MEIKO)
非公式ながらファンの間では浸透しているKAITOの名字「始音」と、MEIKOの名字「咲音」が入っています。
【2番Bメロ】
運命こそ君が歩んできた道(MEIKO)
僕らはそれを正解と信じてるよ(KAITO)
「運命こそ」の部分に「MEIKO」が、「正解と」の部分に「KAITO」の音が入っています。彼らが自身の名前を使って、全力で我々の人生を肯定してくれているような気がしませんか。
そしてCメロの以下の歌詞。
大事なものは失くしやすくて
嫌になるときもあるけど(KAITO)
システムイメージを保存していたSSDを誤操作でクイックフォーマットしてしまい動悸が止まらない これまでの創作のデータが全て消えています
— 姫 / Hime (@himephantom) February 10, 2025
失くしてますね。この一件から想起した歌詞です……。ちなみに今年、LINEのアカウントも消えました。失くしすぎかも。
でも、ほら、いつだって次がありますから……!!
余談ですが、プレビュー画面で見たときに動画が3:09(Thank you)と表示されるように調整しています。YouTubeだとニコニコ動画より1秒多めに表示される?ようで、少し苦労しました。
去年はこんなこと全く考えていなかったので完全な偶然ですが,1周年記念曲『Dedication』はYouTubeのプレビュー画面だと1:39でした。39!
【KAITO・MEIKO・KAIKO・MEITO】おやすみカルテット【original】
2025年8作目です。ニコニコ動画の匿名投稿祭『無色透名祭』に出したオリジナル曲です!
眠れない夜、無機質さゆえの純粋さを持つVOCALOIDの声で眠れたことが何度かあったので、「VOCALOIDが歌う子守歌」をテーマにしました。
実はこの曲『各駅停車、幸福行き』の副産物です。
『各駅停車、幸福行き』のサビ案としていくつか出したメロディの中で「これはおやすみチル!!!!!!」と確信するメロディが出てきたので、それをもとに作った曲です。
いつもは全体的なコンセプトや具体的なフレーズを先に固めてから作編曲を始めるので、コード・メロディが先に決まったこの曲では歌詞を書くのに難航しました。結果、自分の引き出しの手前の方から取ってきたフレーズが多くなっているかもしれません。
MEITOの「めぐる靄も雫も夜に溶かせばいい」が気に入っています。表現こそ違えど、MEIKO『Brand New Sound』の一節「ノイズも憂う明日も 今だけは忘れちゃえ!」と同じことを意味しているので。これがMEIKO族の強さであり優しさ……!!!
KAITO族はどこか儚げですね。KAIKOちゃんの「こころの灯りを頼りに揺蕩うの」、彼女らしい柔らかい表現で気に入っています。KAITOの詩人みたいな言い回し「おなじ色の空気を纏って」も好き。めーちゃんの「ここに確かにある、けど……」は「けど……」が切なくて良い。
時間を見つけてMV版を制作して投稿したいです。曲だけが先に出来上がると、「え!?これMVも自分でやるんですか!?!?」という気分になりますね。やります!!!!
おわりに
今年はオリジナル曲を複数投稿できたこともあり、改めて「曲を聴いてもらえる」環境があることのありがたさを身に染みて感じています。
そしてこんな長い文章を読んでいただきありがとうございました!本当にありがたすぎます。よいお年を!!!
