アート日和/09もしも猫展に行ってみた
仙台市博物館で開催されている《もしも猫展》に行ってきました。
先日行ってきた河鍋暁斎の師匠にもあたる歌川国芳の擬人化された多数の猫たち、最高にかわいかったです。
これから行こうかなと思っている方は、ぜひ参考にして下さい🎵
今回の展覧会について
歌川国芳は、大の猫好きと知られており、擬人化した猫たちの作品を多数制作しました。
今回の展覧会は、国芳の猫に関する作品が多数展示されています。猫派の方にはたまらない内容であること間違いなしです🤭
チケット
窓口で当日券購入 1500円
音声ガイド
「ポケット学芸員」アプリをインストールすれば、無料で聴くことが出来ます!
イヤホンをお忘れなく!
展示構成
今回の展示は、序章、特集、終章をいれて8部構成です。
気に入ったものをざっと紹介。
序章 猫を描く人
#1国芳死絵からスタート!死絵とは、歌舞伎役者などが亡くなった時に、その訃報と追善(供養)を兼ねて出版された浮世絵のことだそうです。国芳がいかに、愛されていた絵師であるかが分かりますね。
そして、もう一つ飾られていたのが《#2たとえ尽の内》猫にまつわる慣用句が描かれています。

1章 くらべてみる
元となる人がモデルとなっている作品と、それを猫を擬人化して描いた作品を具体的に見くらべてみることで、擬人化表現の魅力を再発見できるセクション。
#4《風流曲手まり》人の曲芸と、#3《流行猫の曲鞠》の対比。猫が手まりをするだけで面白い🤣
#11《葛飾北斎・北斎漫画》を題材に、#10《歌川芳春・猫角力あそび》を描いた作品。顔、足は猫、体は人間で表現されています。右端・中央の猫のしまったお尻が笑える

2章 擬人化の効果
猫以外の擬人化を題材としたセクション
#27 駒くらべ盤上太平棋
将棋のコマの擬人化です。幕政を批判する判じ物でしょうか。
#28 河鍋暁斎・狂斎百狂 どふけ百万遍
暁斎の描く風刺画。絵の上部に「判じ物のように見えてでたらめな絵だ」と予防線をはっていますが、まちがいなく幕政の風刺。中央の蛸が幕府、金鯱が尾張徳川家をあらわし、進まない尊皇攘夷を風刺したと考えられているそうです。
#41 化け猫草子絵巻
詳しいストーリーは不明のようですが、絵巻で内容が十分理解できます。化け猫が変身できているか、水溜りで確認している様子が、ユーモラス
#42日本駄右エ門猫之古事
役者絵で、猫耳の老婆は3代目尾上菊五郎で、化け猫たちが踊っています。威嚇する猫の大きな顔もリアリティがあって印象に残ります。




3章 おこまものがたり
山東京山と歌川国芳によって、猫のおこまの一代記をあらわした合巻《ごうかん》(長編小説)のセクション。
文字が読めたらもっと理解できるのに、、と思っていたら、全巻のあらすじがパネル展示されていました。なんて親切!
こんなに長編小説が出版されるとは、江戸時代の識字率が高かった証拠ですね。
4章 人、猫になる
猫を人のように描くのではなく、実在する人間の歌舞伎役者を猫に見立てて描く斬新なアイデアがわかるセクション

特集 おしゃべりな顔、百面相
表情だけでその人がどのような状況に置かれているのかを滑稽に表した作品たち。
あーわかるわかる!と思わずうなずいてしまいました。


5章 国芳のまなざし
国芳の観察力や的確な表現力とともに、次から次へとあふれでるユーモラスなアイデアが分かるセクション
#119 見立猫見八貝(画稿)
#120猫身八毛意
団扇の下絵と完成作品の対比。
#127流行猫の戯 梅が枝無間の真似
遊女の梅が枝が、手水鉢を柄杓で打つと小判が二階から降ってくるという芝居のパロディ。本来、石で作られているはずの手水鉢が大きな蛸になり、小判ではなく鯵の干物が降ってくるのは猫ならでは。着物の梅柄も良く見れば貝や鈴、首紐で構成されています。



今日のお土産❤️
フライヤーとポストカード(左・上から)
#77 歌川広重 名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣
#3 歌川国芳 流行猫の曲鞠
#131 歌川国芳 猫の当字 たこ
#132歌川国芳 猫の当字 なまづ
#130 歌川国芳 猫の当字 かつを
#85 歌川国芳 荷宝蔵壁のむだ書 月もといなばの助 ほか

Information
開催期間:2026年4月17日〜2026年6月7日
開催場所:仙台市博物館
所在地:仙台市青葉区川内26番地(仙台城三の丸跡)
当日券:1500円
おまけ
博物館の横にある五色沼は日本フィギュアスケート発祥の地とされています。
最寄駅の地下鉄・国際センター駅には、ゆかりの金メダリストのパネルがありました。


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