CPACの正体を調べたら、日本の「保守」の裏側が全部繋がった
最初に引っかかったのは、名前だった。
CPACとは何か、という問いを立てた瞬間、辿り着いたのが「朝堂院大覚」だった。
その名前は、どこまで伸びるのか
「朝堂院大覚」の背後に、笹川良平の存在があるという話がある。
資金力を考えれば、自然と浮かんでくる名前ではある。
だが問題は、そこで終わらないという点だ。
笹川とくっついているとすれば、アパはどうか。
勝兵塾はどうか。
日本の財界人、既得権益者とされる層が、そのまま繋がってくる。
「保守系の集会に誰が来ているか」を観察すると、妙に一本の線が見えてくるのだ。
音楽業界という「入り口」
話は、意外な方向へ展開する。
日本の音楽業界には、かつて「東声会」と「音楽事業連合会(音教)」という二つの組織が存在したとされる。
表向きは業界団体。
しかしその内側に、昭和の時代から業界を牛耳ってきた人間たちが入り込んでいたという話は、当時から囁かれていた。
東声会は北朝鮮系の影響が色濃いとも言われる。
音教の方も、決して無縁ではない。
ここで一人の人物が浮かんでくる。
谷山秀之、通称「与国」。
200戦無敗と呼ばれたストリートの伝説が、なぜか幸福の科学へと繋がっていく。
「与国」と幸福の科学の交差点
ワンパンで不良を沈めてきた男が、宗教団体の傘下に入った。
チレを洗う世界に入った人間が、ふと湧いたように宗教へ向かう——そういう話は珍しくない。
だが「与国」の場合、そこでトランプ応援デモを及川氏と共に行っていたという事実がある。
「国を奪われた者に国を与える」という意味の名を持ちながら、誰に何を与えようとしていたのか。
この問いは、今でも宙に浮いている。
アメリカへ渡った「初代党首」
幸福の科学の幸福実現党、その初代党首とされる人物がいる。
彼は「アメリカに支部を作れ」という指示を受け、幸福の科学の資金でアメリカに事務所を構えたとされる。
そこで共和党のイベントに参加し、講義を聞き、壇上で話すようになった。
そのつながりの中で、トランプを世界で最初に推す本を書いた人物として認識されるようになったというのだ。
トランプの演説会場で「ミスター・アエバ」と呼ばれ、本人から直接声をかけられるようになったという話もある。
CPACというアメリカの保守系集会に日本人が登壇した背景に、こういう経緯があるとすれば——偶然にしては、随分と筋が通りすぎている。

Qアノンと、もう一つの「Q」
ここで話はさらに深みへ入る。
Qアノンとは何か。
インサイダー情報を流していた「Q」の正体について、ある解釈がある。
あれだけの情報を持っているとすれば、世界の情報機関レベルの話だ。
CIAの可能性が高い、という見方だ。
手法を見ると、確かに一致する部分がある。
問題を定義する。
解決策を提示する。
そして自分たちで「受け」に回る。
マッキンゼーモデルとも呼ばれる構造に、Qの動きは似ている。
問題を定義したのが「Q」で、解決策として現れたのがトランプで、受けに回ったのがCIA関連の人間たちだとすれば——これは劇場だったことになる。
「Qと旧は別だ」という声がある。
しかしそのインサイダー情報がどこから来たのかを突き詰めると、簡単には分離できないのかもしれない。
Qアノンを日本に持ち込んだのは誰か
幸福の科学とQアノンの関係は、海外メディアでも取り上げられたとされる。
CPACに幸福実現党の初代党首が登壇し、そこから日本の保守系ネットワークへとつながっていった——その流れの中で、Qアノンが日本に浸透していったという見方がある。
コロナ禍のデモ活動、トランプ応援のデモ。
各地で展開されたそれらの運動の背後に、幸福の科学、法輪功、統一協会の関係者がいたとする話も出ている。
エポックタイムズという名前も、この文脈では何度か浮かんでくる。
フィッツジェラルド家という頂点
話が飛躍するようだが、これも繋がっている。
Qアノンが繰り返し強調するJFKジュニアの話題。
ケネディ家の本名は、フィッツジェラルド系だ。
フィッツジェラルド家は、アイルランド系の古い貴族の流れを汲むとされる。
そしてシェルバーン家、ゴールドスミス家と親戚関係にある。
ゴールドスミス家はロスチャイルドと繋がるとされる。
スペンサー家も、この系譜から外れない。
300人委員会にニール・フィッツジェラルドという名前がある。
ユニリーバの社長を務めた人物だ。
ハーバード大学の中に「ジョン・F・ケネディスクール」が存在する理由も、そこから見ると違った意味を帯びてくる——自分たちの家系が作った大学に、自分たちの名前をつけた、という解釈も成り立つ。
イルミナティ、フリーメイソン、東インド会社。
「分離した」と言われるものが、元を辿れば同じ場所に行き着くという見方がある。
UFOは誰が飛ばしているのか
2024年末、ニューヨーク周辺で相次いだ未確認飛行物体の目撃情報。
報告された場所が、ほぼ全て米軍基地の近辺だったという事実がある。
アメリカ国内、そしてヨーロッパの米軍基地付近でも同様の報告があったとされる。
議会で公聴会まで開かれた。
しかし公聴会を開いた主体が何であるかを考えると、別の角度が見えてくる。
これを軍事力のポジショニングに使っているという解釈がある。
中東情勢、ウクライナ情勢で消耗した世論の目を、宇宙方向へ向けるための目くらましという見方もある。
ちょうどその頃、イスラエル戦争への米国の関与に対する批判が高まっていた時期と重なる。
宇宙ネタの先にあるもの
イーロン・マスクが火星移住計画を掲げている。
アルテミス計画が動いている。
宇宙関連の予算には巨額の資金が動く。
そのための「前フリ」として、UFO情報が大量に流通しているとしたら——
CIAが1950年代から、オカルト情報を扇動に使っていたという記録が残っているとされる。
宇宙人の存在を匂わせることで、軍の権威を神秘化する戦略があったという話だ。
インターネットが発達し、その手口が通用しなくなった頃、サイエントロジーが台頭してきたという見方もある。
幸福の科学とサイエントロジーの類似性を指摘する声は、以前から存在する。
1985年と今が、重なって見える
1985年、日航機墜落事故があった。
その直後にプラザ合意があり、日本経済は急激に動いた。
2024年末から2025年にかけて、飛行機に関わる事故報道が続いた。
大阪万博も控えている。
1985年に大阪万博があり、その数年後にベルリンの壁が崩壊した。
今回の万博の数年後に、何かが変わるとすれば——南北の壁に関わる話が出てくるのだろうか、という声もある。
歴史は繰り返すとも、スパイラルを描くとも言われる。
だとすれば、今起きていることのいくつかは、40年前のどこかに雛形があるのかもしれない。
現代に接続する問い
CPACという名前は、そのまま日本に上陸していた。
幸福の科学、統一協会、保守系ネットワーク、YouTube界隈。
そこに流れ込んでいる資金と思想の出所を辿ると、国内外の複数の組織が浮かんでくる。
「保守」と「陰謀論」と「宗教」が、どこかで一本の線に乗っている——その感覚は、決して根拠のない直感ではないのかもしれない。
善悪で二分することよりも、誰が何のために何を流通させているのかを問う方が、ずっと実態に近いはずだ。
そして今日もどこかで、誰かが「問題を定義」している。
その解決策を誰が提示し、誰が「受け」に回るのかを見ていると——脚本の輪郭が、うっすら浮かんでくる気がしてならない。
