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いつか森に還る「夢の農園」に行った in 松山市

5月上旬の連休中、ふらっと原付で松山市の道後方面へ。そのまま溝辺へ走り、少し山に入ってみた。
(ライター㋶はときどき発作的にミニ冒険をやります)
ちょっと走ると以前見た風景に出くわす。
👇️秋と同じ道を走ってる。入り口のルートは違うけど。

2025年11月撮影

11月にはコウテイダリアがキレイに咲いていた農園に着いた。
今回は人が居る。というか賑やか。
竹林では家族連れがタケノコ掘ってるし、道路脇で談笑する人たちも。

園主と会えたので話を聞いてみた。
ファミリー農園石山(松山市下伊台町)は石山信幸さん(78)=松山市=が1996年に開いた貸し農園。

市街地から車で約20分、広さは約5000平方メートル。
元は使われてないみかん園だったのを石山さんが畑にして道を整備した。
井戸も掘ってトイレも設置。
今は6組が畑を借りて土いじりを楽しんでいる。
(借り手募集はしてないそう)

ニンニクなどの世話をする会員

「定年後の楽しみとしてつくったんです」
NTTを退職後、不動産などを自営するかたわら農園を整えた。
これはサクラ、これは松、ヒノキ・・・と案内してくれた。
元からあったかんきつ類も残しつつ、針葉樹や広葉樹など、畑のそばに植えてきたそう。

ビワ、柿、ムベ(アケビの一種)などは「鳥が(フンとして)運んで勝手に生えたんよ」。

鳥が運んだビワ
勝手に生えた木

隣の敷地から竹もやってきた。
「車の転落防止になるかと思ったんだけどね」
道沿いに竹林を整えてみたが、油断するとどんどん増える。
「自然ってすごいよね」

ちなみに園内の木になった果実やタケノコは会員が取り放題。
「借り手さんへの特典ですよ」

久米地区で生まれ育った石山さん。
小学生のころ、同級生に農家が多く、父が電電公社(現NTT)だった石山さんとは「運動会の時のお弁当とか違うんよ」と振り返る。ミカンを周囲に配る農家の姿が印象に残ってるという。
農業へのあこがれが、退職前の農地購入につながった。

㋶も少し気持ち分かります。コメは親戚から貰うとか、ミカンは買ったことがないとか、友だちの話がうらやましかったですもんね。

山草には20代から興味があり、愛好会にも所属。
農園には約50種を植えている。

クマガイソウ
斜面にひょっこりフキが生えていました

バーベキューの設備も。
子どもたちが帰郷したり、元同僚や仕事関係者がやってきては楽しむスペース。
農園に使った資材などは、知人から無料や安価で譲ってもらい、コツコツと整備してきた。

養蜂箱も設置されていた。
ホラ、と石山さんが見せてくれようとしたが、ハチは出てこず安心。

広い農園を案内してもらう間、愛犬スカイ(オス)がずっと先導してくれる。

奥さまを6年前に亡くし、お子さん4人も自立し、今はスカイが相棒。

孫が生まれるたびにサクラに名札をつけて祝ってきた。
孫は10人。
いまでは春になると、一面のサクラを見に市外からも訪れる人がいる隠れ名所になった。

石山さん提供

6月にはアジサイ。150種あり、県内の名所より「種類は多いんじゃないかな」とニヤリ。サクラ同様、見物客も時折訪れる。秋にはモミジもキレイという。

石山さん提供

もし農園の世話をできなくなったら「森に還るよう、してきたつもり」。
憧れだった畑、好きな山草。自分が育てた農園を愛犬と巡る日々もいつかは終わりが来る。
だからさまざまな木を植え、鳥が運んだ木も大切にしてきた。

デブで山歩きが苦手な㋶は休憩スペースでひと息。雑談に花が咲く。
倉庫を改造した建物も快適。
「泊まれるけど家には帰ってるよ」

いつでも遊びにおいで、と見送られつつ帰路に。
ちょっとガタつく道を原付で走りながら考えた。
㋶にはマネできない。けどカッコイイな、と。

以上です。

農園の面積など間違いがあり一部修正しました。11:50


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