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松山?それとも?? アリーナはどこへ【ミンナのデータ】アンケート結果より

愛媛の新しいアリーナは、どこにできると思いますか?
というアンケートを2025年9月19〜28日、LINEを通じてしました。482票の回答をいただきました。ありがとうございました。

質問は▽松山市▽松前町▽今治市▽砥部町▽その他――からの選択方式。
#ヒキダシ事務局もなかなか面白いアンケートしますよね💦
同僚Hはこれでnoteを書けと無言の圧力を掛けてきました。

回答が一番少なかったのは「砥部町」1.2%。
バスケットB2リーグの愛媛オレンジバイキンス(バイクス)が拠点となる新アリーナが完成するまでの間、暫定拠点として同町の県総合運動公園体を使いたいと県に要請した、という報道がすでに出ています。
なので情勢的に砥部町は確率が低そう、というのは皆さんご存知なのかな、と思いました。

続いて「その他」2.9%
ほかの自治体にアリーナが建つことはない、とは言えないものの、サイボウスの青野慶久社長がインタビューで挙げた自治体だろう、というのが皆さんの予想なのでしょう。

「今治市」は3.5%
ライター㋶は個人的にここじゃないかと思ってます(根拠ゼロ、取材ゼロ、会社の見解ではありません)。皆さんの予想では低めですねぇ。

さて、残る松山市松前町の一騎打ちとなったアンケート結果。
ダブルスコアで…⬇️のリンクでご確認くださいませ。

「アリーナ問題」とも言われる松山市の新アリーナ計画。
なんだかヤヤコシソウ。
なのでライター㋶が自分の頭の整理のために時系列でまとめてみます。
ちょくちょくコメント(個人の感想。会社とは一切関係ありません)をはさみますが、松山市役所のサイトやメディア報道(リンク切れや有料記事も含む)をもとに、公表済みの話を並べてみます。
㋶は記者ではないので取材はしていません。
これまでの流れを振り返りです。長文です。


予備知識!
行政のまちづくりの進め方として
基本構想→基本計画→実施計画
と進む手法が定番です。(法的根拠はない)
進むにつれて具体的な計画になっていきます。
初手は基本構想なのですが支出(人件費込み)も、多くの人による手間と時間がかかります。

JR松山駅の利用はまず、市民会館移転(ホール)で話が進んでいきます。


松山駅周辺笑顔あふれるまちづくり推進協議会

野志克仁・松山市長の初当選が2010年。
この協議会は2012年スタート、19年まで7回開催。
曲田清維・愛媛大学名誉教授(会長)ら学識経験者や地権者、地元代表、愛媛県、県警など委員19人。松山市からは副市長らが参加されています。
情報共有、連携・調整により地区全体のまちづくり方針について合意形成を図る場として設置されました。
何を建てるかより地域インフラや交通寄りの協議がメインですが、まちづくりガイドラインの案を作り、市が17年に策定しています。

松山駅周辺拠点地区まちづくりガイドライン(以下、「ガイドライン」と いう)は、松山駅周辺拠点地区での良好なまちづくりを推進していくため、 松山駅周辺笑顔あふれるまちづくり推進協議会や住民等による勉強会で合 意形成が図られたルール(指針)です。
(中略)
このガイドラインを参考に今後建物の建築や土地利用について取り組んで いくことになります。

2017年 松山駅周辺拠点地区 まちづくりガイドライン

松山市が取得する車両基地跡地は、「だんだん つながる いいよかん・松山らしさのすべてはココから!」をキャッチコピーに、基本理念を「まつやま情報文化交流拠点」とした「ホール」と「広場」を核とする複合施設を整備します。

同上
会社の見解とは無関係です

松山市はガイドラインを「ルール」と定め、施設はホールと明記されています。
でも今は車両基地跡利用はホールではなくアリーナで話が進んでいる。
法や条例ではないにせよ、自らつくったルールを市は守ってない、という見方もできてしまう❓️


JR松山駅周辺まちづくりシンポジウム

2012年から15年まで計4回開いています。市長はすべて出席されています。
毎回パネリストやコーディネーターとして5~6人が登壇。
第3回(14年)には俳人・夏井いつきさんが登場、「松山らしさという切り口で松山駅をどう考えるかというと、松山駅を下りた瞬間に『俳都だ、俳句の都だ』と思って」もらえるものを、と語っています。

同じく第3回シンポの野志市長の発言。

どうやってまちづくりをやっていくのだと。絶対失敗は許されないと私は思っています。そういう中で昔の行政のやり方と今からのやり方とはおのずと違うと思うのです。行政が押し付けをしてまちづくりをするようなそんな時代ではない(中略)
大枚はたいてどんどん箱ものをつくっていくような時代ではないです。たとえば何かつくったならば最初に建設費が要って、行政がつくったら『もうやめました』ということできないですよね。維持管理をずっとしないといけない。建てる時にもの凄く考えなくちゃいけないと思っています。

会社の見解とは無関係です

11年前の野志市長に激しく同意です。
でもアリーナ計画が浮上し、市民会館は松山駅から外されて代替施設が検討されつつある。
意地悪い見方をすれば「大枚はたいてどんどん箱物を作っていくような時代」って今なの❓️


松山駅周辺まちづくり審議会

2012年から15年まで計7回開催。
柏谷増男・愛媛大学名誉教授(審議会長)ら学識経験者や松山市商工会議所の課長さんら14人が委員を務めている。
条例に基づく市長の諮問機関。全体構想など審議する場。
ホールをつくることを「案」として答申しています。
その案がほぼそのまま市の基本構想になっています。
案の基本方針の第1項目は「駅前立地を活かし、松山の情報文化を体験できる」。具体的には⏬️

音楽、美術、文学、演劇、舞踊など、文化芸術の活動が さかんな松山市のさらなる活性化と観光推進に繋がっていくよう、鑑賞・学習、参加・体験、創造、発表など、様々な角度から多くの人々が文化を体験し、新たな文 化の創造・発信ができる拠点をめざします。

松山駅周辺地区 車両基地跡地利用に関する基本構想案
平成26年4月 松山駅周辺まちづくり審議会
会社の見解とは無関係です

スポーツやアリーナについては言及ありません。
基本構想をつくることは法的根拠がない、と書きましたが、条例に基づき市がつくったこの審議会が基本構想案をつくってます。
法的拘束力はないでしょうが、普通に考えれば・・・

✨️学校でクラスの決まりごとをつくることになった。
✨️代表者を選んで話し合おう、とルールをつくった。
✨️そのルール通りに代表者で話し合って決まりごとの案が出た。
✨️クラスはその案をOKした。
❌️だけど、決まったことと違うことを級長が言い出した。

という構図に見えてしまいます。


松山駅周辺地区車両基地跡地利用に関する基本構想

2015年5月、松山市が策定。まちづくり審議会がつくった案が構想になりました。ホールや広場が中核施設。
「利用者である市民の声や専門家の意見を反映した施設の管理・運営の実現」を目指すとあります。

ホール
ホールは「文化創造」、「活動支援」の核となることから、次の2つの役割が求められます。
今後、市民参画のもと市民がしたいことを表現でき、わくわくする刺激を受ける「松山らしい」ホールの実現をめざします。

会社の見解とは無関係です

3年がかりでシンポなどを開いて構想がつくられてます。
が、この後しばらく(表面上?)動きがありません。


ここから目まぐるしいです。
JR松山駅前に市民会館を移す話だったのがアリーナの話が出てきます。

愛媛経済同友会、JR松山駅前にアリーナ整備を提言

構想策定から約9年後の2024年4月、経済団体の愛媛経済同友会スポーツ振興委員会が提言しました。

ホールや広場をアリーナに置き換えても、松山市が想定している機能を損ない、整備の目的を逸脱するとは考えられない。

スポーツ振興による地域経済の活性化 アリーナ(多目的屋内施設)整備の提言

「中小規模の専門ホールを」演劇鑑賞団体、市に要望

芸術団体が同年6月14日 、シアター(劇場)とコンサートホールを分けて、中・小規模の専門性の高いホールを建設することを求めました。


基本計画策定の委託先を決定

6月18日、市がプロポーザル(企画競争入札)の結果、日本経済研究所(東京)など(JV=共同事業体)への委託契約を決定しました。
同年7月5日締結。2800万円。
仕様書の条件は劇場型ホール(2000席程度)と多目的ホール(800席程度)、 子ども関連施設を確保することを想定しています。

会社の見解とは無関係です

この時点で市の正式な動きには、アリーナは入ってないんです🙀
市民会館の移転という基本構想をまだ踏まえているように見えます。
現在の市民会館定員は大ホール1845人、中ホール605人。
能舞台がある小ホール(200人)を除き、大・中ホールを一回り大きくした仕様でのプロポーザルだったようです。

日本経済研究所とJV(共同体)を組んだのは株式会社シアターワークショップ(東京)。この会社は劇場の専門家。四国中央市のしこちゅ~ホールを手掛けていますが、スポーツアリーナは実績紹介では見つけられませんでした。

委託を受けたJVは「ホール」でプロポーザルを通過し、「アリーナ」の基本計画をつくったことになります。
そもそもプロポーザルの条件やゴールポストが動きまくってる。

条件が大幅に変わったら、プロポーザルってやり直しなのでは?
橋を作るよ❗️って落札したら、ビル建てる仕事に変わってた、みたいなものでは❓️
プロポーザルに参加したかったって思った、スポーツアリーナに詳しい企業だってあったかもしれないし。


バイクス、8年計画でBプレミア参入目指す構想

2024年9月6日、バイクスが、2032~33年シーズンに、B1に替わる最上位リーグ「B.プレミア」(2026年開幕)参入を目指す将来構想を発表しました。
Bプレミアは5000人規模のアリーナなどが参入条件。
アリーナが28年に完成していることを想定している構想です。

会社の見解とは無関係です

結果的にこのシーズン(24~25年)5勝しかできず、B2最多タイの30連敗したバイクス。
この前シーズン(23~24年)も西地区最下位でしたが、開幕前に初めてB.プレミアに言及しました。

従来型の5000人収容規模のアリーナ:100-230億円程度、30か月(39か月)

ローコストアリーナ - Wikipedia

計画を含めてマッハでつくって39カ月は想定すべきでしょう。
それで計算するとバイクスの構想発表から最速でアリーナ完成は2027年12月初旬。
確かに28年には間に合うものの…観客動員も経営も何もかもメチャクチャうまくいったらって構想、という印象です。

というのも。
23~24年シーズンの1試合平均観客動員は1200.5人。B1・B2で最下位。
B3の香川、徳島に負けている状況で、新リーグ「B.LEAGUE ONE」(B2相当)の参入基準1500人にも届いてない状況でした。
頑張らないとB.ONEに行けないかも、というチームがプレミア❗
経済同友会の提言に歩調を合わせたのでしょうか。

24~25年シーズンは1614.7人でB.ONE条件クリア。伸びはスゴイ😃
それでもB3香川に負けているしB1・B2で最下位。

世界2位のバスケリーグを目指すB.プレミアは、当初緩やかにチーム数を増やす予定だった(初年18チーム上限)のが、今では開幕時26チームになってます。
エクスパンションリーグ(加入OK、成績による昇降格なし)として、将来的なチーム数の上限は現在示されていませんが、NBAがアメリカ・カナダ合わせて30チーム。B.プレミアのチーム数がNBAを大幅に超えることは、経済規模や選手のレベルを考えてもかなり難しいと思います。

日本の人口1.2億に対して米カナダ計3.8億人(24年)。
昇降格なしのメジャーリーグ(野球)30チームに対して日本プロ野球12チームというのは納得の比率。
BリーグはこれまでJリーグ方式だった(入れ替えアリ)のでうまくチーム数を増やした面もあったのではないかと思います。

J同様、地方創生を掲げているとはいえB.プレミア参入の残り枠は多くないのでは❓️
創設期の参入に間に合わないと、かなり厳しい道のりになる気がします。
(NBAでもシアトルとかラスベガスとか何年も噂に上がってますが、新チーム参入は実現してません)


野志市長、5000人規模のアリーナ整備を発表

経済団体の提言を受けて約5カ月後の2024年9月26日、野志市長が方針を発表しました。
100席程度の小規模ホール併設すると発言(愛媛経済同友会の提言の図面にはなかった)。
基本構想策定から約10年後、基本計画作成委託から約2カ月後の発表。

会社の見解とは無関係です

ここから大騒ぎになった印象です。
市民会館の大・中ホールの後継が5000席のアリーナで「大は小を兼ねる」方式❓️
小ホールの後継が100席のホール、と捉えれば、辛うじて基本構想の残り香と言えるでしょうか。
アリーナ発表で市民会館の松山駅移転と基本構想もこの時、事実上ご破算わさん❓️

これを報じる愛媛新聞にバイクス社長のコメントが載っていました。

 バイクス運営会社の北野順哉社長は取材に「(市の方針発表が)予想外に早い展開で驚いた」

JR松山駅周辺アリーナ計画 実現ならバイクス「Bプレミア」参入へ道筋
愛媛新聞ONLINE

プロスポーツチームと、施設を持つ地元自治体が密接に協力しなければ札幌ドームの例を引くまでもなく、うまくいくわけないのですが…㋶はこれを読んだ時「大丈夫か~💦」と思いました。


JR松山駅の線路高架化完成、新駅舎開業

2024年9月29日に新松山駅が稼働しました。


広域交流拠点施設検討会 初会合

松山市車両基地跡地広域交流拠点施設整備検討会が2024年11月25日、初会合。松村暢彦・愛媛大学社会共創学部長や市商工会議所所の髙橋祐二会頭ら10人が委員を務め、オブザーバーに愛媛経済同友会の山口普代表幹事ら4人。
答申機能こそないようですが、基本計画に関しても協議する会。
基本構想をつくる時の「松山駅周辺まちづくり審議会」は条例による組織でしたが、こちは要綱
基本構想では「まつやま情報文化交流拠点」だったのが「広域交流拠点」に変わっています。
2025年6月30日までに5回開かれています。

⇒各委員からの主なご意見・ご助言
・5000 席規模以上のアリーナを作って欲しい。

第2回松山市車両基地跡地広域交流拠点施設整備検討会

市民会館代替施設で芸術団体が要望書

2025年3月10日、アリーナとは別に市民会館に代わる施設の検討委員会を立ち上げることなどを市へ要望しました。


アリーナから100席ホール切り離し 検討会

2025年3月17日、市が提示し、広域交流拠点施設検討会が確認。
基本構想や、基本計画策定作業を委託した企業にプロポーザルで示した「ホール」は、JR松山駅から消えました。


周辺施設整備等アドバイザリー業務を委託

2025年6月13日、日本総合研究所・安井建築設計事務所共同体を選定しました。
JR松山駅東口も含めたエリア全体の賑い創出へ民間開発を促し、サウンディング(聞き取り)調査などを実施します。2年間で1億1400万円。

他計画との整合性
本業務の実施にあたっては、本市の各種計画との整合性を図ること。
(中略)
・第7次松山市総合計画(令和7年3月)
・松山市景観計画(平成30年4月)
・松山市都市計画マスタープラン(平成23年3月)
・松山市車両基地跡地広域交流拠点施設基本計画(案)
※基本計画策定後は、基本計画を参照すること。
・その他関連する計画

松山駅周辺施設整備等アドバイザリー業務委託(債務負担行為) 仕様書
会社の見解とは無関係です

この時点でまだ基本計画ができていないのに、基本構想は整合すべき各種計画に見当たらない。
「(案)」時点でも基本構想より重要、ということでしょう。
基本計画が基本構想に沿ったものなら、より具体的な計画だけ参照すれば良いでしょうが、まるで別物なのに…と思いました。
「その他の関連する計画」に含まれる?


アリーナは市民会館の一部の役割を確保できる

6月24日、松山市議会で梶原時義市議の質問への市答弁です。

基本構想の中で掲げていた文化創造や賑わい交流、防災など5つの主要機能を備えていて基本構想を覆すものではない

松山市 交通拠点整備担当部長
会社の見解とは無関係です

このnoteは批判を目的に書いているものではありません。
何があったか時系列に追って、㋶が感じたことを書いているだけです。

でもこの答弁にはちょっと💦
それならアリーナじゃなく屋根付き広場で良い、という屁理屈も成り立ちません❓️
半屋外だって演奏会も句会も能などの演劇だって場合によってはできる。
(レベルの高いものが無理なのは当然ですが)
それでも「文化創造」も「賑い交流」も「防災」も基本構想から引き継いだ部分はあるって言い張れそう。

経済団体である愛媛経済同友会の提言が、ホールの代わりにアリーナをつくっても基本構想から「逸脱しない」とあるのは良いと思うんです。
民間からのひとつの意見、ひとつの考え方です。
でも、自治体が議会でそれを言ってしまうのは重みが違います。
ホールがアリーナに変わってて「覆すものではない」は厳しいのではないでしょうか。


サイボウズ青野氏がバイクスオーナーに

2025年6月26日、サイボウスの青野慶久社長が愛媛オレンジバイキングスの運営会社を子会社化して、会長に就任すると発表しました。


松山市車両基地跡地広域交流拠点施設 基本計画

松山市が2025年7月17日発表。
市長の方針発表から約10カ月後。基本計画が策定されました。

今後の主な検討事項
持続性のある施設運営を目指して、基本計画策定後、次の事項についてより詳細な検討及び調査を進めていきます。
(中略)
検討事項・検討内容
メインアリーナの適正規模 ・敷地与条件と需要を考慮した適正席数
5,000 席以上の規模での興行ニーズ
展示、商談系イベント等の需要
多様なプロスポーツ大会等の誘致可能性

松山市車両基地跡地広域交流拠点施設基本計画
会社の見解とは無関係です

素人目には基本構想とまったく別の話になっています。
基本構想決定から約10年経ってようやく基本計画が出てきたら、ホールでなくアリーナ・・・手品のように感じます。
けど市長のアリーナ案発表からだと1年弱で策定。
鉄道高架化などの工事を待つ必要はあったとはいえ、空白の10年(?)の間にできることはなかったのかな、と。
10年と1年弱。この差はなんでしょう❓️  誰か教えて❗️
米大統領が選挙で変わったような政策の激変。同じ野志市長なんですけど💦

さらに。
アリーナの適正規模や興行・イベントのニーズを今後調べるってことですが、これって基本構想か基本計画を作るときに必要な作業のはずです。
5000人では収益性が低いので規模を最大1万人に拡張した事例(岡山市)もあります。

アリーナにいくらかかるか、ということが他施設の事例(80~220億円)以外が書かれてないのも怖いです。
いくらを想定してるんだろう💦

資材高騰により、年々建設費はアップすることが予想される一方、市の人口は51.1 万人(2020年)から40年後(60年)には三分の二になる(33.8万人)と予想されています。(第7次松山市総合計画

基本計画をざっくり読んだ感じ、ランニングコストも将来の負担もよく分かりませんでした。
静岡市の基本計画だとアリーナで儲けて次世代に負担させない、という書き方をしています)

コンサートでも使うようですが、どういう音響にするかはこの計画では分かりませんでした。
新JR松山駅は騒音防止が以前より向上しているとはいえ、ディーゼル列車も現役。クラシックコンサートはできるんだろうか。

アリーナの肝になるバイクスのオーナーが変わって数週間。
ここで発表するということは、バイクスから「基本計画OK!」ってGOサインが出てると思うじゃないですか。
それが全然OKじゃなかったっていうのが次のお話。


アリーナ、松山にこだわらずと青野氏

サイボウスの青野慶久社長が8月4日、複数のメディアに答える。
松前町、今治市、砥部町の地名を例として挙げる。


知事「狭い」 市長「8000席いける」

8月7日と29日の会見で応酬がありました。


松山市文化施設の在り方検討会

9月9日、初会合。市民会館の閉館時期や代わりの施設のあり方などを協議する会です。委員とオブザーバーで計12人で構成されています。

会社の見解とは無関係です

基本構想へ「振り出しに戻る」のようです。

ただ、基本構想を引き継ぐのがこちらの代替施設だとするなら違和感があります。
6月24日の松山市の議会答弁通り、アリーナ擁する基本計画が基本構想を継いでいて、一部の役割を確保しているのなら、市民会館の機能をすべて代替する施設は「ダブり」と言われかねません。

アリーナが担ってるとされる役割以外を代替する施設(そんなことができるのかどうか分かりませんが)にするのでしょうか。

それとも新たな基本構想をつくるのでしょうか。

スポーツやイベントで賑わいをつくり出すアリーナと、文化拠点の市民会館を継ぐ施設。同じ構想を使い回すようなやり方は「まつやま情報文化交流拠点」(基本構想の基本理念)として良策とは思えません。

この辺がアリーナ問題を「ヤヤコシイ」と感じさせる一因ではないでしょうか。


松前町が大規模アリーナ計画へ アーバンスポーツパークと一体整備

9月18日、愛媛新聞社が報道。ここで松前町が表舞台に登場しました。
サイボウスの青野慶久社長がXで反応。


サイボウズ、松山市と包括連携協定を締結

9月24日締結式。
両者は2017年に「働き方改革先進都市まつやまの実現に向けた連携協定」を締結していました。
この締結は2021年3月末までだったので、自動更新じゃなければ、約4年半の空白期間を経ての再協定。バイクスと連携した地域の活性化や次世代の育成も協定に加わっています。

PR TIMESより引用

野志市長、アリーナは「最短で2029年度着工」

同日、オレンジバイキングスの決起パーティーの会場での発言。
「I Have a Dream」というマーティン・ルーサー・キングの言葉も引用して語られたようです。
サイボウスの青野慶久社長は同じ席で「アリーナの議論が始まったばかりだと認識」と発言しました。Xでも反応。

会社の見解とは無関係です

バイクスが約1年前に発表したB.プレミア参入構想は28年にアリーナが完成していたら、という前提でしたので、この時点で2032シーズンの参入は無理(松山市以外がマッハで作れば別ですが)ということですね。

差別や対立のない社会への夢を語った、キング牧師の有名な言葉の引用は、何か深い意図があるのか、「夢も持っています」というそのままの意味なのか、興味深いです。

それにしても。
自治体が「4年後に着工する」、スポーツチームが「全県(オール愛媛)で考えましょう。議論は始まったばかり」(意訳)って言ってる構図ってスゴイですよね。全国的に見てもなかなか無いのでは?
民間が「作って作って」、自治体が「どうしよう? やる?」ってパターンが多そうなのに。
それだけバイクス(サイボウズ)が自治体や税金に頼り切ってない、という点は好感が持てる一方、チームが本拠とするか決まってない施設の建設準備を自治体が進めているのは・・・💦


多目的アリーナ松前町長が構想発表

9月26日会見。
「フェーズ1」(第一段階)で2028年ごろのアーバンスポーツパーク完成を目指し、その後の「フェーズ2」でスポーツやコンサート、災害時の防災拠点などに活用できる民営の大規模多目的アリーナを検討する構想です。松山市のアリーナが実現すれば松前町は撤退の意向も表明。
青野氏の反応はこうでした。

会社の見解とは無関係です

重箱のスミですが、NHKの報道も青野氏も「3on3」(スリーオンスリー)という言葉をお使いです。正式な競技名は「3X3」(スリーエックススリー)です。東京五輪2020でもそうでした。
アーバンスポーツパークという松前町構想に合わせてストリートっぽさを出すために「3on3」という言葉を使ってるのでしょう。たぶん。
㋶もスリーエックススリーって言ったことないです。


以上、ほかにも情報はあったと思いますが、ざっと振り返ってみました。
さてアリーナはどこに、いつ、どんな規模で建つのでしょう。


このノートでは#ヒキダシに関わる人たちを紹介したり、コラムなどを掲載していきます。今回は番外編です。㋶


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