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yurinomemo
だれがあなたをゆるすのか
『できない自分を許してあげましょう』
いつかどこかで読んだ言葉。
それができるなら、こんなに辛くはない。
そうか、許していいのか。
あなたはどちらを心に浮かべるだろう?
許していいのか、と安堵したのち、でも、それができるならこんなに辛くはないと思ったわたしは、自分に厳しすぎるのだろうか。
ゆるしとは、自分以外の誰かから与えられるもので、自分で自分に与えるのは難しい。
できない家事を目の当たりにして、できない自分が嫌になる。
他のひとにできることが、どうしてわたしにはできないのか。
浮かんだ言葉に自分で傷つく。
できない自分を許せたら、ほんとうに楽になるのだろうか?
否。
許すのではなく、認める。
認めて、できないなりになんとか工夫を重ねていけば、いつかできるようになる。
───本当に?
できない自分を認めても、掃除ができない自分は変わらない。
だから、いま。
わたしの代わりに、ココロボが家中を走っている。
できないことを許してくれたのは、自分ではなく、それをなんの苦もなくできる夫だった。
(432字)
喜木凛さんの素敵な企画。
Day5は「ゆるし」です。
