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yomapipi
お布団のぬくもりがいとしいよる
ゆうべから急に冷えこんだ。
夏用の薄がけ羽毛布団に毛布+着る毛布を重ねがけしても、寒い。
あとから寝室へ上がってきた夫の手には、冬用の羽毛布団。
「さーむーい〜。お布団足りない〜」
小さく丸まってぼやいたわたしの上に、ばさりとかけられたのは、夫が使っていた夏がけの羽毛布団。
「明日カバー洗って片づけるから、今夜はそれかけて寝な」
鼻をくすぐる夫の匂い。
「あなたは?」
「これ使うから」
ちょっと置かせてと、ふかふかの冬がけをわたしの上へ。
あったかい〜。
「カバーは?」
「今からかける」
引き出しから出してきた布団カバーをベッドに広げると、夫は無常にもわたしの上から布団を剥いだ。
途端に体感温度が数度下がって、声を上げる。
「さむっ!」
4枚重ねの布団を引き寄せ、足を縮めて思う。
明日、わたしも冬がけに替えよう。
お布団のぬくもりがいとしい季節になりました。
(366字)
喜木凛さんのすてきな企画に参加します。
2日目の今日は「ぬくもり」です。
